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【現TheBONEZ】drug store cowboy 伝説のミクスチャーバンド 名曲名盤おすすめ曲を紹介【JESEEの盟友】

drug store cowboyというバンドをご存じだろうか。2000年彗星のごとく現れ、数々の名曲名盤を残し、ファンに惜しまれつつ2004年その活動にピリオドを打った伝説のミクスチャーバンドである。

 

公式発表では"活動休止"となっていたはずだがメディアによっては"解散"と表記されている場合もあり詳細は不明。2006年に一夜限り(一曲限り)の復活を果たしたが、その後は完全に休止している。

 

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記事タイトルでネタバレしているが、実はdrug store cowboyというバンドには現在The BONEZ / Pay money To my Painのベース「T$UYO$HI」が在籍していた。

The BONEZ -Until you wake up-

Until you wake up

Until you wake up

  • The BONEZ
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes


WOKE [ The BONEZ ]

 

 

 

[PICTURES] Pay money To my Pain


Remember the name [ Pay money To my Pain ]

 

「T$UYO$HI」が在籍していたという事実だけでも、このバンドを紹介する価値は大いにあるのだが、「drug store cowboy」というバンド自体がたまらなくカッコいいのだ。

 

Dragon Ash降谷建志が当時一番カッコいいバンドとして「drug store cowboy」の名を挙げていた。その他大物アーティスト達 (宇多田ヒカル浜崎あゆみ等) からも「最近気になるバンド」として当時名前が挙がっていた。評論家やライターのおすすめは時に信用できない場合もあるが、研ぎ澄まされたセンスを持つ音楽家達の心を震わせたバンドがカッコ悪いはずがない。

 

今回はそんな彼らの魅力を存分に語っていきたいと思う。

 

 

drug store cowboyのメンバー

Vo. 有原雅人

G. 村瀬敏之

B. 石川剛(現T$UYO$HI)

Dr. 菅原聖地

 

drug store cowboy活動休止後のメンバーの動向

ヴォーカル:有原雅人

ソロプロジェクト「CROWN」や「RENEGADE dub HUMANIT」というバンドを結成し活動していたが、現在はなんと町田の居酒屋で働いている模様。音楽活動を継続しているのかは不明。ファンとしては複雑。

 

↓こちらのブログ主さんが有原氏と居酒屋で遭遇したそうです。

drug store cowboy | 「一期一会」を大切にしたい 出会い

 

ギター:村瀬敏之

ロックンロールバンド「CROSSFIRE」加入。現在同バンドに在籍しているかは不明。

 

ベース:石川剛

Def Tech、LIVでのサポート後、2004年「Pay money To my Pain」を結成。2012年JESSE(RIZE)のソロプロジェクトの一環で「JESSE and The BONEZ」として活動開始。2013年「The BONEZ」と改名し現在に至る。

 

ドラム:菅原聖地

「NICK」「FIRST NAME」というバンドでの活動を経て、現在は元「JELLY→」のメンバーらも所属するピアノロックバンド「LAID BACK OCEAN」(2016年メジャーデビュー)で活動中。

 

 

drug store cowboyの音楽性

所謂ヘヴィでラウドなミクスチヤーサウンドを爆音で鳴らすバンド。

音の一つ一つがとにかく太い。飢狼伝の松尾象山ではないがすべてが太い。どの楽曲も丸太でぶん殴られているような錯覚に陥る。"ゴリゴリ"という言葉がよく似合う。

 

とはいえ"ヘヴィ・ラウド"一辺倒なわけではなく歌謡曲にも通じるポップな大衆性も持ち合わせている。演奏がどれだけヘヴィであっても、"歌を聴かせる"という部分は徹底的にこだわっていたと思う。実際ヴォーカルの有原雅人は「自分たちがやっている音楽は歌謡曲だ」と発言していた。

 

もう少し御託を並べたいところだが、細かいことはやめにしよう。

 

彼らの音楽はすごくシンプルなんだ。

 

カッコいい演奏にグッドメロディが乗っている最高のロック。そこには緻密に計算されたサウンドと綿密に練られた旋律がある。でもそんな難しいことはどうだっていい。単純にカッコいい曲を演奏し唄っていた。それ以上でもそれ以下でもない。それがdrug store cowboyというバンドのすべて。

 

 

drug store cowboyの強烈なメッセージ性

drug store cowboyは"反体制"を地で行くまさにロックなバンド。

産み出した楽曲の多くで、胸に突き刺さる、時に過激ともいえる強いメッセージを、リスナーの心に植え付けていった。結果的にこのバンドは大きく成功することはなかったが、その一因は強すぎるメッセージ性にあると思う。

 

drug store cowboyの歌詞は、あくまで自己中心的な言葉で綴られるのだが、彼らのメッセージ性と時代が、あまりにもマッチしていなかった感がある。彼らは純粋すぎたのだ。

 

純粋ゆえ世界にはびこる権力や欲望が許せず、「仲間たちとの絆こそが正義」と直接的な言葉で表現していたスタイルは、非常に"青臭く"悪い表現をするなら"幼稚"ともいえるだろう。自らを偽ろうとせず思ったことをありのまま。

 

