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WHITE ASHの現在は?解散後のび太/山さん/彩/剛の活動内容【ホワイトアッシュ】

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WHITE ASH

出典:TSUTAYA

 

WHITE ASHって解散後どうなったの?

 

こういった人のために、当稿ではWHITE ASHメンバーのその後を追ってみた。

 

この記事を読んでいるということは、ある程度予備知識があるかと思うが、一応かんたんにメンバー紹介しておこう。

のび太(ボーカル・ギター)

山さん(ギター・コーラス)

(ベース・コーラス)

(ドラムス・コーラス)

この4人でWHITE ASH。

 

解散の理由については別のエントリーでがっつり書こうと思っている。

気になるという方はGoogle先生に尋ねれば回答をいただけるかと。

 

 

 

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のび太は解散後どうなった?

2017年3月のWHITE ASH解散後、のび太はどのメンバーよりも早く音楽活動に向け動き出している。実は解散の3か月後に、すでに新しいバンドとして活動を始めているのだ。構想期間を含めれば、かなり前倒しで準備していたに違いない。

 

 

のび太が新しく結成したバンド「THE LITTTLE BLACK」

THE LITTLE BLACK

出典:BARKS

 

「WHITE ASH」の次に「THE LITTTLE BLACK」

のび太という男はのび太のクセに毎度クールなセンスをしている。

 

のび太曰く、は付けず「リトルブラック」と呼んでほしいそうだ。

 

と、ここで、画像の右側の女性に注目してもらいたい。WHITE ASHを知っている方ならどこかで見たことはないだろうか。

 

 

 

 

そう、WHITE ASHの彩さん(ベース)だ。

 

 

 

WHITE ASHの解散が決まった頃、すでにのび太は彩と共にバンドを組む構想があったようだ。WHITE ASHとは別物ということを強調するため3ピースという所まで考えていたらしい。

 

彩の方は4人組バンドのつもりだったらしく、のび太から「(4人での)イメージがあまりない」と告げられた際は意外だったと語っている。彩自身3ピースでのバンド活動の経験は浅いと語っている。

 

そして解散から一か月後、ツイッター上でドラム募集の告知を打つ。

 

そこに100人ほどの応募があり、3ヶ月をかけたオーディションが始まる。

 

結果、4次審査まで突破したマットがドラムとしてTHE LITTLE BLACKへ加入。

晴れて3ピースとして活動をスタートさせた。

 

ちなみにマットの名前の由来はアークティック・モンキーズのドラマー「マット・ヘルダース」。オーディション当時髪型が似ていたためだという。

 

この辺りも、のび太のゆるいキャラクター性が滲み出ており何とも微笑ましい限りだ。

 

当初はライブを中心に活動を続けており、CDのリリースはしばらくお預け状態だったTHE LITTLE BLACK。結成から1年4か月を経て待望の1stミニアルバムにしてバンド名を冠した「THE LITTLE BLACK」をリリース。

 

 

では待望の初音源である「THE LITTLE BLACK」の内容に触れていこう。

 

ミニアルバムということで全5曲と少々物足りなさはあるが、ギュギュっと中身の詰まった名刺代わりとなる一枚に仕上がっている。仮にシングルカットするならば、どの曲でもオッケーなほど楽曲のクオリティは軒並み高い。

 

音楽性はWHITE ASHゆずりの「ガレージロック」「ロックンロール」系統だが、大きな違いがひとつある。THE LITTLE BLACKの楽曲は歌詞がすべて日本語なのだ。

 

WHITE ASHも後期は日本語の歌詞が増えてきたが、楽曲の多くはテキトー英語で作られており、基本的に歌詞に意味はなく、語感であったり、メロディに乗せた際の気持ちよさを重視していた。

 

 

そこで、WHITE ASHとの差別化を図るため、THE LITTLE BLACKでは意味のある日本語詞で楽曲を作ると決めたそうだ。意識して差別化しているくらいだから、のび太の中ではWHITE ASHは相当大きな存在だったことが伺える。

 

結果的に解散してしまったWHITE ASHだが、のび太はバンドを続けていく意思があったみたいだ。つまり彼にとっては不本意な解散ということ。だからこそTHE LITTLE BLACKはWHITE ASHとは違ったやり方で、同じレベルまで上り詰めようとしているに違いない。

 

 

ではここでミニアルバム「THE LITTLE BLACK」一曲目「ドロミズ」を聴いていただこう

THE LITTLE BLACK「ドロミズ」

初期衝動のまま掻き鳴らしたかのようなイントロのギター。自然と体が動いてしまうのび太お得意のロックンロールナンバー。サビのメロディが驚くほどキャッチーで一度聴いただけですぐ口ずさめてしまう。ライブでのシンガロングが目に浮かぶようだ。

 

無駄な音を省き、極限まで研ぎ澄まされたロックサウンド。ここまで潔い作風だと、もうかっこいいとしか形容できなくなってしまう。

 

