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"ロックごっこ"をしているアイドルがBABYMETALになれない理由

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当稿は偏見に満ち満ちた悪意ある内容になっているため、著しく気分を害する恐れがございます。アイドルに思い入れのある方ご退出願います。

↑イメージです、本文で言及するアイドルとは関係はございません

 

 

ロック系アイドルグループの台頭

 

ロックサウンドをコンセプトとするアイドルグループの台頭が後を絶たない。巷ではロック系アイドル」「ラウド系アイドル」などと呼ばれている。

 

 

突然だが、当ブログのメインコンテンツは音楽だ。

特に、ロックに関する話題を中心に扱っている。

 

「ロック」中心のブログにしたきっかけは、単純にロックが好きということ、筆者自身が元ロックバンドでギタリストの経験があるということからだ。いずれにせよ、「ロック」自体に強いこだわりを持っている。それゆえ、ことロックに関しては相当面倒くさい性格だ。

 

 

だからこそ、今回こんなテーマで記事を書いているわけだが、アイドルvsロックの話をしたいわけではない。どちらが優れているとかそんな事じゃないんだ。

 

まず大前提として、アイドルの楽曲がロックバンドより劣っていると思ったことはないし、アイドルの存在が憎らしいわけでもない。

 

 

私はむしろアイドルソングが好きな方だ。

 

たとえばAKBグループなどは普段から聴いているしお気に入りの曲もある。

ハロプロやジャニーズも然り。

 

限りなくアイドルに近いEXILEや三代目J SOUL BROTHERSにも"名曲"と感じる楽曲は多いし、それらをカラオケで歌うこともある。

 

 

だから「アイドルの曲はダメ」「ポップスだからダメ」といった単純な理由で優劣を判断することはない。良い曲はどんなジャンルであろうが良いと思える耳は持っていると自負している。

 

そんな人間ではあるが、ロックをコンセプトとしたサウンドを売りにするアイドルだけがどうしても好きになれないし物凄く腹が立つ。最近では地下アイドルにそういった傾向が目立つので本当にイライラしっぱなしである。

 

 

尤も、サウンド的には嫌いなジャンルではないため、BGMとして軽く聴く分には問題はない。しかし昨今のロックリスナーのように、いわゆる「ロック系アイドル」追いかけてまで聴く気にはなれないのだ。

 

 

ロック系アイドルが嫌いといっても、彼女たちに罪がないことは承知している。アイドルの楽曲コンセプトは事務所が決定している物なので、実際本人たちの意志とは関係なく「やらされている」ケースが大半だろう。それでも嫌なことに違いはないが。

 

 

だが、ロックサウンドであっても気にならないアイドルも何組か存在する。その中で最も著名だと思われるのが、タイトルにもある「BABYMETAL」だ。

 

 

というわけで、当稿では、筆者がなぜロック系アイドルを嫌うのか、彼女たちとBABYMETALとの違いはどこにあるのかを語っていきたいと思う。

 

 

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ロック系アイドルが嫌いな理由

どう?私たちロックでしょ?

 

ロック系アイドルの何が嫌いかと問われたら、これに尽きる。

 

「ロック」という存在に並々ならぬ思い入れのある筆者は、アイドルが、ロックサウンドをコンセプトとし、ロックアーティスト然とした佇まいをみせるたび、どうしても我慢できない。

 

 

そもそもアイドルソングは、その時々の流行を追うものであり、アイドルがロックサウンドに傾倒している理由は、時代性が大いに関係している。

 

一時に比べおさまっているが、現在の日本ではバンドブームが依然として続いている。アイドルがロックを取り入れて(音楽的にも精神性においても)活動することは自然な流れだろう。

 

そこまで理解できていてもなお、嫌なものは嫌なのだ。

 

 

アイドルのアーティスト化

 

アイドルの中には、自らが作詞して「自分の心情を等身大の言葉で唄にする」いわゆるパンク系アイドルも隆盛を極めているが、それのどこがパンクなのだろうか。

 

「等身大の言葉で唄にする」のがパンクなら、フォークシンガーのほとんどはパンクシンガーになってしまう。そうなると結局「音」の部分が、パンクかどうかを決める際の大きな指針になってはいないだろうか。

 

いずれにせよ、そうしたコンセプトのグループはどうにも薄っぺらく感じてしまう。最終的には「やらされている感」が見え透いてしまうのだ。

 

 

しかし巷では、パンク系アイドルに代表される、ロックを取り込んだアイドルが、アンダーグランドを中心に益々広がりを見せている。一部のアイドルに至っては、もはやロックのメインフィールドにまで進出する始末だ。

 

 

尤も「アイドルがロックアーティスト面してはいけない」などという決め事は音楽業界に存在しない。しかし、「ロック」では不可能なことも、「アイドル」なら可能になることはいくつもある。私はそれをわかってもらいたい。

