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バンドをはじめたい

一時期のバンドブームがいったん落ち着き、近年はロックバンドの存在よりも、シンガーソングライター、アイドルグループの台頭が目立つ日本の音楽業界。

 

そんな時代になっても、「音楽はやっぱりバンドが一番かっこいい」と信じている筆者のような人間もいる。

 

10代の頃バンドがやりたくて仕方なかった筆者は、安いギターを購入し、友人たちとバンドを組んだ。

 

 

 

同じようにバンドを始めたいと思っている未来のバンドマン。

 

スマホ(PC)の前でこの記事を読んでいるあなたです。

 

 

当稿は、あなたに役立ててもらえるよう、元バンドマンの筆者が気合を入れ11,000字超のボリュームで書き上げました。

 

バンドを組んだ後の具体的な立ち回り方も併せて解説しています。

 

ぜひ参考にしてもらってバンドマンへの第一歩を踏み出してください。

 

 

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バンドを始める前の不安

バンドをはじめたい

バンドを始めるにあたって、いろいろと不安なことが頭をよぎる。

 

代表的な不安のひとつは、

 

「バンドはやってみたいけど、自分には音楽的才能がない」

 

というもの。

 

音楽的才能はいらない

これは主に作曲能力や、リズム感の欠如だったりするけれど、ぶっちゃけ好きならどうとでもなる。もちろん努力は必要になってくるが、好きなことなら努力できるだろうということです。

 

それに、バンド活動を進めていくうちに才能が開花するかもしれない。自分の限界を自分で決めてはいけないのだ。

 

 

譜面が読めなくてもいい

譜面に関しても不安に思う人が大勢いるようだ。

 

しかし、最初の段階では全く問題はない。

 

初めはプロの楽曲をコピーすることになるだろうが、譜面が読めない人間のために、わかりやすいタブ譜/ドラム譜というものがある。

 

当然、読めないよりは読める方が良いに決まっているけれど、そこまで気にすることではない。

 

実はプロでも譜面が読めない人は沢山いるので安心してほしい。

 

 

楽器を難しく考えすぎない 

楽器に触れたことがないと、楽器の演奏を「とつてもなく難しいこと」と捉えがちだが、そんなことはない。

 

 

生まれてすぐ、泳ぐことが出来る人間はいない。

 

これと同じようなもので、繰り返し基本を練習すれば、上達の差は仕方ないとしても、いずれは人並みのレベルに到達できる。

 

 

初心者バンドマンへの道【1】どのパートを担当するか決めよう

バンドをはじめたい

「初めての楽器はどれがいいですか?」

 

なんて質問をする人がたまにいるが、自分が演奏してみたい楽器を自分で選んでほしい。

 

間違っても、初めての楽器を他人に勧められたからという理由で選んではいけない。

 

たとえば、友人に「ギターが比較的簡単でいいよ」と勧められ、ギターを弾いてみたが、難しすぎて結局断念してしまったとしよう。

 

その場合、出来なかった理由をその友人の責任にするかもしれないし、何より、演奏していても楽しくないので、絶対に自分が演奏したい楽器を選びましょう。

 

 

ちなみに筆者はギタリストであるが、ベースとドラムも少しだけ演奏できる。

 

ベースは、GLAY「SHUTTER SPEEDSのテーマ」レベルの曲ならば、数時間みっちり練習すれば一応形にはなる。

ちなみにこの曲のベースはかなり簡単なので、初心者ベーシストは「弾けてる感」が味わえるため練習におすすめ。

 

ドラムは超低速で8ビートが叩ける程度なので、まったくお話にならない。

 

  

では次の項目から、選ぶ際の参考にしてほしい各パートの情報を挙げていく。

 

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バンド初心者のパート選び

バンド初心者のパート選び「ボーカル」

バンドの顔となる花形パート。

 

最も目立つ存在なのはいうまでい。それゆえバッシングの対象になりやすいのがたまにきず。ボーカルのキャラクター性がバンド全体のイメージもつながる重要な役割をも持つ。

 