 

THE LITTLE BLACKは、デビューミニアルバム以降、2020年8月現在までリリースはない。

 

ただしライブでは音源化されていない楽曲がいくつか披露されており、その中の一曲がMVとして公開されている。

THE LITTLE BLACK - 先

この「先」という楽曲。特筆すべき点はその歌詞のセンス。

 

この言葉のチョイスはなかなかお目にかかれないはず。YouTubeの概要欄に歌詞全文が掲載されているのでぜひご覧いただきたい。

 

MVで刀を振るっているのは「まーこ先生」こと「天心流兵法 代範 滝沢洞風」

 

楽曲を支配するのは抜刀の如く切れ味鋭いギターカッティング。

そして、1:27~の展開も聴き逃せない。

WHITE ASH時代にも聴くことができた、ブラックミュージックを彷彿とさせるジャジーなパートである。緩急が激しくこのアレンジは良い意味でインパクトを残す。

 

現在THE LITTLE BLACKは長い制作期間に入っている。次の作品でのび太はどんなロックンロールを我々に提示してくれるのだろう。期待して待ちたいと思う。

 

 

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山さんは解散後どうなった?

次は山さんについてだ。

 

こう言っては何だが、ぶっちゃけてしまうと、解散後の山さんにそこまで興味はない笑

 

 

というのも、WHITE ASH解散時のゴタゴタが何よりの原因である。その原因のせいで、私が抱く山さんの印象は極めて悪いのだ。WHITE ASHのファンならそうなって然るべきだと思うけど、他のファンはみんな実際どうだったんだろう?

 

解散理由が明言されていないし、ことの顛末はわからない。だが、当時公表されていたのび太のツイートが全てを物語っているんじゃないかな。あれが山さんのことを指しているのは誰が見ても明らかだし。

 

 

まぁ早い話、

 

山さんのせいでWHITE ASHが解散したんじゃないか

 

ってこと。

 

もちろんこの考えは憶測の域を出ない。仮にこれが真実だったとしても、山さんだけが悪いのではなく他にも様々な要因が重なっていたはずである。今後も真実が公になることはないだろうし何を言っても憶測になってしまうが。。。

 

こういった経緯があるため、筆者は山さんに対し悪い印象しか持っていない。というか人間として嫌いである。

 

思わず本音をぶちまけてしまったが、当稿とは関係ないので気を取り直し紹介していこう。

 

 

 

解散後の山さんものび太同様、動き出すタイミングとしては早かったと思う。パーマネントなバンドではなく映画主題歌のためのプロジェクト参加という形だったが。そのプロジェクトというのがコレ。

松田晋二(THE BACK HORN) 、すぅ(SILENT SIREN)と共に限定コラボユニット「white Re:birth」として参加し主題歌のギター・作曲を担当している。

 

 

主題歌はこの「Arcier(アーシア)」

映画「ライズ」 主題歌 Arcier(アーシア)

 

この曲は山さんが「山岡トモタケ」名義で作曲している。

 

WHITE ASHの楽曲は、ほぼのび太が手掛けている印象があったため、山さんの作曲能力は期待せず聴いてみた。しかし、これが意外にもカッコよかったのだ。「こんな曲を書く人なのか」と素直に感動したのを覚えている。

 

 

そして「white Re:birth」からおよそ一年後の2018年8月いよいよパーマネントなバンド?ユニット?として二人組アコースティックバンド「sotto」を結成。

 

この「sotto」実はTHE LITTLE BLACK同様、元WHITE ASHの2人がメンバーに含まれている。ひとりは言うまでもなく「山さん」そしてもうひとりはドラムの「剛」

 

"sotto"というバンド名は単純に日本語に使われる"そっと"の他、イタリア音楽用語で"より少なく""より小さく"という意味も持つ。

 

少なさには細やかさ。

小ささには配慮。

 

常に人や生き方の後ろに立ち、音を奏で続けるという願いが込められているそうだ。

 

というわけで、何の因果かWHITE ASHは真っ二つに割れてしまった。

 

大ファンだった私としては非常に悲しい現実だが、これはもう目の前にある事として受け止めるしかない。

 

さて「sotto」の音楽性であるが、コレがなかなか良い。普段アコースティックな物はあまり聴かないので正直どうなの?と思っていたところもあったが、すばらしいメロディが心に染みる名曲である。

s o t t o - yokaze

 

山さんの作るメロディの素晴らしさもあるが、剛のボーカルがエモーショナルで想像を軽く超えてきた。

私は剛がこんな歌声だとは知らなかったし、そもそも「剛ってボーカルだったの!?」というのが正直なところ。

 

「sotto」はツインボーカルを主体とし、カホンとギターというミニマムな編成で活動しているらしい。

 

でも先ほどMVを観ていただいた「yokaze」に関して言えば、剛がバンバン目立っていたように思う。

 

というか剛ってめちゃくちゃ歌上手いんだな。まさかここまで歌える人だとは。

 

今回の記事のために剛のことをあれこれ調べたのだが「sotto」に出会えのは一番の収穫だったかもしれない。

 

現在は「sotto」を中心に活動を続けている山さん。リリースは少なめだが定期的なライブ活動を行っている模様。気になった方はぜひチェックしてみてください。


 

 

 

彩は解散後どうなった?

