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【2021年】邦ロックが「ダサい/気持ち悪い」と言われる5つの理由

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なぜ邦ロックは「ダサい/気持ち悪い」

2021年現在も若者を中心に大きなムーブメントとなっている「邦ロック」

 

実は一部のロックファンから相当嫌われているのをご存じだろうか。

 

 

人気が集中すればアンチが増えるのも当然だが、Googleのサジェストキーワードを見ても如実に表れていた。

邦ロック ダサい/気持ち悪い

「ダサい」「キモい」「ゴミ」といった散々なイメージを持たれている。 

 

 

一昔前は「ロキノン系」が今の「邦ロック」のようなポジションで忌み嫌われてたこともある。

 

両者が嫌われる理由は共通している部分もあると思うが、特に邦ロックは内包するバンドの数が多すぎるためヘイトをより集めやすくなっているのかもしれない。

 

今回は、邦ロックがなぜダサい/キモいと言われてしまうのか、ネット上でよく見かけれる理由をいくつか抜粋し筆者の考えを述べていきたい。

 

 

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邦ロックが「ダサい/気持ち悪い」と言われる理由

量産型バンド増えすぎ問題

  • 髪型
  • ファッション
  • ボーカルの声
  • 楽曲
  • MV

などなど、似通った雰囲気のバンドの増加が非難される理由になっている。

 

ただ、個々のバンドが抱えるコアなファンは「誰にも似ていない唯一無二のバンド」と信じてそれぞれが応援していると思う。

 

 

筆者も「量産型バンド」なんてそもそも存在しないと思っている。

 

ただし、自分の好きになったバンドが「外野から見れば無個性なんだろうな」と感じることはある。

 

 

近年、坂道グループの台頭が著しい。

 

しかし、興味のない人間からすればメンバーの顔を見たって誰が誰だか分からないし、楽曲もすべて同じように聴こえるはずだ。

 

現状の「邦ロック」というムーブメントもそれに似ていると思う。

 

 

『皆同じような服を着て、同じような曲を演奏している』

 

といったパブリックイメージが定着してしまったのではないか。

 

そして、個性の感じられないバンドに対し「ダサい/ロックじゃない」と揶揄していると思うのだ。

 

さらに近年加速する、ロックのJ-POP化、ロックバンドのアイドル化は現状に拍車をかけている。 

 

 

ボーカルの声高くて細すぎ問題

これは邦ロックが嫌われる理由としては比較的メジャーだろう。

 

  • 声が高過ぎてナヨナヨしててキモい。
  • ぜんぜんロックじゃない。

といった意見。

 

高い声でナヨナヨしているのは間違いないけれど、それがキモいかどうかはあくまで「※個人の感想です」程度の話だ。

 

声の高さや太い細いでロックか否かも決められる訳がない。

 

したがって、「声が高くて細いから嫌い」というのはチンピラの言いがかりかモンスタークレーマーと変わらない。

 

 

とりあえず、嫌われている云々はさておき、量産型バンド増加に伴って声の高いバンドは年々増えているような気もする。

 

実際に数が増えているのかは分からないが、ハイトーンボーカルがある種のムーブメントになっているので、メディアもこぞって取り上げるから増えたように感じられるだけかもしれないが。

 

個人的には「Age Factory」のような男臭いバンドが増えてくれたらありがたい。 

 

 

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歌詞の中身無さすぎ問題

筆者も一部の邦ロックバンドの歌詞には辟易しているが、それはある程度仕方ないと思っている。

 

若者に支持されているバンドのメインターゲットは、10代半ば~20代半ばくらいだと思うけれど、とにかく若年層に向けてメッセージを発信することが多い。

 

それはつまり、若者が共感しやすい歌詞だということ。

 

 

作家の村上春樹30歳成人説というのを唱えていて、

 

今の30歳は昔の20歳に相当する

 

と発言していた。

 

もちろんこれは精神年齢の話なのだが、今の大人がガキだという単純な説ではない。気になった方はwikiを参照してほしい。⇒ 30歳成人説

 

 

筆者もこの考えに概ね同意なのだが、そうなると現代の20代は広義で「子供」ということになる。

 

そういった”子供”に向けたメッセージなのだから、当然子供の思想に合わせた歌詞になるはずだ。

 

しかも発信している邦ロックアーティストも20代がほとんど。

 

つまり子供が子供にメッセージを送っているようなもので、それを子どもっぽいと感じるのはある程度仕方ないことだろう。 

 

人間は年齢を重ねれば経験も増えるし、さまざまな価値観で物事を捉えられるようになる。

 

だから人によっては、邦ロックバンドの歌詞を見て中身のない内容の薄い物だと感じてしまうのだ。

 

もちろん、邦ロックの中にも全年齢層に響く歌詞だって存在するし、上記の解説に該当しない若者がいることも承知している。

 

だが実際問題として中身がないと捉えられている歌詞は存在しているし、それに感銘を受けている多くの若者がいることは疑いようのない事実だ。

 

 

パクリ過ぎ問題

ロキノン系が嫌われていた時も、「洋楽をパクっている」とよく非難されていた。

 

邦ロックに関しては「洋楽からパクる」というよりも「邦ロック同士でパクっている」という認識が強い気がする。

 

近年は洋楽離れが進んでいるらしいので、アンチも必然的に国内のバンド同士で比較しているのかもしれない。

 

一時期はエモっぽい曲はワンオクで、ヘヴィなサウンドはホルモンのパクリと言われていたこともあったし、真面目に考えるのが阿呆らしくなってくる。

 

筆者はパクり自体に寛大というか何も感じないため自由にやっていただいて構わない。

 

パクリに関しては以下の記事で語っているのであわせてどうぞ

 

 

邦ロックファンウザすぎ問題

邦ロックが嫌われている原因は、結局ファンの低い民度にあるのではないだろうか。

 

尤も、これはロキノン系ファンと大差ないと思う。

 

極めて狭い視野で音楽を語り、自身が崇めるバンド以外はすべて卑下するという痛い行動。

 

結局若気の至りで片が付く話でもあるのだが、外から見れば痛々しく映るのは間違いない。

 

SNSなどでも異常なほど横の繋がりを重視し、他を排除する閉鎖的な村社会を作っていることも嫌われやすいポイントだと思う。

 

 

邦ロック「ダサい/気持ち悪い」まとめ

ということで、邦ロックが嫌われる理由をいくつか挙げて語ってきた。

 

まとめていて感じたのは「邦ロック」という括り自体が悪の元凶なのではないかということ。

 

どの音楽ジャンルにも叩かれやすいポイントがある。

 

そして、嫌われやすいウザいファンは存在している。

 

「邦ロック」という大きすぎる範疇で語れば、その絶対数も自ずと膨れ上がるのだ。

 

それが邦ロック自体のイメージを極めて悪くしているのだと思う。

 

それではまた。

 

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