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PALADIN「Ascension」レビュー&感想 ~速くて重いメタル好き必聴の名盤アルバム~

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今回はアメリカのテクニカルパワー/スラッシュメタル・バンドPALADIN(パラディン)の1stアルバム『Ascension』のレビューをしていきたい。

 

 

PALADINは悲しくなるほど全く売れていないが、近年デビューしたメタルバンドの中でも筆者が特に評価しているバンドで、以前こんな記事もアップしている。 

上の記事でもアルバムについて少し触れているとはいえ、バンド紹介の側面が強かったので改めて作品をレビューしたいなと思い再び筆を執った次第です。

 

 

 

PALADIN「Ascension」レビュー&感想

PALADIN「Ascension」収録曲

1. Awakening

2. Divine Providence

3. Carpe Diem.

4. Call of the Night

5. Black Omen

6. Fall From Grace

7. Bury The Light.

8. Shoot For The Sun

9. Vagrant

10. Dawn of Rebirth

11. Genesis

☆おすすめ曲 ⇒ 1/3/4/7/8/9/10/11

 

PALADIN「Ascension」総評

 

記事タイトルにもある通り、速くて重いメタルを好むなら琴線に触れること間違いなしの名盤になっていると思う。

 

当ブログでもいろいろな記事で絶賛しているけれど、客観的に判断してもクオリティは申し分ない気がする。何故もっと話題にならないのか不思議で仕方がない。

 

 

PALADINの音楽ジャンルはメディアによって扱いがバラバラだけど、パワーメタル&スラッシュメタルを軸に、濃度は異なるが「正統派ヘヴィメタルメロディックデスメタルの要素を融合させた」といった感じだろうか。

 

メタラーならこの説明でどんな音なのか概ね想像はつくと思うが、とりあえず細かいことはさておき、サウンドに勢いがあるのは間違いない。

 

疾走感が凄まじいため、体感スピードは実際のテンポより速く感じるほど。

 

若さから来る勢いもあるとは思うけれど、メタルに対する情熱みたいなものが曲からほとばしっていてとにかくアツい。

 

勢いだけでなくテクニカルなプレイも聴きどころ満載で耳の肥えたメタラーにも安心してすすめられる。

 

ボーカルもこの世代のバンドにしては歌唱力が高め。伸びやかなハイトーンも爽快感抜群でサウンド共に楽しめる要素の一つ。

 

サウンドが比較的正統派メタルでもお構いなしにグロウルを入れてくる所なんかも面白い。

 

個人的にはマイナス点を挙げる方が難しい作品だが、きっちり一つのジャンルにこだわりたいリスナーだと評価が別れるかもしれない。

 

 

PALADIN「Ascension」のサウンド

PALADINは元々メロデス系のサウンドで活動していたらしいが、本作はパワーメタルの要素が強い。

 

ボーカルの声質がパワーメタルと合っているため、音楽性を変化させたことは正解だと思う。良い意味でアメリカのバンドっぽくないなとは思った。

 

パワーメタルを主体にスラッシュ/メロデスからアグレッシブさを取り込み、正統派ヘヴィメタルの堅実さを兼ね備えた楽曲で構成されたアルバムになっている。

 

個人的に、パワーメタルは一本調子で退屈だと感じてしまう曲もあるが、PALADINはリフや構成のバリエーションが豊かで途中で聞き飽きるという事はないと思う。

 

「Shoot For The Sun」のようなキラーチューンも収録されているためアルバム全体としての満足度はかなり高い。

 

 

PALADIN「Ascension」レビュー&感想 まとめ

ということで、PALADINの1stアルバム「Ascension」をレビューしてきた。

 

大事なことなので再度言わせてもらうが、速くて重いメタルが聴きたいなら間違いない作品になっているのでぜひチェックしてみてほしい。

 

それではまた。

 

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