【9選】ギターを弾いている姿がかっこいい邦楽ギタリスト
筆者は人々を惹きつける魅力的なギタリストの特徴に、「ギターの弾き方」も含まれると思っている。
音はかっこいいのに弾き方がダサいと何だかがっかりしてしまうのは筆者だけではないだろう。
ということで、当稿では筆者の独断で選ぶ、弾き方がカッコいい邦楽ギタリストを紹介していきたいと思う。
ギターを弾いている姿がかっこいい邦楽ギタリスト
アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)
2009年7月22日に急性硬膜外血腫により42歳という若さでこの世を去ったアベフトシ。
アベのカッコよさがどこから来るかと言えば「カッティング」の凄まじさだろう。
ギターを弾いているときの鬼気迫る形相も相まって「鬼のカッティング」と呼ばれることもある。
何でもないフレーズでも、アベがチャカチャカ弾いているだけでカッコよく見えてしまうのだからこれはもう立派な才能だと思う。
エフェクターを通さず、ギターとアンプだけで勝負するその姿からは、侍のような気概も感じられ、ギターを持って立っているだけでも絵になる男。
滝川一郎(D’ERLANGER)
世間的な知名度はほぼ皆無だが、伝説的なヴィジュアル系バンド「D’ERLANGER」のギタリストとして一部の界隈ではカリスマ的人気を誇る。
ちなみに「D’ERLANGER」でのステージネームは「CIPHER(サイファ)」。
滝川一郎の魅力は、ストラップを長めに設定し極めて低い位置でギターを構えるところ。
馬鹿みたいな理由だが、単純にギターの位置が低いというだけでカッコいいのだ。筆者はかなり影響を受けたので、弾きやすさを犠牲にし、自身のストラップもかなり長めにしていた。
仮に「全日本ギター低く構える選手権」があったならいい線行くと思う。
あとは10-FEETのTAKUMAなんかも同じくらいのレベル。
新藤晴一(ポルノグラフィティ/THE 野党)
彼は「SHOCK EYE(湘南乃風)」らとサイドプロジェクトである「THE 野党」としても活動している。
今回は、新藤晴一のカッコよさがより伝わるかなと思い、「THE 野党」の楽曲から映像をチョイスした。
新藤晴一はおそらく世間的に、かっこいいギタリストにランクインしないだろう。だが筆者は中ではこれがカッコいいの部類に入っている。
自分でも何がカッコいいのかよく分かっていないが、弾いている時の顔が好きなのかな。
PATA(X-Japan)
こちらもご存じX-JAPANのPATA。
彼は"職人気質"だとよく表現される。
個人的に仏頂面で高速リフを刻んでいる時が一番カッコいいなと感じる。
HIDEはどちらかというと魅せるギターを信条としている部分があるのに対し、PATAのそれは、まさに職人の研ぎ澄まされた業を彷彿とさせる。テクニカルなフレーズもPATAが弾いていると簡単そうに見えてしまうのだから凄い。
基本は無表情でひたすらギターを弾くというイメージがあるが、ライブ中たまに見せるはにかんだ笑顔も魅力のひとつかなと思う。
生形真一(ELLEGARDEN/Nothing's Carved In Stone)
生形真一はナッシングスの音の印象からカッコいいと思わされている節もあるけれど、PATAと同様、弾いている姿は”職人”のようであり、この人には"ストイック"という言葉が良く似合う。
ギターに注ぐ愛情、情熱、情念、あらゆる想いがその姿から垣間見える稀有なギタリストだと思っている。
SUGIZO(LUNA SEA/X-JAPAN)
SUGIZOのカッコいい部分は、"自分をカッコよく魅せる術"に長けている点。
要するに"カッコつける"のがSUGIZOの良さだと思っている。
尤も、本人が意図的にカッコつけているかは分からない。
通常なら「カッコつける」なんていうと「逆にダサい」みたいなマイナスイメージに繋がるけれど、SUGIZOはそれを徹底しているからこそカッコいい。
自分がどう見られているのか、どの角度が最もカッコよく見えるのか等、カッコよさに対するSUGIZOのこだわりを常に感じるのだ。何ならギターを弾かずただ喋っているだけでもカッコいい。
ナルシストと言われたらそれまでだが、人前に出る以上、大なり小なりナルシストでなければいけないと思う。
SUGIZOはバンドマンとしてもカッコいいけれど、エンターテイナーとしても日本屈指ではないだろうか。
真島昌利(ザ・クロマニヨンズ/ましまろ)
彼の魅力はなんだろうと考えたとき頭に浮かんだのは「不良性」。
「最近のロックバンドは良い子ちゃんの集まりだ」なんて事もしきりに言われているが、筆者もロックに不良性を求めるタイプの人間。
もちろん「不良性」がなくても好んで聴くロックもあるけれど、「なんか悪そう」というだけでカッコよさに拍車がかかってしまう。
その点でいえば「真島昌利」は筆者の中で100点満点の不良性が感じられるし、ギターを構えた佇まいも最高にカッコいい。
それにしても、甲本ヒロトもそうだが、THE BLUE HEARTSの頃から体型が変化していないのは本当にすごいと思う。
横山健(Hi-STAMDARD/Ken Yokoyama)
横山健は、165cmと背が低くスタイルも良い方ではないが、ギターを弾く姿は奇跡的なカッコよさを誇る。
そのカッコよさは、横山の生き様がプレイする姿に投影されるからなのか、単に筆者が「横山健」を神格化しているからなのか分からない。
とにかくカッコいいわけのだ。申し訳ないがそれしか言えない
特に上記のMVでギター弾く姿が好きで、数えきれないほど観た気がする。
個人的にレスポールタイプのギターを弾く姿にときめく。
アックマ/MOF
北海道発の北海道応援キャラクター。所謂「ゆるキャラ」のひとり。
2011年にギターを弾く姿を初めて動画投稿サイトにアップ。
それを皮切りに各種イベントやウェブ番組などで度々ギター演奏していたが、2013年にはオリジナル楽曲「FIRE AKKUMA FIRE(上記映像の楽曲)」でついにデビューを果たした。現在は「MOF」というバンドを結成し鋭意活動中。
アテブリではなく、この姿で実際に轟音ギターをかき鳴らしている。
しばらく観ているうちに、カッコよく見えてくるから不思議だ。
ギターを弾いている姿がかっこいい邦楽ギタリスト まとめ
というわけで、筆者が独断で選んだ「弾いている姿がカッコいいギタリスト」いかがだっただろう。
1/3程度は若手のギタリストも入れようと思っていたけれど、よくよく考えたらあまりいないなと思いこんな結果になった。ただ、若手の中にも純粋なギタリストではなく、ギターボーカルという括りなら数名存在するので、いつか別の機会に記事にできればと思っている。
それではまた。
こんな記事も書いています