ライブ中はMCを担当することも多く、人前で話すのが苦手な人は練習しておこう。

 

 

バンド初心者がボーカルをはじめるメリット

  • もっともバンド内で最も目立てる
  • 自分さえいれば極端な話どこでも練習できる
  • 練習に際し一番お金がかからない
  • 歌う内に上手くなっていくのでカラオケに行くとヒーローになれる

 

バンド初心者がボーカルをはじめるデメリット

  • ただ歌が上手いだけでは重宝されないので個性を磨く必要がある
  • 日常でも常に喉を意識して生活しなければいけない
  • 楽器が出来ないという事でバンド内で孤立することもある
  • 下手な場合はまず真っ先に叩かれる

 

 

バンド初心者のパート選び「ギター」

ボーカルと並びバンドの花形であるギター。

 

サウンドの中でも目立つ方なので、目立ちたがり屋はギターを選ぶことが多い。

 

年々減少傾向が続いているギター人口であるが、一時はボーカルを凌ぐ数のギタリストが存在していた。

 

とにかくいろいろな音が出せるため、表現したい音の形がある程度決まっているなら、ギターを選んだ方が良い。和音が出せる楽器なので作曲の際もイメージがわきやすい。

 

 

バンド初心者がギターをはじめるメリット

  • 楽曲によっては、始めて一週間もかからず弾けてしまう曲もある
  • 作曲がしやすい
  • 曲の中でとにかく目立つ

 

バンド初心者がギターをはじめるデメリット 

  • 自分の音にこだわりだすとキリがない
  • 音にこだわることで出費がかさむ

 

 

バンド初心者のパート選び「ベース」

アニメ「けいおん」や個性的なベーシストの登場で、一躍人気パートになったベース。

 

だが、実際はドラムの方がプレイ人口が多かったりもする。

 

それゆえ「ベースをやっている」というだけで一目置かれるかもしれない。

 

 

バンド初心者がベースをはじめるメリット

  • 一つの弦を押さえるだけなので、ギターに比べ最初は簡単
  • 弾く際は一つの弦だけなので譜面が覚えやすい

 

バンド初心者がベースをはじめるデメリット

  • 一人での練習が楽しくない
  • 最初は簡単だが、実は奥が深すぎる
  • 単音ばかりなのでセンスがないと個性が出しにくい
  • 正確なリズム感が必要になってくる
  • 「ベースっていらなくね?」と言われやすいので、たまに悲しくなる

 

バンド初心者のパート選び「ドラム」

ベース同様、プレイ人口は少なめなので「ドラムやってます」と言うと重宝がられる。

 

楽器経験者や、コアな音楽ファンしか注目していない地味なパートであるが、ドラムがショボいとバンド全体の音がショボくなるため、非常に重要なパートとなる。

 

ドラムセットや防音設備の兼ね合いで、家での練習が難しいという声もあるが、叩ける物があれば、それを体を動かすことは出来る。

 

筆者が初めて組んだバンドのドラマーは、自宅で本を重ね、その上に厚手の布をかぶせた自作ドラムを作って練習していた。あとは週1でのスタジオ練習を二時間といった感じだったものの、最終的にはかなり上達していたと思う。

 

ドラムに限ったことではないが、そこは熱意と工夫で何とでもなるはず。出来ない理由を探す暇があったら、その時に出来ることを考えるべき。

 

 

バンド初心者がドラムをはじめるメリット

  • ドラムスティックさえあればドラムセットがなくても練習できる
  • リズムキープさえできれば基本的にどのバンドでも使ってもらえる
  • (スタジオでは)思いっきり物体を叩けるので、普段味わえない快感が味わえる

 

バンド初心者がドラムをはじめるデメリット

  • とにかく疲れる
  • 派手なプレイをしても気付いてもらえないことが多い
  • ステージの後方でいるため目立たない
  • ベース以上に、個性を出すには卓越したセンスが必要

 

 

バンド初心者のパート選び「キーボード」

ギターよりも簡単にカラフルな音が出せるため、バンドサンドをより色彩豊かにしたい人はキーボードを選択するのもアリだ。

 