 

アイドルというのは、本来もっと素晴らしくて輝ける職業のはず。

 

 

 

「バンド形態じゃなければロックをやる資格がない」とは思わないし、よく槍玉に挙げられる「アイドルは自分で曲を書かないからダメ」と言っているわけでもない。

 

作家に提供された曲であっても、歌やダンスで自分たちを立派に表現している素晴らしいアイドルだってたくさんいるじゃないか。

 

 

そもそも、アイドルは自分で曲(歌詞)を書く必要なんてない。

それは"アイドル"だから。

 

つまるところ、アイドルがアーティスト化する必要もない。 

 

 

何が言いたいのかというと、

 

「売れるための手段」として「ロック」という音楽形態を借りることは容認できる。

 

その上で、アイドルがロックアーティストのような顔をするのが気に入らないということだ。

 

アイドルが元々持っていたアイデンティティはどこへいった。

 

 

自らの心情を声高に主張せずとも、提供された楽曲を自分たちの色に染め上げファンを満足させることが出来る。それはアイドルという存在だからこそ可能なことだ。極めて希有な能力である。

 

一方、ロックを生業とするバンドマンが、いっさい曲を自作せず活動していたらどうなるか。きっと、多くのロックファンに叩かれるはずだ。

 

 

アイドルが"アイドル然"とした輝きを放っていれば、楽曲のクオリティなど関係なく、ある程度のレベルまでは売れていくだろう。いわゆる「顔(外見)だけで売れる」というやつだ。

 

外見のみが取り柄で、中身のないアイドルの曲が売れることに嫌悪感を抱くリスナーも多い。でもそれのどこが悪いんだ。顔や容姿だけで売れるのは大いに結構。それがアイドルという職業である。

 

 

アイドルとはそもそも「アイドル = 偶像」という本来の意味からもわかるように、崇拝される対象であって然るべき。崇拝されているからこそ、外見の魅力のみでファンがアクションを起こす(CDを購入する。コンサートに足を運ぶ)。それもアイドルのみに許された特権であり希有な能力と言えるだろう。

 

 

そんなこと通常のロックバンドには絶対に不可能だ。本当に顔(ビジュアル)のみで売れたバンドなんていないはず。仮に存在したとしてもそんな人気は長く続かない。

 

 

ここまで優れた特性をもつアイドルが、なぜわざわざロックにすり寄ってくるのか私は不思議でたまらない。自ら太陽になれる輝きを持ったアイドルが、退廃的な側面も持つ"ロック"を纏う必要はない。

 

アイドルとして生きていくと決めたのなら、アイドルの道で徹頭徹尾勝負してほしい(その多くが事務所の方針ということを理解した上での考えなので、悪いのは大人だというのは承知しているが)。

 

 

尤も、純粋なアイドル路線で勝負しろと言っても、アイドルの玉座には長らくAKBグループが座っていて、王道のリングで喧嘩をしても返り討ちに合うのは必至。

 

したがって、後発組は搦め手を使用しなければ、形勢逆転は狙えない。ロックな雰囲気を醸し出してロックリスナーを取り込むという戦略は間違っていないだろう。マーケティングとしては至極真っ当で、現状では大成功と言える。

 

 

実際、ロックサウンドに寄せたロック系アイドルの楽曲はどれも素晴らしいものばかり。

 

だからこそ、アイドル然とした立ち居振る舞いで、キラキラの輝きでファンを楽しませてほしいし、ロックとの棲み分けをきっちりやっていただきたい。

 

 

グロウルや、シャウトを駆使するアイドルもいるが、そんなことはイカついバンドマンのお兄さんに任せておけばいい。もちろんアイドルのみんなが頑張っているのは分かる。だが、彼女たちはそんなことしなくても十分輝けるはずだ。多くのリスナーから愛される資質を備えている。

 

 

 

「アイドル」という職業の人間は、ドラマや舞台で役者もやるし、バラエティタレントもこなすなど、エンターテイナーとして複数の顔を持っている。

 

その考え方でいけば「ロックアーティストの顔」があると思えなくもないが、筆者はロックのことになると異常な面倒くささを発揮するため素直に認められないのが辛いところでもある。

 

 

現在の日本にアイドルと呼ばれるグループがどれくらい存在するのか。

 

地下アイドルも含めれば、膨大な数に上るため窺い知れないが、「自分たちはアイドルなんだ」という自覚と誇りをもって活動してほしいと切に願う。

 

 

 

この項目の最後になるがひとつ言わせてほしい。

 

大きなお世話なのは百も承知だが、ロック系アイドルをチヤホヤするロックファンは早く目を覚ませ。

 

