【洋楽編】2018年 1月~6月マイベストソング9選
2018年1月~6月にかけて特に印象に残りヘビロテしたという楽曲を紹介していくこの企画。
先日、邦楽で同企画をやらせていただいたのですが今回は洋楽編です。
邦楽編もぜひご覧ください↓
【邦楽編】同様、今年入手した音源から抜粋しておりますので多少古い楽曲が含まれますがご了承ください。
基本的にゴリッゴリのメタルが好きでやかましい曲が多めですが最後までお付き合いよろしくお願いします。
- 【洋楽編】2018年 1月~6月マイベストソング9選
- Decadence(デカダンス) The Inner Circle
- Underorth(アンダーオース)「On My Teeth」
- BE THE WOLF(ビー・ザ・ウルフ)「The Fall」
- Architects(アーキテクツ) 「Doomsday」
- As I Lay Dying(アズ・アイ・レイ・ダイング)「My Own Grave」
- Lich king(リッチキング)「Lich King V:Stalemate」
- Distillator「Blinded by Chauvinism」
- Bullet For My Valentine「Don't Need You」
- Beartooth(ベアトゥース) 「Hated」
- 【洋楽編】2018年 1月~6月マイベストソング9選
- 【邦楽編】はこちら↓
【洋楽編】2018年 1月~6月マイベストソング9選
Decadence(デカダンス) The Inner Circle
DECADENCE Sweden – The Inner Circle
Decadence(デカダンス) 2017年リリース「Undergrounder」収録。
スウェーデンのデスラッシュ/メロディックデスメタルバンド。バンドとしては自らの音楽性をメロディックスラッシュメタルと呼んでいる。
本人たちは"メロディックスラッシュメタル"と認識しているようで、たしかにスラッシュメタルの要素も垣間見えるが基本的には普通にかっこいいメロデス。Vo.メタリック・キティことキティ・サリックは女性。
メロデスで女性Vo.と言えばArch Enemyがすぐさま連想されるが、Decadenceの音楽性はかなり近いものがある。実際、当初のバンド名はArch Enemyの楽曲から取られており、大いに影響を受けているはず。Arch Enemy直系のメロデスサウンドで間違いなくカッコいい音を出すバンドです。
今回紹介した「The Inner Circle」はイントロの展開が鳥肌モノ。叙情的なフレーズで幕を開けMVの0:36辺りで始まるスラッシーなリフに繋がる流れがたまらない。その後は怒涛の展開でラストまで駆け抜ける。文句なしの名曲。
Underorth(アンダーオース)「On My Teeth」
再結成したUnderoathが2018年にリリースした8年ぶりNewアルバム「Erase Me」収録。
Underoathはスクリーモ全盛期に活躍した伝説的なバンド(自分の中だけ!?)。世間では現在ポストハードコアかメタルコアという認識らしい。2015年の復活後、待ちに待った新譜がこれ。
以前の作風に比べスクリームが影を潜め(それでも平均レベルかな)、全体的に歌に比重が置かれている。古参ファンなら一発で分かるけどヤンチャな感じが減退したため正直おとなしくなった。賛否両論あると思うけど、その変化のおかげで万人にすすめられるロックバンドになった気もするし、カッコよさは磨きがかかっているのでこの変化は大歓迎。
BE THE WOLF(ビー・ザ・ウルフ)「The Fall」
イタリアのバンドBE THE WOLF(ビー・ザ・ウルフ) 2015年リリース1stアルバム「IMAGO」収録。
媒体によってジャンルの紹介が異なっており実際形容するのは難しい。基本はハードロックでそこに様々な要素を取り入れているので、本当の意味での"オルタナティブロック"なのだと思う。
この曲は底抜けにキャッチ―で何かのCMでタイアップされていてもおかしくない完成度を誇る。それでいてバンドとしてのカッコよさに溢れておりロックリスナーが好みそうなエモい要素もある。さぞかし売れているバンドだろうなと思ったけどMVの再生数が意外に伸びていないのに驚いた。(2018/07現在5万強)
アルバムを通して聴いてもこの曲に負けず劣らず良曲ぞろいで本当に良いバンドです。もっと評価されてもいいバンド。
Architects(アーキテクツ) 「Doomsday」
イギリスのメタルコアバンドArchitects(アーキテクツ)が2017年に発表したナンバー。
Architectsの持ち味は緻密に計算された楽曲にある。他のメタルコアバンドとは一線を画すスケールのデカさを得意としており、この「Doomsday」でも本領をいかんなく発揮している。テクニカルな演奏もそうだが、空間系のエフェクトを効果的に使うことで曲の広がりが他の追随を許さない。
メンバーの死を経験したバンドの鬼気迫る演奏とVo.サム・カーターの魂の叫びと呼んでもいい激情のスクリームが聴きどころ。
As I Lay Dying(アズ・アイ・レイ・ダイング)「My Own Grave」