サウンドの中核をなすことは少ないけれど、キーボードのおかげで楽曲の世界観をガラッと変えられるだけの影響力を持っている。

 

 

バンド初心者がキーボードをはじめるメリット

  • 作曲するに当たって、キーボードを上回る楽器はない
  • いろいろな音が出せるので単純に楽しい
  • 時にはギターよりも目立つことが出来る
  • 気軽にコードとメロディを同時に出せるため、一人でも曲を成立させるのが容易
  • 他の楽器に比べ圧倒的にアレンジ力が身に付く
  • 音楽理論が身につきやすい
  • プレイ人口が極めて少ないため自身の希少価値が高まる

 

バンド初心者がキーボードをはじめるデメリット

  • 曲によっては極めて地味なポジションに甘んじなければならない
  • ロックキーボードに関する情報が少ないため試行錯誤が大変
  • 他の楽器に比べアレンジ力が相当高くなければならない
  • ジャンルによってはキーボードの需要はない

 

 

バンド初心者のパート選び まとめ

初心者のあなたに向け、各楽器を紹介してきたがいかがだっただろう。

 

自分のやってみたいパートは見つかっただろうか?

 

 

ここまで来てもまだ決められないというあなたは、以下の方法を試してみよう。 

 

お気に入りの人物を真似る

バンドを始めたいと意気込んだからには、憧れのバンドの一つや二つは必ずあると思う。そして、憧れのバンドには、お気に入りのメンバーが大抵一人は居るはずだ。

 

まずはその「お気に入りのメンバー」を真似るところからバンドを始めたらいい。

 

「○○さんみたいなプレイをしてみたい!」と思える人を想像してみよう。

 

 

その「お気に入りメンバー」が、

  • ボーカリストなら「ボーカル」
  • ギタリストなら「ギター」
  • ベーシストなら「ベース」
  • ドラマーなら「ドラム」
  • キーボーディストなら「キーボード」 

を選べばいい。

 

仮に、憧れの人物がいない場合、尚且つ、やってみたい楽器もないというときは「ボーカル」をやればいい。

 

ある程度の声量があれば、多少音痴でもボーカルはできる。そして、声量は歌っていくうちに上がっていくもの。活動の途中で、たとえばドラムがやってみたくなったら、ドラマーに転向すればいい。初心者さんは肩ひじ張らず、常に楽しみながらバンド活動をしてほしい。

 

 

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初心者バンドマンへの道【2】メンバーを集めよう

バンドをはじめたい

担当するパートが決まったら、さっそくメンバー集めだ。

 

最初はひとりで練習しようと思っているかも知れないが、出来るだけ早い段階でバンド形式で練習した方が良い。

 

スタジオに入って実際に音を出すのは、一人で練習するのとまるで次元が違う。

 

自分の下手さ加減が如実に実感出来るし、バンドのグルーヴ感を早めに体得するためにも、さっさとバンドは組んでしまおう。

 

知人の中から探す

最初の段階で最も好ましいのは、気心の知れた仲の良い人間とバンドを組むこと。

 

バンドというのは音楽性が噛み合っているだけでは、長続きしないことが多い。

 

将来本気でプロを目指していて、どんな相手ともビジネスライクに付き合えるというなら何も言わない。

 

そうでなければ、まずは、気兼ねなく何でも言いあえる仲の良い人間と組むことをお勧めする。満足に意思疎通もできない人間とバンドを組んでも絶対に面白くない。

 

自分たちが楽しめなければ素敵な音楽は生まれない。

 

 

ある程度でも仲の良い人間と組めば、音楽の方向性など意外と気にならなくなる。メンバーそれぞれが全く異なる音楽性だとしても、楽しんで音を出していれば、それが奇跡的なケミストリーを生む可能性だってある。

 

 

メンバー募集 or メンバー加入

知人とのバンド結成が無理そうな場合は、自分でメンバーを募集するか、既存のバンドへ加入するしかない。

 

 

メンバー募集サイトをまとめてくれているありがたいサイトがあったので、以下にリンクを貼っておく。


上記のようなメンバー募集サイトでは、さまざまなバンドが登録されているが、加入する場合はコピーバンドにしよう。

 