歌詞の純粋さでいえば、drug store cowboyは今でいうところのUVERworldに通じるかもしれない。UVERworldも時折「歌詞がダサい」と揶揄されるがそれに似ているかもしれない。

 

そうした楽曲のスタンスはファンにとってみれば好意的に受け止められるのだが、世間的にはそうはいかなかったのだろう。彼らの登場は早すぎたのかもしれないし、遅すぎたのかもしれない。

 

 

drug store cowboy おすすめの名曲

drug store cowboy「この世の終り」

90年代後半から2000年代初頭にかけての邦楽ロック界は空前のミクスチャーバンドブーム。そのブームの波に乗りdrug store cowboyは「この世の終り」という楽曲でメジャーデビューした。

drug store cowboy MV「この世の終り」

 

 メジャーデビュー一発目ということで、名刺代わりとなるメッセージ性が極めて高いdrug store cowboyらしいナンバー。

 

汚れた大人にだけはなりたくなかった

 

という歌詞が特に印象的な、彼らの生き様が集約された一曲。

drug store cowboyの楽曲ほとんどに該当するが、演奏やメッセージがどれだけハードでも、驚くほどのメロディアスなパートが必ず存在する。

 

 

drug store cowboy「flower's high」

個人的に一番大切な曲。いまでもよく聴きます。

drug store cowboy MV「flower's high」

孤独を叫びつつ仲間の大切さを説いたこの曲は勢いのあるアレンジも相まって理屈抜きにカッコいいと思えた。

 

 

drug store cowboy「蒼天」

この曲は完成度が高すぎて今聴いてもまったく古臭くない。

drug store cowboy 「蒼天」"Souten" (Sky of Azul) 

蒼天

蒼天

  • provided courtesy of iTunes

ダイナミックなイントロのリフに体が自然に反応する。暗く這うようなAメロと色彩鮮やかなサビのコントラストが秀逸。

 

 

drug store cowboy「ヒトツボシ」

彼らには珍しいスピード感のあるナンバー。

drug store cowboy MV「ヒトツボシ」

 

必殺のメロディを持ったサビから始まる屈指の名曲。ちなみにヴォーカル有原雅人の営む居酒屋の店名は「ヒトツボシ」。

 

 

drug store cowboy「鐘は鳴り響く」

インダストリアルな雰囲気を持つテンポ以上に勢いが感じられる曲。

drug store cowboy MV「鐘は鳴り響く」

もちろんメロディは秀逸なのだが、ハラハラするスリリングなアレンジのおかげでサウンド自体が強く印象に残る。

 

 

drug store cowboy「願いが叶う様に」

歯がゆい想いを噛み締めている夢追人すべてに向けた応援ソング。

drug store cowboy MV「願いが叶う様に」

 

胸を刺さる歌詞のメッセージ性に注目してほしい。

 

自分責めずに 今認めずに

果たしてどうやって

未来を掴むのか?

 

いつか願いが叶うように

疑い持たずに行けば

答えはあるさ

 

 

 

drug store cowboy「PLUS (feat.大和EMCEE)」

「大和EMCEE」とはJESSE (RIZE) のこと。現The BONEZのJESSEとは実はコラボしていました。

www.nicovideo.jp

私の気のせいかもしれないがアレンジがどことなくRIZEっぽく聴こえる箇所がある。それにしても、JESSEはいつの音源を聴いても誰とコラボしていても所謂"JESSE像"が全くブレていなくて大好き。

 

 

drug store cowboy「Perfect King」

クラッチが導入されたDSC流ミクスチャー完成型の一つ。

drug store cowboy MV「Perfect King」

 

 

轟音で叩きつけるようなリフ、乾いたドラム 、スクラッチ、そこに乗る軽快なラップ、その全てが高い次元で融合した「This is ミクスチャーロック」。

 

この曲はAメロというかラップ部分の歌詞が超個性的。恐らく類似する物は邦楽ロックで存在しないと思う(少なくとも自分が聴いてきた中では存在しなかった)のでぜひチェックしてみてほしい

Perfect King/drug store cowboy-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com

 

 

伝説のバンド「drug store cowboy

自分を偽ることなく、断固として魂に嘘をつかずシーンを駆け抜けていったdrug store cowboy。短い活動期間ではあったがファンの心の中では今も彼らの音楽が鳴り続けている。

 

drug store cowboyが活動を休止する際、ベースの石川剛(現T$UYO$HI)はこんな言葉を残している。 

日本の音楽史に残るような

バンドにはならなかったけど

君達の”こころ”に残るバンドに

なれたならそれでいいんだ

応援してくれた皆様へ/石川剛

 

T$UYO$HIのこの言葉はまさに現実となった。

 

 

ファンの多くがdrug store cowboyの活動再開を願っている。もちろん私もその一人だがその願いはおそらく叶わないだろう。だがそれでも彼らの楽曲は永遠に輝き続ける。

 

ミクスチャーは完全に下火のジャンルだがdrug store cowboyの音楽は普遍的なカッコよさに満ちている。新たな音楽体験を求めるdsc未体験のリスナーはぜひ彼らの音と生き様に触れてもらいたい。


Supernova -Drug Store Cowboy Best-

 

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