【保存版】新しい音楽の探し方11選【マイナーバンドの探し方】【好きなジャンル】
2020年現在。ネットはめざましい発展を遂げ、様々な情報へ簡単にアクセスできるようになった。
ひと昔前に比べれば、格段に便利になった世の中だが、あまりにも膨大な情報量のおかげで、いわゆる「情報過多」という弊害も生んでいる。
それは「音楽」の情報も例外ではない。たとえば、自分の好きなジャンルのアーティストを探す場合、情報が多すぎるとかえって探しづらくなってしまう。
音楽好きのあなたなら、以下のような質問をされたことはないだろうか。
「新しい音楽ってどうやって探してるの?」
筆者は、洋邦問わず、どマイナーな物から超メジャーまで幅広く音楽を聴くため、上の質問をよくされる。その時々の気分やジャンルによって探し方も異なるので、答えるたびに内容が変わるのだが、それらを「備忘録」として一度まとめてみようと思っていた。
自分にとっては当たり前の探し方でも、誰かにとっては新しい発見になるかもしれない。当稿があなたのお役に立てれば幸いである。
新しい音楽の探し方
Youtubeの関連動画で新しい音楽を探す
・関連動画
・自動再生
YouTubeで新しい音楽を探すリスナーは多いと思う。私も結局YouTubeを使って新しい音楽と出会うことが一番多いかもしれない。
その存在はもとより機能について今更解説するのもどうかと思ったが、当ブログをきっかけに、今日初めてYouTubeに触れるユーザーがいるかもしれない。ということで一応簡単に説明していく。
YouTubeは世界中の音楽を簡単に聴くことができる、まさに夢のようなサイト。いくつかある機能の中でも「関連動画」はかなりお世話になっている。基本的に、自身の視聴履歴に基づいて表示される仕組みになっているため、関連動画を掘り続けていけば、どんどんディープなアーティストまで辿り着くことが出来る。それこそ、メディアが取り上げないようなマニアックなアーティストとの出会いはYouTubeなくしてありえない。
また、YouTubeには「自動再生」機能がデフォルトでONになっているため、放っておいても次々と関連動画を再生し続けてくれる。個人的には「関連動画」のリストから自分で選びたい人間なので自動再生はあまり活用していないが、何か作業をしていても勝手に曲を流してくれるので非常にありがたい機能だと言える。
関連アーティストを教えてくれるサイトで新しい音楽を探す
こちらは数年前すこし話題になったのでご存知の方もいるかもしれない。
「Musicroamer」は新しい音楽を求めるリスナーにとって非常に心強いサイトだ。他にはない独創的なサービスであり、適当に触っているだけでも楽しいので未体験の方はぜひ利用してみてほしい。もちろん「無料」です。
1.サイトにアクセスする
⇒「Musicroamer」
2.好きなアーティスト名を検索窓に入力
(日本語検索には対応していない。たとえば「あいみょん」なら「aimyon」とローマ字入力してください)
すると、以下のようにわかりやすく図にして表示してくれる。
3.さらに掘り下げることができる
ここで終わりではなく、表示された関連アーティストからさらに深く掘り下げることも可能。
たとえば、左上の「Novelbright」をクリックする。
すると、以下のようなメニューが表示されるので
「More Similiar Artist」をクリックすることで「Novelbright」の関連アーティストをさらに表示してくれる。
この「深堀り機能」(勝手に命名)の回数に限界があるのかは不明。
ちなみに、同様の作業を20回繰り返した結果が以下である。
20回ほど繰り返せばこれだけの数のアーティストが表示される。
これだけ選択肢があれば、好き嫌いは別にしても、知らなかったアーティストに出会える可能性は高いはずだ。簡単なシステムの割に優れた機能だと思うがいかがだろう。
4.曲も聴けてしまう
「Musicroamer」のおすすめポイントは関連アーティストの表示だけではない。
Spotifyと連動しており、気になるアーティストを選ぶことで楽曲をリスト表示し試聴することが可能。
もう至れり尽くせりである。
何となく触っていてもあっという間に時間が過ぎていくため暇つぶしにもおススメ。
ちなみに「洋楽アーティスト」にも対応しているのでご安心を。
ライブ/フェス/イベントで新しい音楽を探す
これは「探す」というか「好きになる」といった表現が正しいかも。
フェスでも対バンライブでも何でもいいのだが、まったく気にしていなかったバンドが思いのほかカッコよくて好きになってしまったという経験は意外と多い。特にフェスは出演アーティストが多いため、ワンマンではおそらく観ないようなアーティストを積極的に観てみるのもおすすめ。
ネットメディアで新しい音楽を探す
ネット上のいわゆる「音楽媒体」で探す方法。
ジャンルによって参考にするメディアが様々なので「このサイトがいい!」というのは一概に言えないが、幅広いジャンルの情報が得られる「TOWER RECORD」「HMV」などショップのサイトをのぞくことが多い。新譜情報に加え、トレンドもおさえることが出来るので重宝している。あと新作情報を得られる便利なサイトは「CD Journal」あたりだろうか。
メタルミュージックの情報は「BURRN!ONLINE」「100%Metal」をよく見ている。
新しい音楽を誰かに紹介してもらう
友人/恋人/会社の同僚などなど、直接人から教わるという方法。