 

理由は言うまでもないが、自身のスキルが未熟な段階でオリジナル曲など演奏できるわけがない。何事も基礎が固まっていなければ応用が利かないということを覚えておこう。

 

仮に、個人練習を数年間みっちりやって、自分のプレイに相当自信があれば、オリジナルを演奏するバンドに加入するのはもちろんアリだ。

 

 

自分でメンバーを募集する際も、最初はコピーから始めた方が良いだろう。慣れてきたら徐々にオリジナルを増やしていけばいい。

 

 

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初心者バンドマンへの道【3】まずはコピーするスキルを身につけよう

バンドをはじめたい

では、あなたがバンドを結成したと仮定して話を進めていく。

 

上で語ってきたとおり、最初は誰かの楽曲をコピーすることからバンド活動は始まる。

 

本項ではその流れをザッと解説していこう。

 

 

初心者バンドマンが行うコピー練習の手順

まずはどんな楽曲をコピーするのかメンバーと相談して決めていくことになる。

 

ちなみに、初めて組んだバンドで「どれやろっか♪」なんて話をしている段階で、筆者はワクワクが止まらなかった。音も出していないのに「バンドっていいな」とか思ったり(笑)

 

筆者の話は置いておいて、

 

一番初めにコピーする楽曲はできるだけ簡単な曲するべき。 

 

何故かと言うと、「うまくコピーできてる感」を味わうためだ。いわゆる「成功体験」を積み重ねていくことで、人間は自信をつけていくことができる。

 

たとえば、いきなりKing Gnuのような難易度の高い曲をカバーすることになったら、全パートがガタガタになってしまうだろう。ボーカルの時点で歌える人間など限られるし、他のパートも然り。

 

そんな状態になってしまっては単純に面白くない。

 

そう。バンドは面白くなければやっている意味がないのだ。

 

 

だから、まずは簡単な曲を選び、自分たちの中で「上手く」コピーすることを目標に頑張ってみよう。そうした小さな「成功体験」がバンドの自信へと繋がっていく。

 

 

比較的、簡単にコピーできる曲をまとめてくれているありがたいサイトがあったので、以下にリンクを貼っておく。

 

この記事の中で筆者のおすすめは

この辺りが再現しやすいかなと思うので、初めてのコピーには向いている。

 

上の方で動画を貼った、GLAYの「SHUTTER SPEEDSのテーマ」もぜひ。

 

 

実際にコピーにはどうすればいいのか

耳コピができる人なら、音源を聴きながら合わせて演奏すれば良いけれど、耳コピが無理だという方は、まず楽譜(スコアブック)を購入するところから始めなければならない。

 

おそらく、パートが決まった段階で教則本は購入していると思うけれど、入手していない場合は、スコアを購入する際に一緒に手に入れよう。

 

そして、最終的にはスタジオで音を合わせることになるが、まず一人で練習することが必要になる。

 

下手でも何でも構わないので、スタジオでやると決めた楽曲(何曲やるかはバンドによる)は、曲をしっかり聴きこみ、構成を頭に叩き込んで一曲まるごと演奏できるようにしておこう。

 

過去の経験で、スタジオにスコアブックを持ち込んで、それを見ながら逐一演奏を止めつつ音合わせする人もいたが 、さすがに効率が悪すぎるため、上記のようにまずは曲の最後まで一応でも形になるような自主練習に励みましょう。

 

 

曲の頭から覚えていく必要はない

コピーする際はいきなりすべて覚える必要はない。というか、最初は曲の展開に沿って覚えていくことは難しいはず。

 

なぜなら、途中で演奏できないフレーズが登場するからだ。

 

仮に、相当難易度の低い曲なら、イントロからアウトロまで順番に覚えていける可能性もあるが、基本はそうでないと思った方が良い。

 

コピーする手順

  • 曲を選ぶ
  • 楽曲の全体的な構成を頭に叩き込む
  • 演奏できる箇所をひたすら練習 (演奏できない部分は後回し)
  • ひとつのフレーズがこなせるようになったら、次に演奏できそうな箇所へ進む

