ONE OK ROCK おすすめの隠れた名曲5選 マイナーだが絶対聴くべき人気曲【ワンオク】
ONE OK ROCK(ワンオクロック)
邦ロック好きならその名を知らぬ者はいないほど、絶大な支持を得ている大人気バンドだ。
映画など"タイアップ"された楽曲も多く、その知名度は一般リスナーにまで広がりつつある。
ワンオクの音楽性は一般的には「オルタナティブロック」の範疇に収まるのだろうが、初期はラップコアのような曲であったり、エルレガーデンを彷彿とさせるパンクナンバーまでラインナップに含まれている。
今回はそんなワンオクの幅広い楽曲の中から、マイナーだけどシングル曲にも負けない完成度を誇る隠れた名曲をいくつか紹介していこう。
ONE OK ROCKの中では、比較的マイナーな初期の作品に絞って選曲してみたのでワンオクビギナーはぜひ参考にしてほしい。
ONE OK ROCK マイナーだけど隠れた名曲
ONE OK ROCK「Crazy Botch」
収録アルバム:BEAM OF LIGHT
ファンキーに跳ねるベースサウンドが印象的で、それに呼応するかのようなギターのカッティングが心地よい。タイトルの「Botch」は、歌詞で「ぼっち」と掛けてあり、この辺りの言葉遊びのセンスがニクい。歌詞の所々でスケールの大きなワードが並んでいるが、あくまで日常を映し出した世界観が見事である。
ONE OK ROCK「リングワンデルング」
収録アルバム:完全感覚Dreamer(シングルカップリング)
少し聞きなれない言葉だと思うがその意味は
人が方向感覚を失い、
無意識に円形に彷徨い歩く事
歌詞の解釈は難しいのだが、
人は誰しも自分にしかできないことがあって、それを自覚を持ってやり続けることの大切さを説いているように思う。
それはつまり「リングワンデルング」のように"無意識に彷徨い歩く"のではなく信念を持って人生を歩んでいけと背中を押されているように感じた。
ONE OK ROCK「欠落オートメーション」
収録アルバム:The Beginning(シングルカップリング)
Takaはこの曲の詞について、雑誌『音楽と人』2013年9月号にて
「自分の足りなさや至らなさ(=欠落)について
思うことを細かく表現するために」日本語を用いた
と語っている。
これだけを読むとTaka自身のパーソナルな内容が綴られているように感じる。実際歌詞を読めばそう解釈することもできるだろう。
しかし、「欠落オートメーション」が本当に伝えたいことは、私たちが今生きている「世の中への警鐘」だと思う。
時代は急速に発展を遂げ、何かと便利になった世の中。
しかしそのおかげで失ったものも数多くある。
その悲哀を、Taka自身のエピソードを通して我々に伝えようとしているのではないだろうか。
求めてた日々はこんなモンだっけ?
Takaが伝えたいことは歌詞のこの部分にすべて集約されている気がする。
本当に深い曲なので、音源を持っている方はもう一度歌詞を噛みしめて最後まで聴いてみてほしい。
そして、あなたなりの答えを出してみて下さい。
ONE OK ROCK「アダルトスーツ」
収録アルバム:Nicheシンドローム
この曲に登場する「アダルトスーツ」というのは、我々が普段着るような”スーツ"のことではない。
中身はどうあれ、大人として振る舞うことを強制される、いわば大人の仮面のようなものだ。
社会で生きていくためには誰もが着なければならない「アダルトスーツ」。
詞を書いた当時のTakaも、社会(音楽業界)を生き抜くため、当然の如くアダルトスーツの着用を迫られたのだろう。
歌詞の所どころで、アダルトスーツを着て"大人"としての振る舞いを強制されながら日々をサバイブしている、Takaの生き様が垣間見えた。
着せられていることを半ば諦めた描写があるものの、自分らしく生きることの大切さを説いている。
今日の今この瞬間が大事なの!
奪う権利はあなた方にはない!!
今この瞬間を精一杯生きる大切さをこ「アダルトスーツ」から感じ取ってもらいたい。
ONE OK ROCK「Shake It Down」
収録アルバム:Nicheシンドローム
「振り落とせ」という意味を持つ「Shake it down」は、ONE OK ROCK流の極上応援ソングである。
生きていくことは不条理の連続だが、それを「自らの意志で振り払い立ち上がれ!」という強烈なメッセージ。
人生山あり谷あり、どん底まで堕ちる時もある。それでも自分たちの信じる道をつらぬいてここまで昇り詰めた俺たちを見て、お前たちも頑張れと背中をしてくれるような曲である。
ONE OK ROCK マイナーだけど隠れた名曲 まとめ
ということで、ワンオクの「マイナーだけど名曲」をいくつかご紹介してきた。
アルバム「残響リファレンス」以降は一気に知名度を上げたので、今回はそれより前の作品から抜粋してみた。好評ならまたいつか追記したいと思います。
それではまた。
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