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作曲したい初心者向け 作曲ができる人できない人の特徴

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作曲したい

今回は作曲したい人に向けて、「作曲できる人」「作曲できない人」の特徴を語っていきたいと思う。

 

筆者は元バンドマンで、異なるジャンルのいくつかのバンドに、ギタリストとして在籍していた。

 

その際、作曲をすることもあったのだが、音楽理論はいっさい学んでいない。

 

誰かに曲の作り方を教わったこともなく、コピーの延長から感性のみで作曲していた。

 

そういったエピソードを他人様に話すこともあるが「作曲できてすごいね!」なんて言われたこともある。でも実際のところ、筆者の作曲方法なら誰にでもできるはずだ。

 

それくらい素人に毛が生えたようなやり方で、この程度の人間でも作曲は出来るんだと思ってもらえたら幸いである。私の作曲方法はまたいつか別のエントリーで機会があれば。

 

 

当稿は、そんな人間が語る内容であるため専門的な音楽用語は出てこない。過去の経験からアドバイスできる事柄を選んでみた。

 

「作曲したいけど難しそう・・・」なんて思い悩んでいる方は参考にしてみてほしい。

 

 

作曲ができる人、できない人の特徴とは?

まず最初に伝えておかなければならないことがある。

 

こんな記事を書いておいてなんだが

 

作曲自体は誰にでも出来る。

 

クオリティを問題にしなければ誰でも可能である。

 

さすがに老若男女が口ずさめるようなヒット曲をすぐに生み出すのは難しいだろう。

常識的に考えればわかると思うが、ある程度の経験が必要になってくる。

 

 

単純に「作曲って誰にでもできるの?」と問われた場合

「誰にでも作曲はできる」と答えられるという意味である。

 

 

「楽器が弾けないんだけど。。。」

「譜面が読めないんだけど。。。」

という人もいるだろう。

 

だが安心してほしい。そういった能力がなくとも作曲は出来る。

ちなみに筆者は譜面が読めないし書けない。

 

今なら、PCやスマホだけで簡単に作曲できてしまうし、何なら鼻歌で作った曲でも、それがオリジナルのメロディならば立派な作曲である。

 

 

このように「作曲する」という行為はそこまで特別なことではない。

 

したがって、当稿は便宜上「作曲ができる人」「できない人」としているが

記事の内容を厳密に表現するなら

「作曲に向いている人」

「作曲に向いていない人」

の特徴を語っているということになる。

 

人には向き不向きがあるが、向いていないからといって出来ないわけではない。

 

 

では上記を踏まえ、次の項目から「作曲できる人」「できない人」の特徴を具体的に挙げていこう。

 

 

作曲ができる人の特徴

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曲を聴いて違和感を抱ける人 

これはものすごく重要な要素で、この感覚があればすぐにでも作曲はできる。

 

 

「Aメロの抑揚が足りないな」

「この曲のサビの最後ってどうして音が下がるんだろう?」

 

曲を聴いていて、こんなことを思えるかどうかという事。

 

他人が作った曲に違和感を抱くということは、つまり「こうしたらもっと良くなるかもしれない」 と感じている証拠だ。

 

その違和感を元に、メロディに手を加えれば、それは自分だけのオリジナルの曲になる。

 

たとえば、童謡「さくら さくら」の最初のメロディ

さ~く~ら~  さ~く~ら~ 

ラーラーシー ラーラーシー

 

この「ラ-ラ-シ ラ-ラ-シ」の部分を「ソ-ラ-シ ファ-ラ-シ」に変えてみる。

 

それはもう「さくら さくら」のメロディではない。

 

 

もちろん手を加えて楽曲が良くなるとは限らないし、原曲よりダサくなることもあるだろう。でも作曲できているか否かで言えば、確実に作曲できている。

 

まったく何もない状態から曲を生み出すことが難しくても、既存の曲を「こうしたらもっと良くなるかも」とアレンジするだけならそこまでハードルは高くないはずだ。

 

 

おかしなメロディになったって構わない。

「曲」の体裁をなしていないかもしれない。

 

最初から綺麗に曲を作ろうと思わなければいい。

天才でもない限り、いきなりうまくやれる人などいない。

 

まずはやってみることが大切。

 

 

想像力が豊かな人 

まったくゼロの状態から「○○な曲が作りたい」と思えるかどうかという事。

 

出来上がりを想定せず曲を作ることはもちろん可能だが、何かしらコンセプトを決めておいた方が、全体のビジョンは描きやすい。

 

 

曲のコンセプトといっても、最初から難しく考える必要はない。

 

「楽しい雰囲気」

「暗い雰囲気」

「○○(アーティスト名)みたいな雰囲気」

 

この程度のイメージがあれば十分なので、どういう曲が作りたいのかあらかじめ決めておこう。

 

この工程を繰り返し慣れてきたら、想像力をフル活用して明確なゴールを描き、そこに向かって曲作りを始めればいい。

 

 

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いろいろなジャンルの音楽を聴いている人

様々な音楽ジャンルに触れることは、作曲をするうえで重要なファクターにある。

 

 

たとえば、イントロのフレーズを考えているとしよう。

 

仮に、生まれてから今日までメタルしか聴いてこなかったとする。

 

その場合、メタル以外のフレーズをひねり出すことは難しいはずだ。

 

そんな人間がポップス的な曲を作ろうと思っても、どんな音で表現すればいいのか分からないので不可能に近い。

 

 

 

 

