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Who-ya Extended(フーヤエクステンデッド)の正体は新世代のロックヒーロー【呪術廻戦】

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Who-ya Extended (フーヤエクステンデッド)

 

2019年11月にメジャーデビューした、ボーカリストWho-ya(フーヤ)を中心としたクリエイターズユニット。

 

彼らの楽曲を初めて聴いたのは、テレビアニメPSYCHO-PASS サイコパス 3」の主題歌だった「Q-vism」

のちにこの作品がメジャーデビュー作と知るのだが、フック満載で耳馴染みの良いメロディと、細部まで作り込まれた説得力のあるサウンドはとても新人とは思えない物だった。

 

そして、2021年2月17日リリースのEP「VIVID VICE」は、大人気コミックのアニメ化である「呪術廻戦」第二期オープニングテーマに起用され益々知名度を上げている。

ちなみに筆者は「七海建人(ナナミン)」が一番好きなキャラ。 

 

 

Who-ya Extendedはパーソナルな情報が少なく、結成に至る経緯や「Who-ya」自身の出自等も明かされていないため、ミステリアスな雰囲気漂うアーティストだ。

 

そのためネット上では、「誰?」「正体は?」「どんな顔してんの?」などなど、彼らの情報を求める声で溢れている。

 

ということで今回は、音楽ファン注目のアーティストである「Who-ya Extended」の音楽的な魅力を語っていきたいと思う。

  

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Who-ya Extendedのボーカル(顔画像アリ)

彼らを語る上で外せないのが、楽曲制作でもイニシアティブをとるWho-yaのボーカルだろう。

 

21歳(2021年現在)と言われている彼は、良い意味で初々しさがなく、堂々とした歌いっぷり。

 

それでいて、儚げな少年ぽさの残るエモーショナルな歌声は、退廃的な歌詞の世界観と非常によくマッチしている。

 

 

ライブでのパフォーマンスも音源と変わらず、高い表現力と歌唱力を見せてくれた。

 

上の映像は初ステージだそうだ。しかも「日本武道館」。 

このツイートで初めてWho-yaの顔を拝んだのだが、もう少しクールな人物を想像していたので意外と可愛らしい顔だなと思った。

 

 

無観客だったとはいえ、「武道館で歌う」となれば常識的に考えてとんでもなく緊張するはず。その中でここまで堂々とパフォーマンスできるのは肝が据わっている証拠だろう。

 

一つひとつの言葉を丁寧に届けようとする熱い意志が感じられ、それでいてダイナミックな表現も板に付いている。

 

個人的に好きなタイプの声というのもあるが、「Who-ya」というシンガーのポテンシャルの高さが感じられた。

 

本当にどういった経緯でデビューすることになったのか気になって仕方がない。

 

 

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Who-ya Extendedはバンドではない 

彼らはバンドという活動形態ではなく、公式発表では「クリエイターズユニット」となっている。

 

Who-ya Extendedの楽曲制作方法

バンドではない集合体で、どのように楽曲が生み出されるのかを「Who-ya(フーヤ)」本人がポッドキャストの番組内で語っていたのだが、それらを筆者がまとめてみたのでどうぞ。

自分の中で作りたい曲のイメージをクリエイターズユニット内で共有し、Who-yaに足りないピースを他の人間に頼りピースを埋めながら作っていく

メンバーは固定しておらず、作りたい物、表現したい角度から考え、それに適した人材を、楽曲ごとにWho-yaが中心となって選んでいる

作詞は共作という形をとっており数名で書き上げている。

番組内で作曲についての言及はなかったが、内容を聴く限り「詞」と同様に共作かなという気はしている。もし間違っていたらご指摘ください。

 

  

Who-ya Extendedの独特な歌詞

彼らの楽曲は歌詞が特徴的で、他のアーティストがあまり使用しないワードを選んでいる。

 

  • 不倶戴天(ふぐたいてん)
  • 箍(たが)
  • 毀壊(きかい)
  • 無稽(むけい)
  • 宿怨(しゅくえん)
  • 味解(みかい)

これは上述した「VIVID VICE」の歌詞に用いられている言葉を一部抜粋したもの。

 

  • "読めても書けない"
  • "言葉の意味がわからない"

