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オーストラリア発ミクスチャーバンド「DREGG(ドレッグ)」がかなりいい感じだから聴いてくれ

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今回はオーストラリア出身のミクスチャーロックバンド「DREGG(ドレッグ)」をご紹介したい。

 

DREGGとの出会いは激ロックで新譜が紹介されていた記事を見つけたこと。

 

検索してもほとんど情報がなく、結成された年やメンバーの出自などまだまだ謎が多いバンドである。

 

個人ブログで取り上げている人がいたものの、軽く探した程度ではたったの2件。しかも内容は激ロックのほぼコピペだったので何の参考にもならなかった。

 

一応公式サイトが存在するのだが、バイオグラフィを見てもバンドの詳細を知る事は出来なかった。

 

ただしディスコグラフィによれば2015年に初めての作品をリリースしているというのは間違いないようだ。

 

以上の事から「DREGG(ドレッグ)」の成り立ち等は語れないけれど、がその分楽曲の魅力をお伝えできればと思う。

 

 

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ミクスチャーバンド「DREGG(ドレッグ)」のサウンド

メタル+ハードコア+ラップ

かんたんに言えばこの3つの要素で「DREGG」の音楽は作られている。

 

筆者の好む要素てんこ盛りで、個人的には理想的なミクスチャーサウンドと言ってもいい。どこにキャッチャーミットを構えても、寸分たがわず豪速球を投げ入れてくれる安心感がある。

 

とにかく琴線に触れまくりで久しぶりに音楽でわくわくできた。

 

ここ2、3年の間に聴いたミクスチャーではたぶん一番好きなバンドだし、現時点で2021年上半期ヘビロテ楽曲の最有力候補になった。

 

とりあえず、2/18にリリースされたばかりの「EVOLVE」を聴いてみてほしい。

 

EVOLVE / DREGG

ベースサウンドで幕を開けたかと思えば、間髪入れずハードコアな爆走パートに突入。

 

抑えきれない衝動がサウンドに宿っているかのようだ。

 

サウンドの質感や吐き捨て型でがなり立てるボーカルはオールドスクールな雰囲気が漂っていて非常にポイントが高い。

 

爆走パートが終了すると、これまた唐突にスラッシーなメタルパートがスタート。

 

中盤以降のミドルパートはニューメタル的なアプローチでラップを際立たせている。実はこの部分の緻密なアレンジは聴きどころで、勢いだけではない奥の深さも垣間見えた。

 

アウトロではハードコアとニューメタルを織り交ぜたヘヴィなフレーズを畳み掛け楽曲は終了。

 

まだ数回しか聴けていないけれど、バリエーション豊かなリフが目まぐるしく変化し、そのどれもがキャッチーで耳に残りやすいと感じた。

 

そのおかげで楽曲に緩急が付いて先が読めない展開になっているのも良い。

  

いずれにせよ、こうしたサウンドを今の時代に鳴らしているというのは大いにリスペクトしたい。

 

時流を完全に無視したサウンドなのでおそらく売れないだろうけど、筆者にとっては近年稀に見る掘り出し物である。 

 

 

DREGGのおすすめ楽曲

ではここから筆者がカッコいいと感じたDREGGの曲をいくつか紹介していこう。

HECTIC / DREGG

DREGGの持ち味は、疾走感のある楽曲構成や従来のラップメタル/ラップコアというジャンルではあまり聴くことの出来ないトラディショナルなフレーズが散りばめられている所ではないだろか。サウンド自体は懐かしさも随所で感じられるけれど、新しいミクスチャーの形を体現していると思う。

 

SORRY DADDY / DREGG

2000年代初頭のニューメタルを彷彿とさせる禍々しく鈍重なサウンドが楽曲を支配しているが、モダンラウドな要素を潜ませていたり、後半に登場する疾走感を演出するドラミングが良いアクセントになっている。

 

WEIRDO / DREGG

無駄な装飾を排したメタルコアサウンドにシャウト気味のアグレッシブなラップを乗せるという比較的分かりやすい構成の楽曲。結局こういう曲が飽きずに楽しめたり一番カッコよかったりする。

 

 

「DREGG(ドレッグ)」まとめ

ということで、オーストラリア発のミクスチャーロックバンド「DREGG(ドレッグ)」を紹介してきたがいかがだっただろう。

 

パートごとにサウンドを抜き出せば特に目新しい要素はないけれど、クロスオーバー加減が絶妙なため新しい音楽になっている点が面白いバンドだと思う。

 

いずれにせよ応援し甲斐のあるバンドに出会えたので今は最高の気分だ。

 

それではまた。 

 

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