 

要するに、楽曲の展開に沿ってフレーズを覚えていくのではなく、自分が演奏できそうな箇所から順に潰していくといった感じだ。

 

演奏できない「後回し」にした部分は次の項目で解説していく。

 

 

 

演奏できない箇所の自分流アレンジ方法

まず念頭に置かなければいけないのは、初めから「完コピ」を目指す必要はないということだ。

 

初心者のうちは、バンドで音を合わせるという行為自体が重要なので、クオリティが低くてもあまり気にしないこと。

 

したがってどうしても演奏できない部分は、音源から聴こえてくる音を元に「それっぽく聴こえるフレーズ」に改変してしまえばいい

 

自分が演奏しやすいフレーズに変えれば、一応でも形にはなるし、多少のアレンジ力も身に付く。

 

筆者も、押さえれないコードが出できたら、押さえる個所を減らすという方法をよくやっていた。結果的に似たような音が出ていれば、バンドで合わせる際も違和感を覚えることはないだろうし、初心者の間はそれで問題はない。

 

 

勘違いしてはいけないが、演奏できなくても、フレーズ自体は完璧に覚えておく必要がある。

 

「ここ難しそうだな 覚えるのあとでいいや」

 

ではダメという事。

 

演奏できない部分は、一人での練習でみっちり訓練すれば、相当難しいフレーズでもない限り、大抵は演奏できるようになるので安心してほしい。

 

いつかは難しいフレーズにも挑戦しなければいけないが、その時は鬼のように練習してほしい。練習することでしかスキルは鍛えられないので、そこは肝に銘じておこう。

 

 

初心者は「コピーする」こと自体に慣れていこう

初めは様々な楽曲をコピーしていくことになる。

 

その際は、前の項目で解説した「フレーズを自分流にアレンジする方法」でどんどん新しい曲に挑戦してもらいたい。

 

そして、後回しにした箇所は、みっちりと練習して自分のスキルに変えていこう。

 

こうした流れを繰り返し、「コピーする」ということが当たり前の状態まで持っていけるのが望ましい。挫けそうなときもあるだろうが「誰もが通る道」だと思って気合を入れて頑張るしかない。

 

 

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初心者バンドマンへの道【4】演奏能力のアップ方法を伝授!

バンドをはじめたい

バンド初心者のスキルアップ方法

基本的には演奏し続けなければスキルは上がらない。

 

ある日とつぜん上手くなることはないし、練習しなければ腕は鈍っていく。

 

だからこそ、少しでも時間を作って「演奏できない箇所」を徹底的に潰していくことが、結果的に自身のスキル向上へつながる。

 

 

自身のスキルアップも大切だが、バンドで音を合わせることが最も重要。メンバーが楽しく演奏できなければいけないので、一人で練習する際も、バンドで形になるのかどうかを念頭に置いてほしい。

 

「スタジオ練習」を繰り返していけば、演奏できなかったフレーズもいつかこなせるようになる。

 

なぜなら、バンドで音を合わせるという行為は、演奏できるフレーズを何度も繰り返すことになるから。その行為が基礎練習の一部になっているのだ。

 

 

バンド初心者は基礎練習をするべし

ある特定のフレーズを反復練習することで、単純にその楽器のコツがつかめるし、演奏にも安定度が増すはず。

 

バンドで音を出し続けることで、曲を俯瞰で捉えられるようになり、自分のプレイのおかしな部分にも気付ける。

 

そして、楽曲を良くしよう思いながら演奏することになるので、曲の中での自分の立ち回り方が明確になる。結果的にリズム感を養われるということだ。

 

 

上記のような、バンド練習でのスキルアップを補助してくれるのが、一人でやる「基礎練習」と言える。

 

部活動などで行われる「基礎練習」と考え方は同じ。

 

地味で嫌かもしれないが、基礎がなければ応用は利かない。

 

 

逆にいえば基礎を極めれば、同じフレーズを演奏していても、全く別のように聴こえるはずだ。

 