といった難しい漢字が比較的多く、思わず意味を調べたくなってしまった。なんというか妙に厨二心がくすぐられる。 

 

 

これらの難解な言葉 (漢字) はあえて使っているらしい。

 

さすがに、いきなりパッと思い浮かぶわけではなく、普段「面白いな」と思った言葉をスマホ等のメモに記録しいくつもストックしていると語っていた。

 

また、韻が踏みやすい言葉を選ぶことで、楽曲の中でアクセントとなる"ギミック"としての役割も兼ねているようだ。

 

 

たとえばだが、「VIVID VICE」の歌詞を「ひとかたまりの情報」として捉えた場合のインパクトは強烈。

 

漢字の意味が理解できない以前に、歌詞に占める漢字の割合が多いのだ。

 

そのため、歌詞を読んだリスナーに「なんだこれ?」という、良い意味での違和感を与えることに成功している。

 

したがって、「どんなことが書かれているんだろう」と思わせられるのは、それだけでアドバンテージになると思う。

 

特に近年は歌詞を読んで内容を考察するリスナーが増えているし、意味を考えながら音楽を聴く人なら、Who-yaの楽曲はかなり楽しめるはず。

 

 

このように、戦略的に構築された歌詞の世界観は、フック満載のメロディと融合することで相乗効果を生み、楽曲をよりスリリングな物にしている。

 

初めは無機質な言葉が並んでいる印象があったが、歌詞をしっかり読みこんでみると、実は熱い想いをぶつけていたりして、そのギャップも面白かった。

 

若者が抱える「閉塞感」「焦燥感」をうまく表現できており、それらに起因する「退廃的」なイメージも相まって、Who-ya Extended独自の世界を体感できるだろう。

 

 

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Who-ya Extendedのサウンド

2020年4月15日リリースの1stアルバム『wyxt.』まではデジタルとバンドサウンドを融合させるスタイルが主だった。

 

基本的に上記のスタイルで活動するのかと思っていたら、『VIVID VICE』ではバンドサウンドのみという"生音"にこだわっている。

 

彼らの楽曲に共通するのは、サイバーな雰囲気。

 

デジタルサウンドが導入されていればサイバーな雰囲気は嫌でも出るのだが、『VIVID VICE』のような生音であってもそれを感じさせてくれるのは稀有な存在だろう。

 

ただし歌詞と同様に、一聴すれば無機質なサウンドに聴こえてしまうかもしれない。

 

それは、近代的で均整のとれた音の粒や、寸分の狂いもなく音を配置した緻密なアレンジによるものだと思う。

 

だが、そういったサウンドの奥には、ロックの持つ熱量が確かに感じられるはずなので、しっかりと耳を傾けてみてほしい。

 

現在進行形なロックの高揚感がありつつも極めて聴きやすいという、いわゆるポップロックの形なので、若干クセのある歌詞を除けば幅広い年代に訴求できるサウンドだと思う。

 

クオリティの高い楽曲を聴くと今後に期待も膨らむわけだが、アニメの影響か海外での評判も上々のようだ。

 

YouTubeのコメント欄では「Jason Ray」というアメリカのシンガーから熱いメッセージが届いていた。

こんにちは。私はアメリカの歌手Jason Rayです。オこの歌を聞いてみると、世界中の人々は、日本のロック音楽が世界レベルであることを知っている。クールです。環成績だ。感動である。

 

他にも、Who-yaのツイッターアカウントには、連日海外から彼らの楽曲を絶賛するコメントが飛んできているようだ。先日はタイからメッセージが届いたと番組内で語っていた。

 

 

Who-ya Extended まとめ

久しぶりに雰囲気のあるアーティストが出てきてくれたなと印象。

 

普段着で鳴らすロックも好きだけど、Who-ya Extendedのようなガチガチに世界観を構築し、ある種、制約の中で表現の可能性を追い求めていくというスタイルもスリリングで惹かれるものがある。

 

現状の活動スタンスを見ると、今後もアニメのタイアップが続くのだろうか。どちらにせよ、こんなにワクワクできるアーティストは久しぶりだ。

 

Who-ya Extendedは新世代のロックヒーローになれる逸材だと思うので、早い段階で活動基盤を固めて末永く楽しませてほしいと願っている。

 

それではまた。

 

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