自分と似たような嗜好の人に教わるのは楽しいが、異なる趣味の人からアーティストを紹介してもらうことが実は重要。まず、特定のジャンルばかり聴いていると、音楽に対する感動が薄れてしまう。様々なジャンルを聴くことで、新しい扉が開く可能性があり、単純に耳も肥えてくる。音楽を正当に評価できる耳があれば、今まで散々聴いてきた音楽の「良い部分」に改めて気付けるかもしれない。その結果、音楽に対する感動を取り戻せるし、より深い部分で音楽と繋がれる。
個人ブログで新しい音楽を探す
なぜ「個人ブログ」なのかというと、大手メディアが取り上げないマニアックな音楽を紹介することが多いからだ。特にジャンルを絞ってレビューしているブログが良いだろう。
もちろん例外は多数あるが、たとえば「邦ロック専門ブログ」だと扱うジャンルが広すぎて、情報の中身はどうしても薄くなる。また、個人ブログでも比較的著名なものは、(PV数を稼ぐため)当たり障りないネタを扱う傾向にあるため、「新しい音楽を探す」という意味で、参考にならない場合もある。もちろんこれにも例外はあるので、まずはお気に入りのブログを一つか二つ見つけ、じっくり読ん込んでみるのもいい。
そう考えると、「新作レビュー」や「アーティスト紹介」が少ない当ブログは「新しい音楽を探す」には適していない。 面倒くさい性格の男がグチグチ語っている記事がほとんどだ。
自分で書いていて悲しくなってくるが、検索流入でよく読まれている人気記事を紹介させていただこう。(さりげなく宣伝)
「Shazam」を使って新しい音楽を探す
「Shazam」は数年前サカナクションの山口一郎など、著名人も勧めていたので、音楽好きなら常識かもしれないが定番ということで一応選んでみた。
機能を簡単に説明しよう。
「Shazam」を起動させて音楽を聴かせると、自動で「曲名」と「アーティスト名」を表示してくれる。一昔前の漫画に出てきそうな便利過ぎるアプリである。
たとえば、お店で流れている曲がわからなくても「Shazam」が特定してくれるのだ。
その他、特筆すべき機能は「自動Shazam(Auto Shazam)」。
このオート機能をONにし、バックグラウンドでアプリを起動し続けることで、「音楽」を勝手に認識しリスト化してくれる。フェス会場や街中など、音楽が沢山流れるシチュエーションなら効果を最大限発揮できる。
Spotify「Discover Weekly」で新しい音楽を探す
これも今更感があるが、知らない人がいるといけないので選んでみた。
Spotifyには「Discover Weekly」という自動で作られるプレイリストがあり、その生成は三つの特徴に基づいている。
・自分がいつも聴いている曲
・自分が好きで聴いている曲、仮にその曲を「A」としよう。「A」を聴いている自分以外のユーザーが聴く曲の中で、自分が未聴の曲
・自分が好きそうな曲
以上3点の特徴から、Spotifyが自動で分析し、毎週月曜日に新しい楽曲を30曲選んでリスト化してくれるのだ。
選曲の仕組みが少し複雑かもしれないけど、早い話が「おまえが好きそうな未聴曲を30曲選んでみたぞ」といった内容のリスト。表示される30曲は、曲ごとに「好き」「嫌い」を選ぶことが出来、次の更新時には、それも加味されて新しいリストが作成される。頭良すぎ。
Apple Music「For You」で新しい音楽を探す
これもSpotify「Discover Weekly」同様の理由で選んでみた。
「Discover Weekly」のようにおすすめの楽曲を表示してくれるシステムだが、メカニズムとしては単純。
自分の好きなアーティスト/楽曲/ジャンルを選択すると文字通り「あなたのため(For You)」だけの音楽を紹介してくれる。Spotify同様、楽曲ごとに「好き」「嫌い」を選ぶことが出来るので、選曲の精度はやる度に上がっていく。
Yahoo知恵袋で新しい音楽を探す
その都度質問しなければならないので面倒ではあるが、筆者は比較的利用している方法だ。
的確な回答を得るコツは、ジャンルだけでなく好きなアーティストや曲を5、6個質問欄に記載しておくこと。そうすれば回答者もイメージがしやすくなり、希望の回答に近づく可能性が高くなる。個人的に、概ね満足のいく回答が得られているものの、知恵袋は少しアレな人も多いので、とんでもない回答をもらうこともたまにきず。
あと、異常な上から目線もちらほら。マニアックな洋楽カテにいくほど、その傾向は強まり、さも当たり前のようにタメ口で回答する輩には腸が煮えくり返る。「俺はおまえのツレでもなんでもねーぞ」と思いながら、「好きな音楽のため」だと自らをなだめ我慢することもある。
デメリットも挙げたが、ほとんどは善良なユーザーなので気軽に利用してみてほしい。
SNSで新しい音楽を探す
これこそ今更感が漂うが一応。
Twitter/Instagram/Facebookなど、何でもいいけれど、趣味の似ている人や好きなアーティストをフォローして、どんどん音楽の幅を広げていく方法。フォロアーの紹介している音楽に感銘を受けることも少なくないので、ネットでの繋がりに抵抗がなければ積極的に利用していこう。
新しい音楽の探し方11選
というわけで、新しい音楽に出会うための方法をいくつか紹介してきた。
ひとつでも参考になっていれば幸いだ。
心から「好き!」と思える音楽に出会うには、いずれも回数を重ねる必要がある。ただ、たとえ琴線に触れなかったとしても、新しい音楽を知るという経験は、それはそれで意味のあることだと思う。今は好きでなくとも、いつか大好きになる可能性もあるのだから。
あなたの音楽ライフが素晴らしいものになりますように。
それではまた。
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