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再結成してほしい邦楽ロックバンド5選【復活希望】

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長年応援してきた大好きなロックバンドの解散は、音楽好きにとって最も悲しい出来事のひとつだろう。

 

"解散"という事実そのものも辛いのが、今後も聴けるはずだった新たな楽曲が聴けなくなること、バンドとして成長していく様が見られないこと、これらを考えるとますます悲しくなってくる。

 

 

長く音楽を聴いていれば、好きなバンドが解散することなど珍しくもないのだが、そのたびに同じに気持ちになる。解散してしまったバンドには、いつか再結成してほしいと願っているが、私が好きになるバンドはなかなか再結成してくれない。これは「音楽好きあるある」かもしれないが。

 

 

というわけで、いつか再び見られる日を夢見て、筆者が選んだ再結成してほしいロックバンドをいくつか挙げていきたいと思う。

 

ちなみに活動休止中であっても、限りなく解散に近いバンドも含まれます。

 

 

再結成してほしいロックバンド

椿屋四重奏(つばきやしじゅうそう)

2000年結成/2011年解散

 

オルタナ/エモコア的なサウンドへ和メロをぶち込んだ、唯一無二の音楽性を持つスリーピースロックバンド。

 

ちなみに、一時期はメンバーが4人となり、晴れて"四重奏"となったが解散時は3人。

 

 

中田裕二(Vo/G)の紡ぐ歌詞の世界は独創性に富み、類似するバンドはなかなか見つけられないだろう。男女について歌った内容が多いのだが、邦ロックにありがちな青臭さはほとんど感じられない。洗練された大人の恋愛からドロドロとした愛憎劇まで、極めてアダルトな雰囲気が漂う。中田裕二がリスペクトする「安全地帯」の影響が色濃く出ているためだ。

 

上述した歌詞の世界もさることながら、中田の歌唱力も高い。その上、どの曲もメロディのキャッチーさが際立っていた。大人のロックリスナーの鑑賞にも十分堪えうるはず。

 

 

演奏力も抜群であった。プレイヤー視点でも楽しめる、そんな希有なバンド。

椿屋四重奏 - LOVER

 

 

 

THE MAD CAPSULE MARKETS(ザ・マッド・カプセル・マーケッツ)

1990年結成/2006年活動休止

 

初期の音楽性は前身バンドである「BERRIE」の流れをくむパンクロック要素があったが、徐々にハードコア要素を強めていき、最終的には打ち込みを多用したデジタルロック路線になる。

 

ラップコアラップメタルなど、いわゆる「ミクスチャーロック」の先駆者としても知られており、現在のラウドロックの礎を築いたレジェンドバンドである。

 

マッドは本当に大好きなバンドのひとつなので再始動を熱望しているが、休止の理由がなかなかハードなのでもう二度と活動することはないと思う。


 

筆者とマッドの出会いは「SYSTEMATIC.」である。シンプルなフレーズの連続だが、異常なほど中毒性のある曲だ。未だによく聴いているし、おそらく一生聴くだろう。

 

 

「SYSTEMATIC.」が収録された「DIGIDOGHEADLOCK」も本当によく聴いた。このアルバムもおそらく一生聴く。

 

 

 

SIAM SHADE(シャムシェイド)

1993年結成/2002年解散

 

2002年解散後も断続的に再結成されていたが、2016年に活動の完結を発表したため、今後の復活はないと考えられている。

 

ハードロック、プログレッシブ・ロックを主体としたバカテクサウンドにメロディアスなボーカルが乗る。ヘヴィなサウンドが売りのバンドだが比較的聴きやすいバンドだろう。

 

 

SIAM SHADEといえば、世間的に1/3の純情な感情一発屋という認識である。


 

シングルでは「1/3~」に代表されるポップソングが多くを占めるが、SIAM SHADEの神髄はアルバム収録されたマニアックなロックナンバーだ。ガチガチな洋楽ロックファンをも唸らせる演奏のクオリティは邦楽ロック界でも随一。最近テクニカルなバンドがいないとお嘆きのあなた、ぜひ「SIAM SHADE」を聴いてみてほしい。

 

 

 

DOPING PANDA(ドーピング・パンダ)

1997年結成/2012年解散

 

2018年ボーカル「フルカワユタカ」が主催するイベントで、元メンバーが合流し一夜限りの復活を果たす。これには筆者も小躍りして喜んだが、その後はまったく音沙汰がない。ドラムのHAYATOが現在音楽以外の仕事に従事しているようで完全な再結成は難しいのかもしれない。

 

 

DOPING PANDAの音楽性は、初期の頃「メロコア」で語られることが多かったものの、パブリックイメージはギターロックに打ち込みを融合させたデジタルロックである。楽曲に彩りを加えていたテクニックが光るギタープレイは聴き逃せないポイント。

 

元々メロディには定評のあるバンドだったので、キャッチーな歌と打ち込みの高揚感が相まってめちゃくちゃテンションの上がるバンドだった。

 

 

 

ZONE(ゾーン)

1997年結成/2005年解散

 

元々は8人編成のヴォーカル&ダンスグループだった。徐々に人数を減らし最終的に4人組のグループとなる。

 

デビューして間もないころは「バンド」でも「アイドル」でもない、新しいジャンルのグループである「バンドル(BANDOL)」として売り出されていた。とはいえ世間的には完全にアイドル扱いだったが。

 

当初はメンバー全員楽器の演奏ができず、パフォーマンスのために楽器を持っていただけだった。そう考えればエアバンドの走りかもしれない。

 

 

その後メンバーは楽器の猛練習し、自分たちの演奏のみでライブが出来る程のスキルを身に付ける。そして活動の途中からはガールズバンドとして認知されていった。

 

 

筆者のチョイスにしては珍しく、アイドルのようなZONEを選んだ理由は、解散直前に発表したシングル笑顔日和があまりにもカッコよかったからである。

 

 

活動の途中からガールズバンドとして認知されていたZONEだが、リリースされる楽曲はどこかアイドルらしさが抜けきれていなかった。

 

ところがこの「笑顔日和」はガレージロックのような荒々しさが感じられ、初めて聴いたとき鳥肌が立ったのを覚えている。また、前向きな気持ちを歌っている歌詞だが、切ないメロディと相まって涙腺が緩んで仕方ない。

 

こうした激しいサウンドの路線で次の作品も聴いてみたかった。

 

 

再結成してほしいロックバンド まとめ

挙げ始めるとキリがないので、とりあえず五組で締めたいと思う。

 

冒頭にも書いたが、筆者が好きだったバンドはほとんど再結成しない。しかし、再結成しないからこそ、記憶の中でいつまでも輝いているとも言える。

 

再結成して落胆するパターンもあると考えれば、今のままで良いのかもしれないが、「活動を続けていたらどうなっていただろう?」と考えずにはいられない。

 

それではまた。

 

 

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