のりオト。

のりオト

音楽コラムやCDレビューなど音楽中心の雑記。たまに信長の野望201Xの話題も

【wikiがない】そこに鳴るはこうしたらもっと売れるんじゃないか

そこに鳴るという大阪出身のバンドがマイブームだ。

2018年7月現在wikipediaが存在していないそんなレベルのバンド。

 

もともと知らないバンドだったが知人がライブを観ていたく気に入っていたので、音源を借りて聴いてみた。

 

聴くまではどうせ流行りのギターロック系なんでしょとか思っていた。

 

 

正直ぶっ飛んだ。なんだこれは。うまい。うますぎてニヤニヤが止まらなかった。

 

そこに鳴るのメンバー

鈴木重厚 :Gt. / Vo.
藤原美咲 :Ba. /Vo.

エントリー作成時の正式メンバーは2名。サポート加えた計3名で活動している。

 

 

そこに鳴る「掌で踊る」

そこに鳴る「掌で踊る」

 

タッピング(ライトハンド)も難なくこなすそのギタースキルは邦楽若手ギタリストでも屈指の実力ではないだろうか。だから何って言われたらそれまでだし、演奏がうまいからといって必ずしもカッコいいバンドというわけでもない。でもこのギターのうまさは絶対に武器になる。

 

ギターが上手いのには理由があって学生時代は凛として時雨が好きでコピーバンドをずっとやっていたそうな。そりゃうまくなるわけだ。

 

凛として時雨のTKは言わずもがな超絶変態ギタリストだがそこに鳴るの鈴木くんも相当なもの。

 

時雨をずっとコピーしていたことが影響しているかもしれないが、そこに鳴るからは凛として時雨の匂いも感じられる。実際は全く別のことをやっているのだが下手したらフォロワーの域を出ていないと揶揄されそう。でも実際そうした感も否めない。

 

たとえば耳の肥えたロックリスナーなら一度聴けば両者の違いは分かると思うけどロックビギナーには区別がつかない音だろう。これはほっとけない事態だ。

 

ほっとけないと言えば、そこに鳴るの情報を求めてネットサーフィンしていた際、"ポスト時雨"として紹介されているメディアを見つけてしまった。正直"ポスト○○"ってレッテルを貼られた時点でそのバンドの未来はある程度決まってしまうと思うんだ。

 

今の状態ではコアなファンだけが内輪でワイワイ盛り上がるだけで、ぜっかく「そこに鳴る」というカッコいいバンドが居るのにいつか埋もれてしまう可能性だってある。

 

熱烈なファンにしてみれば「ぼくたちだけの」「わたしたちだけの」そこに鳴るで良いのかもしれないが、私は良いバンドは多くのリスナーに知ってもらうべきだと常々考えている。

 

というわけで大きなお世話企画。どうすれば「そこに鳴る」がもっと売れるようになるか考えてみた。

 

そこに鳴るはもっともっとギターをフィーチャーすべき

せっかく人を惹きつける突出したギタースキルがあるのだから最大限利用しないと単純にもったいない気がする。自分はガチメタラーでギタリストだがそこに鳴るの音は素直にカッコいいと感じたし、いつまでも聴いていたいと思えた。

 

 

ではここでそこに鳴るの別のMVをご覧いただきたい

そこに鳴る「indelible time」

indelible time

indelible time

  • provided courtesy of iTunes

 

先ほどの曲と比べてギターが少しおとなしくないですか?もったいない。

ここでそのプレイ必要かな?っていう無駄に弾きまくってる感が無くなってしまった。

なんとなくだけど鈴木重厚という男、本当はもっと弾けると思うんです。

 

 

鈴木くん的には本職のメタルギタリストに比べたら、ギタースキルがまだまだだと思っているらしく大学時代『I’m NOT a pirolian』というCDを制作したらしい。

 

このCDのタイトルは造語なのだが"pirolian"というのがピロリアン=ピロピロする人。

ちなみにピロピロというのは早弾きとかタッピングとかを別の言葉で表現するとき、主に用いられるワードです。

 

つまり「私はピロリアンではありません」ということ。もっと簡単に言えば「自分はそこまでギター弾けないよ」ってことが言いたいんですよね。

 

この辺りを現在の鈴木くんや周りの大人たちがどう思っているのか分かりませんし、今のやり方が戦略なのかもしれません。でも自分のテクニックにもっと自信を持ってどの曲でも馬鹿みたいに弾きまくってほしい。

 

現状ではまだまだオリジナリティに欠けるので、そういった部分に特化していけば既存のバンドとの差別化が図れると思う。並のバンドでは足元にも及ばないギタープレイをかましてもらいたい。そこに鳴るはもっと先の次元へ行けるはずだ。

 

 

音楽シーンというのはブームがあってしかるべきだと思うので仕方ない面もあるけど正直同じような邦楽ロックバンド多くないですか?

それにロックなんてものはやりつくされてる感があるので、その中で新しい音を求めること自体ナンセンスかもしれないですけどね。

 

それ以前に、こういった論争は今に始まったことじゃないけど、なんだかなぁって思ってしまう。いちロックファンとしては単純にもっともっと熱くさせてくれるバンドが見たい。新しい可能性に挑戦するバンドが見たい。それだけなんです。

 

 

鈴木重厚はギターヒーローになるべきだ

今の邦楽ロックってなかなか新しいギターヒーローが現れないじゃないですか?

有名どころでMIYAVIとかが居るとはいえ、世の中がそんなもの望んでいないのかもしれないし、ギタリストにヒーロー性を求める文化自体が衰退しているのかもしれない。

 

でもそんな時代だからこそ「そこに鳴る」の鈴木重厚にはロックリスナー達にギタリストはこんなにもカッコいいんだということをあらためて提示してもらいたい。それがバンドのカッコよさにもつながると思う。

 

もちろんギターが上手いからギターヒーローになれるわけでじゃないけど、何かしら道を極めようとする姿は多くの人の心を掴むはず。横山健みたいに。

 

そこに鳴るというバンドにはそうなってもらいたい。いつかレジェンドと呼ばれるような、そんな存在に。

邦楽ロック界に風穴を開けてくれ。マジで期待してるぞ。

 

心から応援しています。


METALIN [ そこに鳴る ]