基礎を固めることで、その時々で「一番良い音」というのが出せるようになる。それがフレーズに反映されるというわけ。

 

どのパートにも言えるが、常にリズムを体で感じながら練習することも大切。

 

 

初心者バンドマンへの道【5】オリジナル楽曲への挑戦

バンドをはじめたい

コピーが板に付いてきたらいよいよ「オリジナル楽曲」にも手を出してみよう。

 

コピーしていたバンドの雰囲気が良ければ、そのメンバーのままオリジナルを作成すればいいが、「こいつらとオリジナルはやりたくない」という場合は新しくバンドを組むしかない。

 

 

その際は、上でも紹介したメンバー募集サイトでオリジナルをやっているバンドに加入するか、自作曲をひっさげ、あなた自身がメンバーを集めていこう。

 

メンバー募集の方法は、今後別の記事で執筆する予定ですので、そちらもお待ちください。


 幸い、現在はネットが発達で、自作曲を気軽に公開できるようになった。

 

YouTubeSNSを活用すれば、そこまで難しいことでもないので、積極的に活用していこう。

 

 

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初心者バンドマンへの道【5】売れるバンドになるために必要なこと

バンドをはじめたい

はっきり言うが、今の時代、ロックバンドが「音楽」だけの魅力で売れることは難しい。

 

 というか無理だ。

 

大ブレイクするようなバンドは、音楽以外の別の要因もヒットに大きく関わっているる。

 

バンドが売れるには、音楽のクオリティは当然必要になるが、 それ以外にも努力しなければいけないことを覚悟しておいてほしい。

 

 

バンド初心者の集客方法とは?

オリジナルでバンドを始めた当初は、ライブを開催しても「客がゼロ」なんていうのはまったく珍しくない。

 

だから、ほとんどの新人バンドは、コピーしていた頃の客を引っ張ってきたり、それまでの活動で得た人脈を活用している。

 

 

筆者も上記のように客を集めていたが、最初は基本友人しかいなかった。誰だって同じ状況だと思うので、そこは歯を食いしばって頑張っていくしかない。

 

 

バンド同士の横のつながりも大切

活動する際に得た人脈をフル活用するためにも、出会ったバンド仲間や、各種関係者とは積極的に仲良くなっておこう。

 

仲が良いバンドがいれば、対バンで誘ってもらえる頻度も高くなるし、関係者から仕事を回してもらえる可能性があるからだ。

 

それが巡り巡って「音楽」を届けることに繋がる。

 

 

音楽で飯を食うというのは非常に難しいことで、特に最近は業界全体が厳しい。

 

上述したような音楽以外の活動がやりたくないのであれば、売れることは諦めるしかないだろう。集客はバンド活動のキモになる部分なので、個性的な販売戦略を打ち出し、なんとか頑張ってもらいたい。

 

 

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バンド初心者はネット集客するべし

バンドをはじめたい

もちろん初心者バンド以外も、ネットで集客することは今の時代、最重要項目である。 

 

本項では、ネット集客がいかに大切なのか解説していきたい。

 

ネットを最大限活用しよう

今の時代はありがたいことに無料で宣伝できる媒体が沢山ある。

 

  • 誰でも動画投稿できるYouTube
  • いまあなたが読んでいるようなブログ媒体
  • ツイッター/インスタグラムをはじめとするSNS

 

このように、客を集める道具が、ネット上なら無料で利用できてしまう。

 

しかし、「ぼく(わたし)たちの曲を聴いてください!」と宣伝したところで、最初は誰も見向きもしてくれないだろう。

 

 

したがって、ネットを使ってあなたが最初にやることは

 

バンドのキャラクター性を公開すること。

 

つまり、テレビタレントのように、好感度を上げるための道具に使うという事だ。

 

 

 

「自分は音楽だけやりたいのに!」

 

と思うかもしれないが、悲しいかな音楽だけで売れないのは先ほども話した通り。売れるには別の要因もあると言ったのはこういう事だ。

 

 

音楽を聴いてもらうためには、バンド自体に商品価値がなければならない。

 

 

なぜバンドに商品価値が必要なのか? 