カッコいいメタル、ラウド系バンドなど世界中にゴロゴロしてるぞ。とにかく早く目を覚ませ。本物に目を向けろ。

  

 

 

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BABYMETALに嫌悪感を抱かない理由

「アイドル x ロック」といえばBABYMETALである。

 

ロック系アイドルに嫌悪感を示す筆者が、BABYMETALに対してはなぜそれを感じないのか、その理由を語っていきたい。概ねKAT-TUN

 

 

 

アイドルとロックが融合するというビジネスモデルは、BABYMETALの成功でアイドル界に多大なる影響を与えた。

 

 

当人たちは自分の存在をどう認識しているのか気になって少し調べてみた。

BABYMETAL(SU-METAL)自身は次のように語っている。

「“BABYMETALってアイドルですか、メタルですか?”と聞かれることが多い」と明かしながら

 

「でも、BABYMETALはどちらでもない、“BABYMETAL”だなーって思っている。私たちしかできないことをたくさんやって、“BABYMETAL”というオンリーワンのジャンルを作りたい」

 

引用元:

このように本人はBABYMETALのことを「アイドルでもメタルでもない」と考えているようだ。

 

 

 

では公式の見解はどうだろう。

 

BABYMETALの所属事務所であるアミューズは、彼女たちのことを「アーティスト」と捉えている。

参考サイト:

 

また、BABYMETALはバンドではなく「メタルダンスユニットと呼ばれることもある。

 

BABYMETAL公式サイトや、アミューズ公式でこの呼び名を確認することはできなかったが、広告記事などではBABYMETALの詳細を説明する際に使われている。

 

このことからも、BABYMETALに対する「メタルダンスユニット」という呼び名は公式も認めていると考えて問題ないだろう。

参考サイト:「アイドルとメタルの融合」ヘヴィメタル・ダンスユニットBABYMETALのCDの全貌が明らかに | BARKS

 

 

 

いずれにしても、ただの「アイドル」という括りではもはや語ることが出来ないBABYMETALだが、その佇まいはアイドルそのものだし、アイドル本来の輝かしい魅力に満ちている。

BABYMETAL - Road of Resistance - Live in Japan

 

神バンドの演奏がどれだけバキバキのメタルサウンドであろうとも、彼女たちの「アイドル」としての輝きは微塵も損なわれてはいない。そこにあるのはアイドルとしてのBABYMETALの姿だ。

 

SU-METALのボーカルスキルは卓越しており、「アイドル」と形容するには既存の価値観が通用しない。それでもなお、アイドルと呼べるのが彼女の魅力だ。まさにアイドルの枠を広げた存在と言えるだろう。

 

 

アイドルとは正反対なメタルという要素を取り込んでもなお、ここまでアイドル然としていられるBABYMETAL。それには、彼女たちがアイドルであり続けるための努力が必要だったはず。自分たちの魅せ方を熟知しているからこそなせる業ではないだろうか。と、同時にアイドルとしての誇りをもって常に活動しているに他ならない。

 

 

BABYMETALは「アイドル」としての自分たちを見失っていないのだ。

彼女たちに嫌悪感を抱かない理由はそこにある。

 

 

 

これと同じような例は男性アイドルにもある。

 

ジャニーズ事務所KAT-TUNというグループがいるが、彼らはの音楽性は一時期ロックに傾倒していた。松本孝弘(B`z)や氷室京介から楽曲提供を受けていたことからも、それは間違いないだろう。

 

 

KAT-TUNはハードなロックサウンドの楽曲をいくつも発表していたが、それに対し憤りは感じることはなかった。理由はBABYMETAL同様に、KAT-TUNアイドル然とした佇まいにある。あくまで自分たちはアイドルなんだと自覚して活動していた。

 

もちろん事務所の方針もあるだろうが、ジャニーズ事務所のタレントたちは、その辺りの分別ができており、本来の「アイドル」としてプロだと思う。

 

 

"ロックごっこ"をしているアイドルたちへ

ロックサウンドで活動をしているアイドルは、上述したBABYMETALのアイドル然とした佇まいを参考にするべきだ。

 

どこかのアイドルのように過激なことをやったって構わない。

 

だが、アイドルにはアイドルにしか出せない魅力があることも絶対に忘れないでほしい。

 

いくら「やさぐれ感」を出したところで、本物のパンクやハードコアバンドには到底かなわないのだから。アイドルとして「自分を魅せること」に全力を傾けてほしい。そしてファンに夢を与えてくれ。その上でロックを最大限利用するなら大歓迎だ。

 

 

ブームとしてのアイドル戦国時代は一旦落ちついているようにも見えるが、アイドル人気はまだまだ健在。その他大勢のアイドルの皆さま、どうか「アイドル」としての自覚、誇りをもって切磋琢磨してもらいたい。

 

 

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