As I Lay Dying - "My Own Grave"
ベテランメタルコアバンドAs I Lay Dying(アズ・アイ・レイ・ダイング)が2018年に発表した6年ぶりの新曲。
久しぶりのAs I Lay Dying、どこを切ってもメタルコアな楽曲で非の打ちどころがない。これかなりの名曲だと思うのですがいかがでしょう。
まずクリーンパートのキャッチ―さが過去の楽曲と比べてもかなりのクオリティ。この時点で「My Own Grave」は軽く良曲のレベルなんだけど、その他のメタルコア要素も秀逸。スクリームの男臭さ、安定性は言わずもがな。疾走パートをはじめとするバンドアンサンブルが気持ちよすぎて何回でも聴ける。
歌を"聴かせる"部分のバランスも最高で言うことなし。
Lich king(リッチキング)「Lich King V:Stalemate」
アメリカのスラッシュメタルバンドLich King(リッチキング) 2017年リリースの6thアルバム「The Omniclasm 」収録。
MVがなかったのでフルでお聴かせできないのが残念な完全無欠のスラッシュメタルナンバー。30秒の試聴でも隠し切れない古き良き王道のスラッシュメタルを貫いており今の時代にこのサウンドは最高にクール。
マイナーバンドなためかサウンドプロダクションは正直いまいちだけど、そんなもの吹き飛ばす勢いに満ちている。ヤなこと全部忘れられる。マジカッコいいです。
Distillator「Blinded by Chauvinism」
オランダのスラッシュメタルバンドDistillator2017年リリースアルバム「SUMMONING THE MALICIOUS」収録。
このバンドはたまたま音源を聴く機会があっただけで情報が乏しく、学もないので正直バンド名は読み方が分かりません。"ディスティレーター"なのかな。
こちらの「Blinded by Chauvinism」も先ほどのRick King同様、古臭い(誉め言葉)スラッシュメタルをかましてくれてイントロからもうノリノリ。ボーカルはジャーマンスラッシュ三羽ガラスの「DESTRUCTION」の影響がみられ正直クセはあるが独特の個性を発揮している。メタルが好きなら頭を振らざるを得ないキラーリフ満載。
Bullet For My Valentine「Don't Need You」
Bullet For My Valentine - Don't Need You
ご存知Bullet For My Valentineです。比較的有名な曲なので紹介するべきか迷いましたが実際よく聴いていたので選出しました。
2018年6月29日リリース6thアルバム「Gravity」収録の先行シングル。
アルバムの評価はボロクソみたいですが現在未聴なので何とも言えません。この曲は今までのBFMVに比べて変化した部分が多いものの私としては満足できました。アルバムにダメ出ししてる人はこれ以外の曲の評価が低いのかな。
メタルバンドなのに「ギターソロがないからダメ」と評価しているamazonレビューがあったりして、たしかに生粋のメタルヘッズにはつまらない曲かもしれないけど。
それ以外は良くも悪くもいつものBullet For My Valentine。キレのあるリフ、キャッチーなメロディ、適度なシャウトで構成されていて安心して聴けます。
Beartooth(ベアトゥース) 「Hated」
元ATTACK ATTACK!のVo.Caleb Shomo(カレブ・ショモ)を中心に結成されたメタルコアバンドBeratooth 2017年リリースの2ndアルバム「Aggressive」収録。
Beartoothはメタルコアという触れ込みだったけれど、2014年の1stを聴いた印象はハードロックにパンクが混ざったような音楽性で、メタルコアというよりもっと泥臭いイメージがあった。
最近のメタルコアは洋邦問わず綺麗にまとめすぎている印象があるので、これくらいアグレッシブに汚く暴れまわってくれた方が個人的には◎
今回の「Hated」は前作にあった泥臭さがかなり払拭されていて全体的に洗練されている。リフにもそれが表れていてモダンヘヴィネスの要素が多めに感じられるようになった。この変化を歓迎しないリスナーがいることは想像できるので、その場合は評価が難しいが、私としては順当に進化していると見ている。
Beartoothの泥臭さにヤラれたリスナーが多いと耳にしたけど、一番の強みは綺麗なメロディラインにあると思う。一度聴いたら忘れられないいわゆる"良い曲"というヤツ。
前作では泥臭い楽曲ながらキャッチーな要素が同居しており、そのインパクトが凄かったんだけど、この曲でもその要素はいかんなく発揮されている。ドライブ中なんかに聴くと気が付いたら口ずさんでいるということが多かった。
ほんとによく聴いた曲。
【洋楽編】2018年 1月~6月マイベストソング9選
邦楽同様キリがないのでここで締めようと思います。
元々洋楽の方が数を聴いているので、どこまで紹介するか迷ったけど、厳選に厳選した結果こうなりました。
この企画は自分の音楽遍歴を振り返る上でも重要だと思うので、これ以降もタイミングがあえばいつかまたやりたいと思います。