【女性スリーピース】3人組 邦楽ロックバンドのおすすめ「ガールズバンド編」【日本】
筆者のおすすめスリーピースバンドを紹介するこの企画。
今回は「ガールズバンド編」です。
巷では「かわいいバンド」が持て囃されている。
例外もあるが、筆者は”かわいらしい”感じが少し苦手なため、『かわいい』を売りにしたバンドはラインナップされておりません。
スリーピースロックバンド(ガールズバンド編)のおすすめ
GO!GO!7188(ゴーゴーなないちはちはち)
筆者はGO!GO!7188の元メンバーである「ユウ」を神を崇めているため、3ピースガールズバンドといえば、このバンドは絶対外せない。
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音楽性は、パンクやGS(グループサウンズ)、サーフロックなど自分たちのルーツをこれでもかと融合させた唯一無二の「オルタナティブ」ロックサウンドが特徴。
多くの楽曲で、アッコ(B)が作詞を担当し、ユウ(Vo/G)が作曲をするというスタイルで活動していた。
GO!GO!7188を語る上で外せない要素が、「和」を感じさせるメロディだろう。
大ヒット曲「浮舟」に代表される独特の世界観は多くの音楽ファンを魅了した。
他には、現在も多くのアーティストにカバーされ、世代を超えて愛される「こいのうた」など普遍的な魅力に溢れた楽曲も数多く生み出した。
GO!GO!7188 おすすめ曲
個人的に、後にも先にもこんなバンドはいないと思っている。筆者の中ではガールズロックバンド永遠のナンバーワン。
以下のベストアルバムは、代表曲や名曲が網羅されているので気になった方はチェックしてみてほしい。
チリヌルヲワカ
先ほど紹介した「GO!GO!7188」の「ユウ(Vo/Gt)」を中心に結成された『チリヌルヲワカ』。
独特な和メロのクオリティはさらに磨きがかかり、サウンドはよりオルタナティブな方向へと舵を切った。
元々高かった歌唱力も健在で、経年とともに艶を帯び、その表現力は他の追随を許さない。
もはやジャンル名が「チリヌルヲワカ」といっても過言ではないほど、圧倒的な個性を武器に、作品を発表するたび新たな感動を与えてくれる。
チルヌルヲワカ おすすめ曲
チリヌルヲワカはどの作品も聴きどころがあり、おすすめを一つ上げるのは難しい。今の気分でこちらをチョイスした。
DETROITSEVEN(デトロイトセブン)
2001年結成のオルタナティブ・ロックバンド。
結成時のバンド表記は「detroit7」
音楽性はガレージロック、グランジなど、女性がボーカルを執るバンドの中では珍しい無骨なジャンルの音を鳴らしている。
数々の海外アーティストのオープニングアクトを務め、アメリカ/ヨーロッパにてライヴツアーを行うなど、その活動はワールドワイドであり、バンドの実力は世界水準と言っても過言ではない。
あまり知られていないが、奥田民生はDETROITSEVENのサウンドに魅了されていたそうだ。
タイトな演奏はDETROITSEVENを語る上で重要な要素。
ボーカル「菜花知美」の迫力満点で存在感のある歌声もポイント。
DETROITSEVEN おすすめ曲
2012年ベースの古田島伸明が脱退し現在は二人体制となったDETROITSEVEN。
近年はリリースなど表立った活動が見られず非常に残念である。
以前のような世界を股にかけた活躍に期待したいものだ。
YELLOW MACHINEGUN(イエロー・マシンガン)
1993年大阪で結成されたハードコア/クロスオーバー・スラッシュバンド。
2006年から活動休止していたが、2010年からライブ活動にて再始動。
過去にはフジロック出演や「Limp Bizkit」「SLIPKNOT」との来日公演での共演など、その実力は折り紙つきである。
音楽性はガールズバンドとは思えないほどゴリッゴリの直球ハードコア。
今の時代はラウドだメタルだと当たり前のようにやかましい音楽が巷に溢れているが、93年当時の日本で、しかもガールズバンドがこんな音を鳴らしていたという事実に衝撃を受けた。と同時に激しくリスペクト。
2019年には25周年記念ライブも大成功をおさめ、その後もライブを中心に精力的に活動中である。
YELLOW MACHINEGUNのおすすめ曲
目茶苦茶ハードな楽曲に対し、メンバーのビジュアルが至って普通なのが、非常にシュールである。
【女性スリーピース】3人組 邦楽ロックバンド まとめ
というわけで、筆者の好きな女性スリーピースバンドを紹介してきた。
三人組のバンドは不思議な魅力に溢れた存在だ。無駄な物を削ぎ落したかのような佇まいやサウンドは、潔さも感じられて尚更カッコいい。
今後も気になったバンドがあれば追加していくのでよろしくお願いします。
それではまた。