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声優「沢城千春」を擁するロックバンド Street Story「Way of life」レビュー

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2021年3月3日リリースされたばかりのStreet Story 1stミニアルバム「Way of life」をレビューしていきたい。

 

聞きなれないバンドだと思うので簡単に解説していく。

 

Street Storyとは

Street Storyは、声優としても活躍中の沢城千春(Vo/G)、SEPTALUCKでボーカルを務めるFin(Vo/G)の二人からなるロックバンド(ユニット)。

 

結成当初は、ELLEGARDEN/MAYKIDZの高田雄一(B)、メメタァサンライズ太陽(Dr)を加えた4名で活動をスタートさせたが2020年5月二人体制となり現在に至る。

 

詳しいことはwikipediaを参照してほしい。

 

ちなみにwikiのページのほとんどは筆者がひとりで編集した。

 

 

Street Story「Way of life」収録曲

  1. モンスター
  2. アオゾラビート
  3. Dance Forever
  4. Butter-Fly(デジモンアドベンチャーカバー)
  5. メリーゴーランド
  6. 夢グライダー
  7. 恋雪

作詞:Fin 1 / 沢城千春 2,3,4,5,6,7

全作曲:Fin

 

Street Story「Way of life」総評レビュー

☆おすすめ曲 ⇒ 1/2/3/4/6

 

Street Storyは2019年にデビューシングルをリリースし、その後は単発での配信を挿んでいたものの大きな動きはなかったためファン待望の新作となる。

 

作曲はすべてFin(SEPTALUCK)が担当しているため、疾走感のあるポップパンク色の強い楽曲が半数を占める。

 

他はダンサブルなミドルナンバーや、しっとり聴かせるバラードなどで構成されておりサウンド的にはバランス良くまとまっていると思う。 

 

歌詞も日本語詞のストレートでクセがないタイプなのでロックに抵抗があっても聴きやすい作風になっている。

 

ただ、曲数が少ないのはもったいなかった。全7曲で既発が2曲、4曲目はカバーなので実質的には4曲のみが新作ということになる。Butter-Flyのカバーは最高だったけど。

 

新曲のクオリティは申し分なかったので、フルアルバムのボリュームで楽しみたかったというのが正直なところ。Finの作曲能力はパンク界隈でもずば抜けていると思うので自作は少し頑張って曲数を増やしてもらいたい。

 

Street Storyはツインボーカルなのだが、沢城千春の歌唱力がもう少し上がってくれるとバンドとしてはさらに良くなると思う。

 

感情を乗せて"歌"として表現出来ているので特に下手とは思わないが、Finの歌唱力が単純に高すぎるため同じメロディを歌うと嫌でも差が気になってしまう。特にスローナンバーではそれが顕著になる。

 

沢城千春ありきで成立しているバンドだけど、正直言えばFinの歌唱パートをさらに増やしてほしい。おそらくファンのほとんどは沢城目当てだと思うので難しいだろうが。

 

 

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Street Story「Way of life」サウンド

上述したように1、2、4、6曲目はポップパンク寄りのサウンドになっている。

 

日本的なメロコアではなくカリフォルニアスタイルのカラッとした明るいメロディックパンクの王道サウンドだ。これはFinが最も得意とするジャンルであり安心して楽しめる。

 

Street Storyは声優である沢城千春が参加しているという事もあり、アニメソングのエッセンスも楽曲に注入しているようだ。

STREET STORYもポップパンクがベースになっているのは変わらないけど、ヴォーカルが千春なので、一緒にバンドをやる以上はアニソンも視野に入れたいというのがあって。僕なりのポップパンクと、自分が聴いてきたアニソンのテイストをうまく混ぜることを考えてSTREET STORYの曲を作っています。

出典:OKMUSIC

 本作ではそれが高じて「Butter-Fly」のカバーに繋がっているのかもしれない。

 

 

シンプルな楽曲が並ぶ「Way of life」だが、一番の聴きどころは3曲目の「Dance Forever」だろう。

 

タイトル通りのダンサブルな楽曲で、軽快なリズムに思わず体が動いてしまうことうけあい。バンドサウンドと打ち込みがちょうど半々くらいになっているバランスは見事。

 

Finが作る曲としては珍しいタイプではあるが、彼は以前「UnFinished Monster Machine」という、打ち込みを多用した極めてダンサブルなロックを鳴らすバンドに在籍していた。

その際にダンスロックのノウハウを学んだのかもしれない。

 

ちなみに映像で紹介した作品は超名盤なので気になった方はチェックしてみてほしい。

 

 

Finはメロディメーカーとしても才能がある人だと思っているのだが、バラードでは特にそれが実感できたし美しい旋律の応酬にうっとりしてしまった。

 

全体的に奇をてらったサウンドではないものの安心して聴ける及第点以上の仕上がりになっていると思う。

 

 

Street Story「Way of life」まとめ

Street Storyはじめてのミニアルバム「Way of life」をレビューしてきた。

 

決してメインストリームの音ではないが丁寧に練られた楽曲とサウンドは自身をもって勧められる良盤になっているので気になった方はぜひチェックしてみてほしい。

 

それではまた。

 

 

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