WHITE ASH(ホワイトアッシュ) おすすめ人気曲9選 ~浅井健一も認めた本物のロック~
2017年惜しまれつつも解散してしまった「WHITE ASH」。
筆者も愛聴していたバンドであり解散は非常に残念だった。
「WHITE ASH」は、4thアルバム「SPADE 3」のリリース時、ベンジーこと浅井健一や、Jean-Ken-Johnny(MAN WITH A MISSION)から絶賛されるなど、業界内での評価も軒並み高かった本物のロックバンドだ。
現在ではほとんど語られなくなったWHITE ASHであるが、これから聴いてみたいと思っている方へ向け、ファン目線でおすすめ曲を紹介していこうと思う。
他サイトと同じ曲を紹介しても仕方ないので、人気曲の中でもド定番はいくつか外しています。
WHITE ASH おすすめ/人気曲
Hopes Bright / WHITE ASH
3rdアルバム「THE DARK BLACK GROOVE」収録曲。
ブラックミュージックからの影響が色濃く出たアルバムで、タイトルが示すように、ダークでブラックでグルーヴィーな楽曲をまとめた作風。
「Hopes Bright」はそれが最も端的に表現されていると思う。
「Arctic Monkeysの模倣だ」なんて揶揄されていた時期もあったが、この曲はWHITE ASHが自分たちのグルーヴを突き詰め昇華させた音楽だ。彼らにしか鳴らせない"らしさ"に溢れている。
何より音がカッコいいのだから無粋な言葉はいらないだろう。
Number Ninety Nine / WHITE ASH
2ndアルバム「Ciao,Fake Kings」収録曲。その後ベストアルバム「LOVE」にも収録された。
彼らのサウンドは、一聴すると極めてシンプル。
基本的に音数が少なく、あっさりとした印象を受けるかもしれないが、実際は捻りが効いていたりどこかに必ずクセがある。
この曲だとメインリフがその役割を果たしていると思うけれど、一度聴いただけで覚えられてしまうほどにキャッチーなのが特徴。
WHITE ASHの楽曲は大なり小なりそのフォーマットで作られている。そのため、歌メロの秀逸さと共に、サウンドにもどこか必ず聴きどころを用意してくれている。
ちなみに「Number Ninety Nine」は、WHITE ASHの楽曲の中で最も聴いた特にお気に入りの一曲。
Blaze / WHITE ASH
4thアルバム「SPADE 3」収録曲。
コードをかき鳴らしながら歌う。
本来なら何でもない事のはずが、のび太がやるとどうしてこんなにカッコよく見えるのだろう。
WHITE ASHはのび太(Vo/G)のギャップにも注目が集まった。
この見た目で本格的なロックを鳴らしたのだ。誰だって度肝を抜かれる。
彼は決して優れた容姿とは言えないが、その歌声と楽曲センスで多くのロックファンを虜にさせ、ロックとは何たるかを提示し続けた唯一無二のロックンローラーだと思う。
Yellow / WHITE ASH
アルバム未収録曲。現時点(2021年2月)でサブスク配信もされていないため、音源が欲しい場合はダウンロード購入するしかない。
軽快なドラミングで幕を開ける極めてダンサブルなナンバー。
WHITE ASHの楽曲では珍しい、意味のある日本語詞になっている。
シンプルなメロディで構成されており、その上、Aメロとサビだけというミニマルな展開だが、共に恐ろしいほどのキャッチーさを誇り、最早曲全体がサビと言ってもいい完成度。
Stealth / WHITE ASH
ベストアルバム「LOVE」のみに収録。
緊張感を煽るイントロから、テンションを抑えたAメロを挿み、キレのあるメロディを畳み込んでくるサビ。
非常にクールなミドルナンバーで、複雑なドラミングをはじめ極上のバンドアンサンブルが楽しめる。
Just Give Me The Rock 'N' Roll Music / WHITE ASH
3rdアルバム「THE DARK BLACK GROOVE 」収録曲。
この曲はサビメロが驚異的な中毒性を持っている。
ひたすら
「just give me the rock'n'roll music」
と歌っているだけだが、とにかく歌詞とメロディの親和性が高い。
一度聴いたらメロディが頭から離れないし、いつまでも聴いていたくなるトリップ感も味わえる。
New Wave Surf Rider / WHITE ASH
2ndシングル「Kiddie」カップリング曲。その後ベストアルバム「LOVE」にも収録された。
歌メロをなぞるように展開していく、シンプルながらも印象的なギターの単音フレーズ。
タイトな演奏に呼応するようなのび太のボーカルもキレがありカッコいい。
Spade Three / WHITE ASH
4thアルバム「SPADE 3」収録曲。
曲の長さが1:58ということで、WHITE ASHの楽曲の中でも比較的短い。
メインリフでぐいぐい引っ張っていくタイプの楽曲で、歌よりもサウンドが印象に残る。
淡々と進行するメロディのおかげで分かりやすい派手さはないが、上述したリフのインパクトが強いため、それだけで楽曲としては成立している。
Gamble / WHITE ASH
4thアルバム「SPADE 3」収録曲。
個人的には隠れた名曲だと思う。
ソリッドなイントロのリフワークも聴きどころだが、筆者がおすすめしたいのはサビでのボーカルの特異さ。
歌詞を見ながら聴いていても、どうやって歌っているのか未だ解明できない。
言葉を無理やり詰め込んだかのような強引な歌いまわしは、他では味わえない独特の味がある。
WHITE ASH おすすめ/人気曲 まとめ
ということで、WHITE ASHのおすすめ曲を筆者の独断で紹介してきた。
彼らは解散してしまったが、数々の名曲が色褪せることはない。
時代に媚びることなく、自分たちの音楽を追及し続けたWHITE ASH。
その姿は筆者の中でいまも輝き続けている。
それではまた。
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