特徴的なハスキーボイスを駆使し、独自の世界観を貫いている「Aimer (読み方:エメ)」。
筆者は、2013年リリースの「RE:I AM」に衝撃を受けた人間なのだが、あなたはAimerをどんなアーティストだと捉えているだろう。
ジャズやバラード、ポップス等々、幅広いジャンルの楽曲を自分色に染め上げる、圧倒的な歌唱力の持ち主。
そんなAimerであるが、筆者は「ロックボーカリスト」として彼女が好きだ。
愁いを感じさせるリリカルな声質でありながら、熱を帯びたパワフルさも兼ね備えている。
正直似たタイプのボーカリストは他にもいるけど「ロック」もサラッと歌いこなせるのは、Aimerも含めわずかではないだろうか。
ということで、Aimerの数ある名曲の中から「ロック」にこだわった楽曲をいくつか紹介していこう。
Aimer(エメ)のロックなおすすめ名曲
RE:I AM / Aimer
OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 6「宇宙と地球と」主題歌
冒頭でも挙げたこの曲は、個人的な思い入れも強いが「ロック」なAimerを語る上でやはり外せない。
澤野弘之とのコラボ曲は、いずれも「静と動」を巧みに表現したロックのダイナミズムに溢れている。
ちなみに楽曲提供した澤野弘之は、Aimerへの"感謝"の意を表す形で、「Aimer」のアナグラム(言葉の並べ替え)から「RE:I AM」と名付けた。
『RE:I AM』収録アルバム
StarRingChild / Aimer
OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 7「虹の彼方に」 主題歌
続いても「澤野弘之」提供による、「RE:I AM」に勝るとも劣らないスケールの大きさを感じさせる一曲。サウンドコンセプトも両者は似ているのだが「StarRingChild」の方がヘヴィなテイストは強い。
サビで聴ける、Aimerの歌声とハードなサウンドの融合は鳥肌ものだけど、その後にくるゴリゴリのリフも印象的で好きなポイント。個人的に、サビが二つあるような得した気分になれる曲。
『StarRingChild』収録アルバム
insane dream / Aimer
ONE OK ROCKの「Taka(Vo)」が作詞作曲&プロデュース&コーラスで参加したなんとも豪華な一曲。
聴いていただければ分かると思うが、「35xxxv」「Ambitions」辺りの「ワンオク」感が色濃く出ている。
Aimer自身「”ワンオク”らしさを失くさないように」とレコーディングに臨んでおり、彼女の目論みは見事に成功したと言えよう。
Aimerの数ある楽曲の中でも、滅多にない「バンドサウンド」に特化したオルタナティブな作風になっている。
『insane dream』収録アルバム
SPARK-AGAIN / Aimer
TVアニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』オープニングテーマ
「insane dream」同様、バンドサウンドを前面に打ち出した楽曲。
過剰なまでに「ギターロック」な仕上がりで、Aimerの新たな一面が垣間見れる。
初めて聴いた際は、ここまで「速い」曲をAimerが歌っている事に衝撃が走った。
『SPARK-AGAIN』収録アルバム
STAND-ALONE / Aimer
日本テレビ系ドラマ『あなたの番です』第1章主題歌
鍵盤がフィーチャーされるなど、トレンドを感じさせながらも、全体を貫くサウンドは一貫してハード。
ピンポイントで放り込んでくるスラップベース、手数の多いテクニカルなドラミングが聴きどころ。
「SPARK-AGAIN」には劣るものの、スピード感に溢れた楽曲で否応なしにテンションが上がるだろう。
『STAND-ALONE』収録アルバム
LAST STARDUST / Aimer
TVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』挿入歌
「LAST STARDUST」は、Aimerの全楽曲の中で最も聴いている曲だと思う。
とにかく名曲なので知らない方はぜひチェックしてみてほしい。
- 情感を煽るエモーショナルなイントロのギターフレーズ
- 徐々に熱を帯びる、Aimerのパワフルなボーカル
- シンプルながらインパクトのあるサビ直前のアレンジ
- 悶絶必至のサビメロ
上記以外にも感動ポイントを畳み掛けてくる。
もう何百回聴いているか分からないけど、
最後のStardust 舞いあがれ Dust to Dust, Ash to Ash 彼方へ 願いの破片よ 永遠へ
この部分で毎回鳥肌が立ってしまう。
『LAST STARDUST』収録アルバム
Aimer(エメ)のロックなおすすめ名曲 のまとめ
ということで、ロックなAimerが堪能できる"おすすめ曲"を紹介してきた。
どんなサウンドと対峙しても、凛とした存在感を放つ稀代のボーカリスト「Aimer」。
今回挙げた楽曲以外にも名曲揃いなのでぜひ聴いてみてほしい。
それではまた。
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