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すぐわかるエモいの意味と語源由来|【7選】エモい邦ロックバンド/曲のおすすめ

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エモいの意味と語源由来

「エモい」という言葉は完全に市民権を得て、猫も杓子も「エモエモ」言っている昨今。

 

当稿では今更聞けない「エモい」の意味とその語源を解説していきたい。

 

それだけでは味気ないので、ついでに音楽ブログらしく「エモい」と感じられる邦ロックも併せて紹介していこう。

 

 

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「エモい」の意味

言葉では言い表せられない感動を表現したい際に「エモい」を使おう。

 

「哀愁を帯びている」「ノスタルジー」などと言い換えることも出来る。

 

「ヤバい」とほぼ同義で用いられる場合もあるなど、”思考停止”しても扱える便利な言葉だ。

 

「エモい」と「ヤバい」の違いを長々解説しているサイトもあるが、若年層は感覚で使い分けられるだろうし、(会話の前後を考えるのは当然として)「ヤバい」を使っていた場面で「エモい」を使用しても特に問題はないと思う。

 

 

いずれにせよ、胸が締め付けられる想いや、訳もなく涙が溢れそうになったなど、言葉では言い表せられないほど心が揺さぶられた際に「エモい」を使うということだ。

 

 

「エモい」の語源・由来

「エモい」の語源

  • emotion(エモーション)
  • emotional(エモーショナル)

上記を基に、

  • 「美しさ」⇒「美しい」
  • 「優しさ」⇒「優しい」

など形容詞に変換する場合に用いられる接尾語「い」をつけたもの。

 

つまり、emotion(エモーション)という状態を形容した言葉が「エモい」なのだ。

 

 

「エモい」の由来

元々は音楽用語の「エモい」から来ている。

 

そして音楽における"エモい"は「エモ(Emo)」という音楽ジャンルが元になった。

 

 

「エモ(Emo)」とは、ハードコアパンクを起源にアメリカで生まれたロックのサブジャンルのひとつ。

 

比較的激しめなロックサウンドに「叙情的」「激情的」なボーカル(歌詞)やメロディを乗せた物で、時にはサウンド自体が該当する場合も少なくない。

 

「激しさ」「美しさ」という相反する要素を内包し、聴く者に何とも言えない感覚を与える音楽だ。

 

現在はスタイルもサウンドも様々で、どれがエモなのか厳密に分類することが難しくなっている。

 

いすれにせよ、上記の「エモ(Emo)」を聴いたリスナーが「あの曲(ボーカル)エモいよね」と言ったことがすべての始まりだ。

 

 

「エモい」は時間をかけて他の音楽ジャンルでも使われるようになり、やがて音楽以外のエンタメにまで飛び火した。

 

果ては実生活にも影響を及ぼし、現在は若者言葉として流行しているということだ。

 

 

ちなみに、2016年「今年の新語」で2位を獲得した「エモい」は、生まれて日が浅い印象のある言葉だが、音楽における「エモい」の歴史は意外と古い。

新語面してるけど「エモい」って結構前から使われてるでしょ?いつから使われているか調べてみた! (2018年6月21日) - エキサイトニュース

 

上記の読むとその歴史は1999年6月にまで遡る。

 

どういった経緯で一般層に浸透していったか定かではないが、次の流行語が登場するまではしばらく猛威を振りそうだ。

 

 

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エモい邦楽ロックバンド

単に「エモい」だけでは大体の邦ロックバンドが該当してしまう。

 

したがって、エモをルーツを持つ本当の意味での「エモい」バンドをチョイスした。

R.I.P. / ジラフポット

ジャンル:オルタナティブロック/エモコア etc...

活動期間:2009年 - 現在

 

エモいと言えばジラフポットが真っ先に思い浮かぶ。

 

ボーカル、メロディ、歌詞、サウンド、佇まいすべてがエモーショナル。

 

異論は認めない。

 

 

今日も続いてゆく / eastern youth

ジャンル:エモ/インディーロック/オルタナティブロック etc...

活動期間:1988年 - 現在

 

吉野寿が放つ魂の咆哮に心が震えないロックファンが果たしているだろうか。

 

筆者は彼の歌声を聴いてると訳もなく涙がこぼれそうになる。

 

 

以前、彼はこんな言葉を残していた。

「100万人に1回聴かれる曲より、1人に100万回聴かれる曲を作りたい」

今日もきっと真摯に音楽と向き合っているだろう。

 

同じ時代に生きられて幸せである。

 

 

虹 / ELLEGARDEN

ジャンル:パンク/オルタナティブロック/エモ/ポップパンク etc...

活動期間: 1998年 - 2008年/ 2018年 - 現在

 

エルレガーデンはパンク、オルタナサウンドを信条としているが、いずれの楽曲にもエモの語源でもあるエモーショナルなメロディが備わっている。

 

感銘を受けるリスナーが続出した歌詞の世界も、彼らの「エモい」を演出する大きな武器である。 

 

 

MAGIC / HAWAIIAN6

ジャンル: メロディック・ハードコア/エモ/クリスチャン・パンク etc...

活動期間: 1997年 - 現在

 

ハードコア・パンク直系のエモといえば「ハワイアン6」は外せないだろう。

 

初めて「MAGIC」を聴いたときは

「こんなにも胸がキュンキュンするパンクがあるのか!?」

と驚いたものだ。

 

 

The Revelation / coldrain

ジャンル: メタルコア/ポストハードコア/スクリーモ/エモ etc...

活動期間: 2007年 - 現在

 

一般的にはポストハードコア/メタルコアで語られることが多いが、coldrainはエモから派生した「スクリーモ」の要素を多分に含んでいる。

 

いかに凶悪でバイオレンスなサウンドであってもサビメロだけは一貫してエモーショナルなのが彼らの特徴だ。

 

 

The Sun And The Moon / HUSKING BEE

ジャンル: ポップ・パンク/パワーポップ/エモ etc...

活動期間: 1994年 - 2005年 / 2012年 - 現在

 

HUSKING BEEが頭角を表しはじめた90年代中頃は、エモやスクリーモというジャンルが一般的ではなかったため、無理やりメロコアにカテゴライズされていた。

 

その後、エモを中心に扱う海外レーベルでのリリースを機に、国内でも彼らは「エモバンド」として認知され始めると同時に第一人者としての地位も確立した。

 

 

Music is Music / waterweed

ジャンル: メロディックハードコア/ポストハードコア/スクリーモ etc...

活動期間: 2003年 - 現在

 

ロディックハードコアの要素が強いwaterweedだが、メンバーが脱退し3ピースとなった2017年辺りを境にエモを意識的に取り入れ始めている。

僕たちの好きなエモってその辺りだったりするんです。メロディックで速くてメタリック等々、色々な要素があったんですが、色々なバンドと対バンしたり、ライヴを重ねていくうちに、勢いで盛り上がればいいやって感覚から変わってきて。もっとキチンと言いたいことも伝えたいし、もっと曲も感じ取って欲しい。

出典:SPICE

結果的に、勢いだけでなく表情豊かになった楽曲は、幅広いロックリスナーに訴求できるものとなった。 

 

 

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エモいの意味と語源由来 まとめ

エモいの意味と語源は理解していただけただろうか。

 

たとえば曲を聴いて「切なすぎて胸が張り裂けるぅぅぅ!!!!」となった際に使えば完璧だ。

 

それではまた。

 

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