のりオト

音楽関連のコラムやCDレビューなど音楽中心の雑記。

のりオト

【常田大希】millennium paradeが売れた理由はリスナーに革命を起こしたから
Ado(アド) 今すぐ聴くべきおすすめ人気曲【7選】
サビから始まる名曲を【23選】まとめてみた

【感覚ピエロ】 横山直弘は歌が上手すぎるから歌唱力をもっと褒め称えろ

スポンサーリンク

感覚ピエロ,横山直弘

(出典:OKMusic)

 

  • 音楽性が素晴らしい
  • ライブパフォーマンスがアツい
  • インディーにこだわるDIY精神がカッコいい

などなど

 

大手メディアから個人ブログまで、ありとあらゆる表現を用いて『感覚ピエロ』は絶賛されている。

 

だが、筆者は納得がいかない。

 

なぜ『横山直弘(ボーカル/ギター)』の歌唱力をもっとフィーチャーしないのかと。

 

 

俗にいう「歌が上手い」というのは判断基準が曖昧だ。要するに「何をもって上手いとするか」で上手いか否かは大きく変わってくる。

 

結局主観でしかないのだが、それを踏まえあえて言わせていただきたい。

 

筆者は「横山直弘は歌が上手い」とここに宣言します。

 

 

上でも少し触れたけど、感覚ピエロをテーマに取り上げる際、横山の歌(歌唱力)に言及している媒体が少なすぎる。

 

今回記事にするにあたって少し調べてみようと思い、10分くらいググってみた。

 

横山の歌に言及していたのは、大手メディアが1件と、ツイッターの個人アカウントで3件のみ。

 

こんなに歌が上手いにもかかわらずだ。感覚ピエロのファンらしきブログでさえ、彼の上手さに触れないとはどういうことだ。もう語るまでもない常識なのだろうか。

 

キュレーションサイトでは「歌の上手いボーカリスト○選」というような特集が組まれることがある。

 

大概は当たり障りのないメジャーなロックバンドばかりで「感覚ピエロ」の「か」の字も出ない。一般的には上手いと思われてないだろうし、知名度から考えれば妥当かもしれないが、それで納得できるほど筆者は聞き分けの良い人間ではない。

 

 

ということで「横山直弘」の歌の上手さを、一人でも多くの人に気付いてもらうべく今回筆を執った次第だ。

 

 

 

スポンサーリンク

 

ロックバンドにおける歌唱力

こんな記事を書いておいてなんだが、ロックバンドのボーカルに歌唱力は必要か?と問われたら「別にどちらでも良い」と答える。

 

もちろん歌が上手いに越したことはないが、たとえ歌唱力が低くても素晴らしいロックバンドはいくらでも存在しているし、ジャンルによっては歌唱力はいっさい問われないこともある。

 

例に出して申し訳ないけど、横山健なんかは歌もギターも下手なのに、あんなにカッコよくて最高にイカしているじゃないか。

 

 

ベンジーこと浅井健一はもっと特殊な存在で、一般人が考える「歌唱力」の概念を超えている。ベンジーが歌っている」ことが全てであり、それ以上でもそれ以下でもない。上手いのか下手なのか、そんなことをジャッジできる次元の歌じゃない。

 

 

凛として時雨「TK」ベンジーと同カテゴリのボーカリストだと思う。「上手いのか下手なのか」そんなこと真面目に考えるのが馬鹿らしくなるくらいオリジナリティが突出している。歌というか"声"が完全に音楽の一部になっているので「TKの音楽はカッコいい」それで終わる話だ。

 

ここまでは少し特殊なケースを挙げてみたが、歌唱力ありきで評価されているバンドももちろん存在する。

 

もし仮に「Taka(ONE OK ROCK)」が今よりもう少し音痴だったら、ここまでブレイクすることが出来ただろうか。

 

最近のバンドだと「King Gnu」「Official髭男dism」も、同様にそう考えてしまうことがある。

 

とはいえ、どのバンドも音楽性は素晴らしい物を持っているのだから、少しくらい歌が下手でも売れていたかもしれない。

 

それは誰にもわからないのであれこれ考えても仕方ないが、彼らがブレイクした一因に、歌心と高い歌唱力があったことは誰もが納得するところだろう。

 

 

そして今回テーマとなっている「感覚ピエロ」も、歌の力がプラスに作用しているバンドだと思う。

 