多くの人間は必ず何かしら外部からの影響を受けている。

 

特に芸術の世界では完全なオリジネイターなどそうそう現れるものではない。

 

そして、人間は自分の中にあるものしかアウトプットできないように作られている。天才と呼ばれる人間はその限りではないが、そんな者は一握りの存在だろう。

 

自分が天才だと自負しているなら、こんなことを考える必要はない。

 

でも、そうでないのなら、普段からいろいろなジャンルの音楽を聴くことは、作曲する上で大きな武器になると覚えておいてほしい。

 

 

これはフレーズだけではなくメロディでも同じことが言える。

 

いろいろなパターンを知っているという事は、それだけ"引き出し"が多いという事だ。

 

引き出しに入っている音楽の”ネタ”を組み合わせるだけでオリジナルが生まれやすい環境になる。

 

 

 

好奇心が旺盛な人

曲を聴いていてこんなことを思える人

 

「どうしてこんなに覚えやすいメロディなんだろう」

「どうして体が勝手に動くんだろう」

「どうしてハッピーな気持ちになるんだろう」

 

曲を聴いて違和感を抱くことに似ているが、上記のように、いろいろな感情を巡らせられるかどうかということ。

 

 

先ほどの項目で「いろいろな音楽を聴くこと」が作曲には大切だと書いたが、ただなんとなく音楽を聴いているだけでは、その音楽から吸収できることが少ない。

 

ただ漠然と「かっこいい!」と思って聴いているだけでは、「カッコいい」という漠然とした情報しか得られない。

 

だから、「この曲どうなってるんだ?」という好奇心をもって曲と向き合うことが大切。

 

「どうして」が増えるほど、その答えを求め、いろいろな角度から音楽を聴くようになる。そうすれば、なんとなく聴いている時とは違い、得られる情報量も変わってくるという仕組みだ。

 

もちろんすべての「どうして」に答えが見つかるわけではない。

 

当然だが、作曲の素人が、プロの作った曲を分析したところで出てくる答えなどタカが知れている。

 

 

でもここで重要なことは答えを出すことではない。

 

「どうしてそうなっているのか?」を考えることだ。

 

たとえ答えは出なくとも、曲の構造を分析することは、作曲をする際に必ず意味のあるものになる。頭をひねった分だけ自分の糧になっているはずだ。

 

 

音楽が好きな人 

当たり前のこといってんじゃねーよ

 

という声が聞こえてきそうだが、音楽にどれだけ愛情を持っているかは、作曲する上で重要な要素になる。

 

まず、好きでなければ「やってみよう!」という気にならない。

 

筆者はギターの音が大好きでギターを弾き始めたのだが、しばらく練習をしていると当然弾けないフレーズが出てくる。

 

そんな時、ギターに対する想いが生半可なものだったらどうだろう?

おそらく弾くことを諦めていたはずだ。

 

 

大好きなギターをもっと弾いていたい!

 

こんな強い思いがギターに向かわせる原動力になった。

 

 

これは作曲に対しても同じことが言える。

 

「○○のような曲が作りたい」と思っても、最初からうまく行くわけがない。

 

作っても作ってもダサい曲しか生み出せないこともある。

 

そうなったら、作曲することが嫌になるかもしれない。

 

 

「自分には作曲が向いていないじゃないか?」

 

そんなネガティブな感情に襲われたとき、自身を突き動かすものは「好き」という感情に他ならない。

 

 

どうしても曲が作れない時は大好きな曲を繰り返し聴いてみるのも効果的だ。

 

音楽が好きで作曲がしたいと強く思った「初期衝動」を再び呼び起こし「創作意欲」を刺激してくれる。単純な方法だがおすすめである。

 

 

作曲ができない人の特徴

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音楽理論にこだわりすぎる人

まず音楽理論ありきで、完璧を求めてしまうタイプは作曲に向いていないと個人的に思っている。

 

音楽理論が悪いと言っているわけではない。

 

楽曲をより良いものにするためには重要な要素で、音楽理論の知識は無いよりはあった方が良いに決まっている。

 

だけど作曲の初心者は、難しいことは抜きにして、曲作りを楽しむことから始めるべきだ。

 

まずは自分の中から自然と出てくる物を大切にしてほしい。

 

音楽理論だけで作曲に向き合っていたら、スランプに陥った時、モチベーションが保てない恐れがある。

 

 

作曲は難しいと思い込んでいる人

作曲ができる人の特徴をあれこれ書いてきたが、そのハードルは案外低いものだ。

 

ぶっちゃけ誰にだってできるのが作曲という行為。

 

それでも多くの人は作曲が難しいものだというイメージを持っている。

 

だからまず、作曲は難しいという概念を取り払ってほしい。

 

どうしてもできないと思ったら、お風呂で鼻歌からはじめればいいだけだ。

 

ヒット曲を作れと言われたら難しいが、鼻歌で曲をつくることは小さな子どもにだってできるし、それだって立派な作曲である。

 

作曲なんて自分には無理だと思い込む前にまずはやってみてほしい。

 

 

作曲ができる人とできない人の違い まとめ

作曲についてあれこれ書いてきたが、作曲のハードルの低さが伝わっただろうか。

 

結局はやるかやらないか、それだけの話であって、何でもいいから作曲してみること。これが何より大切だ。クオリティなんかは二の次で良い。何事も一緒で、好きでやっている事はそのうち勝手にうまくできるようになる。

 

まずは作曲を楽しむところから始めてみてほしい。

 

それではまた。

 

 

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