ここで例をあげてみる。

  • 素性の知らないバンドの曲
  • メンバーのことが大好きなバンドの曲

 

仮に両者が全く同じ曲を発表したとして、どちらの音源を聴くのかという事。

 

当然、好きなメンバーが在籍しているバンドを選ぶはずだ。

 

だからこそ、楽曲の前にバンドメンバーのキャラクターを不特定多数に知ってもらう必要がある。

 

そのためにネットを活用しましょうという話だ。

 

 

そもそも、ネットユーザーは、自分の欲しい情報しか検索しないし、興味のない情報が目に入っても印象に残らない。

 

これを逆算して考えてみよう。

 

ネットユーザーが欲しがる、喜びそうな情報を提供してやれば、あなたのバンドが注目される可能性があるということだ。

 

実際「YouTuber」として実績を残し、その後、音楽が注目されたアーティストは沢山いる。

 

だからこそ、バンドの商品価値を高めるには、あらゆるネット媒体を駆使し、バンドのキャラクター的な魅力を発信していく必要がある。

 

「自分たちはこんな人間なんです」

 

ということを、あなたの音楽には1ミリも興味がない人たちに届けましょう。その情報を受け取った人が、今後ファンになってくれるかもしれない。

 

 

だから、まずは少しでもネット上での露出を増やす。

 

それが結局は音楽を聴いてもらうための道となるのだ。

 

 

当項は以上となるが、「こんなこと誰でもやってるんでしょ?」と思った方もいるだろう。

 

実際はそうでもなく、有効にネットを活用できていないバンドばかりだ。

 

だからこそ、ネットを使って上手く立ち回れるバンドが、突然ブレイクしたかのように見える。そういった売れるバンドは、常にネットを使って着実にファンを増やし続けているのだ。

 

 

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リピーターが増えたら勝ち

バンドをはじめたい

先ほど解説してきたネットでの集客に加え、地道なライブ活動、魅力的な楽曲で、新規に獲得したファンをリピーターへと変えていければ、活動は軌道に乗ったといえる。

 

リピーターの重要性

当然、新規にファンを増やしていくことも大切だが、リピーターならではのメリットというか魅力が存在する。

 

たとえば熱心なリピーターであれば、どこでライブをやろうが遠征してくれる。

 

コロナ禍である近年は、ライブ開催が難しいけれど、ネットで配信ライブを行うバンドも増えてきた。その際は「投げ銭」システムを導入すれば、大切な活動資金を頂けるだろう。

 

 

あともう1点リピーターのメリットは、

 

どんな楽曲を発表しても好意的に受け止めてくれる

 

という事だ。

 

 

熱烈なファンは、好きなバンドをアイドルのように崇める傾向がある。

 

つまり、対象バンドの曲はもれなく好きになってくれる可能性が高い。

 

もっといえば、どんな曲を発売しても売れやすいという事だ。

 

 

もちろん、アーティストは既存の楽曲を超えるつもりで、常に楽曲制作に打ち込むべきだが、人間たるものスランプもある。満足のいく作品が作れない時もあるだろう。

 

 

そして、満足のいかないクオリティの低い作品は、ファン以外の音楽リスナーから叩かれやすくなる。

 

「才能が枯れた」「前の方が良かった」などと揶揄されることだってある。

 

 

しかし、熱烈なリピーターはそんなことはお構いなしに作品を発表するごとに購入してくれる。それだけではなく、作品の良いところを見つけ、最終的には好意的に受け止めてくれるのだ。

 

これは非常に心強いことだし、今後の活動のモチベーションにも繋がるだろう。

 

 

バンド初心者のためのハウツー まとめ

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

 

これにて解説はすべて終了です。二日かけ頑張って書き上げたので誤字脱字などあると思いますがそこはご愛嬌という事で。

 

今回の記事で疑問に思ったことがあれば、ツイッターや下のコメント欄からお気軽にご相談ください。

 

あなたのバンド活動をかげながら応援しております。

 

それではまた。

 

 

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