のりオト

音楽関連のコラムやCDレビューなど音楽中心の雑記。

のりオト

【常田大希】millennium paradeが売れた理由はリスナーに革命を起こしたから
Ado(アド) 今すぐ聴くべきおすすめ人気曲【7選】
サビから始まる名曲を【23選】まとめてみた

ランキングに出ない本当に歌が上手いアーティスト3選【邦楽女性編】

スポンサーリンク

歌が上手い女性アーティスト

本当に歌が上手い歌手ランキング

 

日ごろネットを徘徊していると、この手のランキングをいくつも見かけるが、どうしてどこもかしこも同じようなメンツなんだ。もちろんランクインしているアーティストに罪はない。実際歌が上手い歌手なのは間違いない。

 

だが、ランキングの企画としては正直まったく面白味がないだろう。どこにでも登場するアーティストを挙げても「そんなことライトリスナーだって知っている」と言いたくなる。

 

たとえば"ボイストレーナーが選ぶ"だったら、プロの目線でマニアックな人選をした方が、企画としては何倍も面白いし情報としても価値がある。いまさらSuperfly吉田美和の名前を出されたって「そりゃ間違いないけどさ・・・」としか言いようがない。

 

一般的にはマイナーでも歌の上手いアーティストなんてゴロゴロしているわけで。そういったアーティストがランクインしていたら「やっぱりプロは見る目が違うな」となると思うけどな。

 

というわけで当稿では、一般的な「歌が上手いランキング」に登場しない、本当に歌が上手いアーティストを紹介していきたい。

 

今回は女性アーティスト編です。

 

あわせて読みたい

 

スポンサーリンク

 

本当に歌が上手いアーティスト【女性編】

JUNNA(じゅんな)

アニメ「マクロスΔ」に登場する女性5人組グループ「ワルキューレ」のメンバーとして2015年にデビュー。

 

劇中のキャラクター美雲・ギンヌメール歌唱パートのみを担当していた(声優は小清水亜美 )。

 

ワルキューレとしては主題歌を担当していたが、要するにキャラソンを唄うアニソンシンガーのような存在だった。

 

JUNNAが歌唱担当した 「美雲・ギンヌメール」というキャラクターは「圧倒的な歌唱力」という設定だったため、制作側の意向を見事に体現していると言える。

 

2020年現在はワルキューレの活動と並行してソロシンガーとしても活動中。

 

 

アニソン歌手というのは、その才能に気付いているリスナーが少ないだけで、実は総じて歌唱力が高い。

 

JUNNAも例に漏れずアホほど歌が上手い。圧倒的な表現力と伸びやかな高音。そのどれもがトップレベルの歌唱力ではないだろうか。

 

ワルキューレは五人組だが一人だけ歌唱力が飛び抜けているので分かりやすいかと思う。

 

こちらはソロ名義の楽曲「Vai! Ya! Vai!」

 

 

 

 

林 明日香(はやし あすか)

2003年シングル「ake-kaze」でデビュー。

 

アニメ映画『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』の主題歌を歌ったことにより、圧倒的な歌唱力がアメリカでも注目されるようになる。

 

紹介しておいてなんだが、しっかり聴き込んだのはデビュー曲である「ake-kaze」だけである。リアルタイムで存在を知ったわけでもなかったし、その後ファンになって追いかけることもしなかった。

 

しかし上述した「ake-kaze」を初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。まさに心を揺さぶる音楽だった。曲を聴いて訳もなく涙が出た。

 

映像作品などで涙することは珍しくないが、曲を聴いて泣くほど感動した経験はあまりない。単純に歌詞と曲自体の良さもあるけど、迫りくる声の熱量に圧倒されてしまった。

 

歌が上手いのはもちろんだが、畏敬の念を覚えたし、とにかく神々しい。ひとりでも多くの音楽ファンに「ake-kaze」が届いてくれたら幸いである。

 

こちらは「明け風〜ake-kaze2013ver.」

「ake-kaze」のオリジナルがリリースされた年齢は驚愕の13歳。

 

いつレコーディングをしたのか定かではないけど、13歳以下の可能性もある。年齢に釣り合わない歌唱力ということなら、先ほど紹介したJUNNAも相当な化け物だが、林明日香はさらにヤバい。

 

 

當山みれい(とうやま みれい)

當山みれいは、そのポテンシャルの高さから「20世紀生まれ最後のモンスター」と呼ばれている。

 

 

2013年夏まで全米トップのゴスペル・チーム「Gospel For Teens」に所属する唯一のアジア人としてリード・ヴォーカルに抜擢。

 

勢いそのままに14歳の時「MIREI」名義にて、シングル「TATTOO」で全米デビューを果たした超実力派。

 

2014年には、両A面シングル『Fallin' Out/I Wanna NO feat.SHUN』にて日本でもデビュー。

 

自身で作詞作曲しするシンガーソングライターだが、ダンスも踊ることから、一部メディアでは 「ダンサーソングライター」と紹介されることも。

 

 

タダ物ではないというのは輝かしい経歴をみれば一目瞭然だが、全米トップのゴスペル・チームで鍛えられた圧倒的な歌唱力は聴く者を圧倒する。

 

 

當山みれい」との出会いは、2015年にリリースされたglobeトリビュートアルバム「#globe20th -SPECIAL COVER BEST-」に収録されていた楽曲だ

 

 

「Can't Stop Fallin' in Love」

もともとglobeが大好きなので楽しみにしていたアルバムだったのだが、まったく名前も知らなかった當山みれいに度肝を抜かされた。

 

引っかかるようなクセのある感じが少しBoAに似ている。ちなみに、BoAも歌が上手いアーティストに挙げられることは珍しくないが、ネットではその歌唱力が叩かれた時期もある。個人的には「メリクリ」をBoAのように表情豊かに歌い上げられるアーティストはそんなにいるとは思えない。

 

 

すこし話が逸れたが、當山みれいは現在「R&B」シーンで活躍中だ。

 

彼女のルーツであるゴスペルは、後にソウル/R&Bへとジャンルとして広がりを見せる。

 

當山みれいの歌は、まさにゴスペルの特徴を端的に表した歌唱法で、声量豊かな太く通る声が持ち味。高音のパワフルさが特に際立つ。

 

かといって"大味"というわけでもなく、繊細な表現力も魅力のひとつであり、歌に必要な要素を高次元で兼ね備えた天才的なシンガーだと思う。

 

 

スポンサーリンク

 

本当に歌が上手いアーティスト【女性編】まとめ

というわけで、筆者が思う本当に歌が上手い女性アーティストの紹介だったがいかがだっただろう。

 

今回の記事を書くにあたり、演奏を無視して「歌」だけをひたすら聴き続けたのだが、改めて”歌声”の持つパワーや奥深さを感じることが出来た。

 

今後も感銘を受けたアーティストが見つかれば随時追加していきたいと思う。

 

それではまた。

 

こんな記事も書いています


Hatena

Feedly