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打首獄門同好会 歌詞はバカだが武道館に立った本物のロックバンド

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打首獄門同好会日本武道館でのライブを大成功させたらしい。

こんなバンドがここまで大きくなると誰が予想できたであろう。

 

パブリックイメージから聴かず嫌いの邦ロックファンも多数見受けられるが、そんな「打首獄門同好会」未体験のロックリスナーに、その馬鹿さ加減を広めるべく魅力を語っていきたい。

 

 

※この記事にはバカ(馬鹿、莫迦)という言葉が繰り返し登場しますがすべて誉め言葉です。

 

 

 

打首獄門同好会ってどんなバンド

大澤敦史(ギター・ボーカル)

河本あす香(ドラムス・ボーカル)

junko(ベース・ボーカル)

 メンバーは現在この3名(2018/8現在)

 

7弦ギターと5弦ベースを駆使した所謂ラウドロックバンド。

 

バンド名は何となく知っていたものの、最近ガッツリ聴き始めた完全なにわかでございます。

 

 

 

打首獄門同好会は尋常ならざるバカ

 

まずバンド名

打首獄門同好会」 

もう馬鹿である。

 

ちなみにバンド名を決める際は3つの候補があったようだ。

打首獄門同好会 

切腹愛護団体

・終生遠島協同組合

採用されなかった残り2つも言わずもがな馬鹿である。

 

個人的に『切腹愛護団体』のお馬鹿な響きが好み。

 

バンド名からしてこのように馬鹿なのだが、そんなバンドから生まれる曲の馬鹿さ加減は常軌を逸している。

 

 

打首獄門同好会は歌詞がバカすぎる

『米』をバカなワードに変えるセンス

タイトルの「日本の米は世界一」というのは言葉としてはごく普通の響きだが、こうしたラウドなサウンドでメロディアスに歌われてしまうと途端に馬鹿なパワーワードへと変わってしまう。

 

このパワーワードをサビで繰り出してくるこの曲のインパクトは聴く者を圧倒する。

曲中ではその他に米に関するワードがこれでもかと登場。

聴き終わった後は不思議と米が食いたくなっていた。

 

私は完全に打首獄門同好会の術中にハマっていたのだ。

 

 

 

きのこたけのこ・・・

この曲に関しては多くを語るのは野暮である。

ただひとこと言わせてください。

バカであると。

 

 

言うまでもないが、初めて聴いた時はあまりのインパクトにきのこの山たけのこの里大人買いしてきた。

 

 

 

歌詞はバカでも曲のカッコよさは本物だ

打首獄門同好会のバカさ加減は実際こんなものではない。

先ほどのMVが気に入ったのなら他の曲もぜひ聴いていただきたい。

 

それにしても、このテイストで武道館に立ったバンドはSEX MACHINEGUNSくらいではないだろうか。

 

 

実際の曲を聴いてみると分かるが、真面目にラウドロックをやっていて、歌詞とのギャップを感じて余計に笑えてくる。その辺りもマシンガンズにも通ずる部分かもしれないな。

 

打首獄門同好会は、巷でマキシマムザホルモン筋肉少女帯に似ていると言われているが、たしかにその要素はある。

ホルモンのあれこれミックスされたラウドなサウンドは似ていると言ってもいいだろう、筋少は似ているというか大澤敦史の声と大槻ケンヂの声質に似ているだけな気もするけど。

 

 

酷いものになると"似てる"ではなく"パクリ"と決めつけている輩もいた。

 

これがパクリならこの世はパクリだらけになってしまう。

もっと広い心で音楽を楽しめばいいのにもったいない。

 

 

打首獄門同好会ヘヴィメタルな側面もあるので、その部分に特に惹かれたのかもしれい。先ほども名前を挙げたが「SEX MACHINEGUNS」と同じような感覚で聴いている。

 

マシンガンズ同様、曲は普通にカッコいいのに、歌詞がどうしようもなくバカというあの感じです。

 

 

個性的な歌詞という意味では、人間椅子も近いものがあるかもしれない。メタルな部分も共通しているしね。

 

 

 

打首獄門同好会 歌詞がバカな理由

歌詞を書いているのはギターボーカルの大澤敦史。

 

彼はギターからロックの世界にハマったらしく、ボーカルに関しては思い入れがないようだ。

 

だから憧れのボーカリストであったり、表現したい歌詞の世界も特に無いと語っている。こだわりがない故にどんな歌詞でも抵抗なく歌えるのだろう。

 

 

 

歌詞の内容は基本ノンフィクションらしい。

 

普段思っていることや、過去に自身が体験した事柄を歌にしているため「生活密着型ラウドロックなんて呼ばれている。

 

だからあんな「米」だったり「たけのこきのこ」のような馬鹿みたいな歌詞が出来上がるわけですね。

 

でもそれは逆に考えるとリアルで等身大の歌詞と捉えることも出来る。

 

借りてきたような薄っぺらい言葉で愛だの夢だの歌っているロックバンドよりも説得力があるのかもしれない。歌詞は圧倒的に馬鹿だけど(笑)

 

そうした、良い意味でも悪い意味でも飾らないスタンスだからこそ、多くのリスナーの共感を得ているのかもしれない。

 

 

 

それにしても、どうしてこんなバカみたいなバンド(誉め言葉)が武道館でライブが出来るほど成功しているんだろう?

 

個性的でキャッチーだからヒットする要素はあるけれど、ここまで大きく売れたのには何か理由があるのだろうか?たまたま隙間にフィットのかもしれないが。

 

いずれにしても、こんなバカで恥ずかしいバンド(褒め言葉)がヒットするという日本の音楽シーンもまだまだ捨てたもんじゃない。

 

打首獄門同好会は馬鹿なことを一生懸命やっている。

それがいかにカッコいいことか。生粋のロックバンドだよ。

 

それを理解しているロックリスナーがたくさんいるってことも、何だか嬉しくなってくる。

 

 

こんなカッコいいバンドなかなかいない。

応援してます。

 

 

馬鹿バカ言ってるけど比較的まともな歌詞もあります

この曲最後ほっこりするんだよね。

 

 

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