彼らはトリッキーなサウンドに定評があるが、どの楽曲にも耳を惹きつけてやまないキャッチーなメロディを搭載している。

 

そして、メロディを歌うのは高い歌唱力を誇る「横山直弘」だ。

 

 

スポンサーリンク

 

感覚ピエロ 横山直弘の歌唱力

では、横山直弘の歌唱力はどれほどのものなのか。

 

ここで断っておくが

辺りと比べてはいけない

 

このレベルは歌唱力が高すぎる。特に久保田利伸はヤバい。

 

個人的に久保田は、(ポップス界で)日本一歌の上手い男性シンガーだと信じているが、彼の場合は比べる対象が世界になるかもしれない。それほど卓越した技術を持っていると思う。

 

先に書くべきだったが、今回挙げているのは、あくまで「邦ロック」という狭いジャンルの話である。

 

 

まともなブロガーならここでライブ動画でも観せて、歌が上手いかどうか判断してもらうだろうが、先述した通り『歌が上手い下手』のジャッジは人によって判断基準が大きく変わってくる。だからここで動画をみせて「どう?うまいでしょ??」と言った所で、響かない人には響かないものだ。

 

なんたって「玉置浩二」の歌を聴いて上手いと思わない人が世の中にはごまんといるのだから。

 

玉置浩二の良さが分からない人は耳が腐っている」などと失礼なことを言いたいわけじゃない。人間の感性など所詮そういう物だということ。

 

音楽ブロガーやキュレーションサイトがよくやっている『歌が上手いアーティストランキング』。あれだって人によって出てくる名前と順位がバラバラだ。

 

みんながみんな同じ感覚ではない。

 

 

それに、筆者は元バンドマンだったとはいえ、ボーカルの専門家でも何でもなく、取るに足らないギタリストだ。そんな人間が声高に叫んだところで説得力もクソもない。だから、曲を聴かせて「ここが凄いんですよ」といったやり方は意味がないと思っている。

 

「感覚ピエロのボーカル横山直弘は歌が上手い」という『情報』だけでいいので、頭の片隅にでも置いといてもらえればいい。今後何かのきっかけで感覚ピエロの曲をいくつか聴く機会があれば、そこで改めて横山氏の歌が上手いかどうか判断してほしい。 

 

そして、仮に歌が上手いと感じてくれたなら、あなたの中の「歌が上手いボーカリスト」の一員に加えて欲しいのだ。

 

 

元々「感覚ピエロ」のファンであっても、横山直弘が「歌の上手いボーカリスト」だと認識していない場合もあるだろう。

 

今これを読んでいる「感エロ」ファンのあなた、その中でも横山の歌の魅力に気が付いていないあなた。音源をあらためてじっくり聴いてもらって、歌唱力の高さに腰を抜かしてみて下さい。

 

そして、その事実をどんどん発信していってほしい。「楽曲が素晴らしいこと」と同じ熱量で、横山の歌唱力の高さにも言及して、もっともっと彼を褒めたたえていこう。

 

 

これも主観だけど、感覚ピエロを初めて聴いたとき、中島卓偉(旧:TAKUI)の歌声がオーバーラップした。中島卓偉といえば、あの西川貴教がライバルと認め、歌唱力も高く評価しているソロアーティストである。

  

尤も「横山直弘とTAKUIの歌が似てる」と発言している人間は、広大なネットの世界でさえ未だ遭遇したことがない。そう思っているのはおそらく筆者だけなのだろう。

 

細かいテクニックに関してはよく分からないが、単純に声質も似ている気がするのだ。いずれにせよ同じタイプのボーカリストだと感じたのだ。

 

いわゆる「※個人の感想です」というやつなので、共感されなくても良いけど、中島卓偉も覚えて帰ってもらえたら幸いです。 

 

スポンサーリンク

 

感覚ピエロ 横山直弘の歌唱力 まとめ

偉そうにあれこれ語ってきたが、伝えたいことはひとつ。

 

「感覚ピエロの横山直弘は歌が上手い」ということだけである。

 

本文にも書いているが、この事実に気が付いてほしいだけであり、あなたが現段階で上手いと思うかどうかはこの際どうでもいい。きっかけを与えたかっただけである。

 

 

邦ロックは、歌詞の考察やらサウンドがどうたらばっかりで、歌唱力について語られることは少ない。誰も言わないなら自分がやるかということで今回書いてみた次第です。

 

それではまた。

 

こんな記事も書いています。



Hatena

Feedly