彩はのび太の項目で「THE LITTLE BLACK」として活動中だと既述したが、もうひとつお伝えしたい情報がある。FINLANDSのサポートベースとしての活動だ。

 

FINLANDS

出典:FINLANDSオフィシャルサイト

 

FINLANDSは塩入冬湖コシミズカヨによって2013年に結成されたオルタナティブロックバンド。2019年4月コシミズカヨの脱退により現在は塩入冬湖のソロバンドとなっている。

 

さて、彩がサポートとして参加することとなったFINLANDS。

何を隠そう筆者がそこそこ好きなバンドなのだ。

 

FINLANDSは女性リスナーの支持率が高いらしい。ガールズバンドにありがちな男性に媚びるという姿勢が一切見られない、いわゆるストイックなスタンスが女性の共感を呼んでいるというのが一つの要因らしい。

 

 

肝心の音楽性はどうなのかという話だが、巷では女版クリープハイプと噂されている。購入の際の指針になるからだろうけど、ほんと日本人って「○○版○○」って形容するの好きだよな。

 

 

FINLANDSとクリープハイプが似ている部分はいくつかある。

・歌詞の世界

・特徴的すぎる声

・ポップだが哀愁を感じさせるサウンド 

こうした理由から、両者が似ていると感じるリスナーは実際多いようだ。

 

 

ではここで楽曲を聴いていただこう

 

まずはFINLANDSの代表曲といってもいいこちらから

FINLANDS「ウィークエンド」

2016年リリースのアルバム「PAPER」に収録。

疾走感あふれるサウンドに塩入冬湖のハートーンボイスが冴えわたる。この曲でFINLANDSにハマった人が多かったとか。それにしても特徴的な声ね。

 

 

FINLANDS 「月にロケット」

こちらもアルバム「PAPER」の収録曲。

先ほどのウィークエンドとは正反対のスローテンポなロックナンバー。声の持つ力強さは変わらないが、抜群の表現力で不思議と優しい。言葉の一つ一つが胸に刺さる名曲。

 

FINLANDS「ゴードン」

こちらは2015年リリースのミニアルバム「ULTRA」収録。

塩入冬湖のクセの強すぎるボーカリゼイションが堪能できる。たしか川谷絵音だったかな、塩入冬湖の声はたまに人間の範疇を超えて楽器のように聴こえると言っていた。ボーカルは楽器の一部だってYOSHIKIも発言していたけどほんとにそう思う。

 

FINLANDS「恋の前」

2017年リリースのミニアルバム「LOVE」収録。

結婚詐欺をテーマにした楽曲。とにかく歌詞がすごい。動画には字幕がついているのでぜひ併せてお楽しみください。

 

とまぁ、なかなかにイカしたバンドである「FINLANDS」。このサウンドに2020年現在、彩がベースとして彩りを加えている。スケジュールの都合なのかライブではサポートしていない場合もあるが、基本的には固定のサポートメンバーなのだそう。

 

彩に関しては他に表立った活動は無かった気がするので、また追加情報でもあれば増やしておきます。

 

 

剛は解散後どうなった?

剛は「sotto」の項目で歌声を散々褒めちぎったが、その他の活動で目ぼしい情報はなかった。何か特筆すべき活動内容があればこちらの項目に追加していこうと思う。

 

 

 

 

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WAHITE ASHの現在 のび太は解散後どうなった?まとめ

というわけでWHITE ASHメンバーの解散後の足取りを辿ってきた。

 

いまさらこんなことを言っても仕方ないが、叶うことならWHITE ASHとしていつまでも活動を続けてもらいたかった。

 

バンドとしては売上が低迷し思うような活動が出来ない時期もあったようで、そんな中行われた今後の活動方針をめぐる話し合いでのこと、突然の解散に至ってしまった。当然一番無念なのはメンバー自身だが、解散を知った時は本当に悲しかった。

 

バンドが解散する時っていつもそんな気持ちになるけど何度味わっても慣れない感覚だよね。

 

いまはそれぞれ別の道で活動している4人だが(正確には2対2だけど)、いつか和解を果たし、またあのサウンドを聴かせてもらいたい。世の中何が起きるか分からないし、そういったバンドもたくさん存在するのだから。

 

もちろん現在の活動も応援していくが、ファンの本音としてはそんなところだ。

 

読者さんの中にいるか分からないけど、WHITE ASH初心者だよって人はこちらのベストアルバムがおすすめ。これ1枚でWHITE ASHがどんなバンドかわかります。このベストにしか入っていない新曲も収録されているのでぜひ。

それではまた。

 

 

 


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