【名盤】洋楽ポストハードコアの名曲 揺るぎないナンバーワンソング
本日のエントリーはポストハードコアの話題。
念のためポストハードコアって何?という方はこちらをどうぞ↓
定義としては曖昧な部分もあるが簡単に説明。
ハードコア直系のヘヴィなリフが特徴。
随所でスクリームするがサビは概ねメロディアスになっていてクリーンボイスで歌唱する。
いろいろ意見はあるでしょうが基本的にはこんなジャンルです。
ちなみにメタルコアもリフが少しメタリックになっているだけでほとんど変わらない音楽性ですね。
でもって今回は洋楽ポストハードコア私的ナンバーワンソングの紹介。
ポストハードコアというジャンルは昔から大好きで、それこそスクリーモなんて言われてた時代から聴き続けています。
この記事を書く際に久しぶりに所有してるポストハードコアバンドのCDを調べてみたら500枚程度でしたので先達の方々に比べれば足元にも及びませんがその中からナンバーワンを決めました。
数千曲から1番を決めるというのは正直難しい話ではあります。
その日の気分などで印象が変わることがありますし、どれも一長一短あるので単純には比較できませんでしたが、トータルで聴いてきた回数や単純に最近の気分を考慮しノリで決定しています。
あらかじめ断っておきますが勝手な見解に基づく完全な独断です。
今回は"おすすめ"ではなく"ナンバーワンソング"ですので
「ケッ!あのバンドの方がかっこいいわ」
といった解釈の違いで不快な思いをさせる恐れもあります。
音楽が好きならそういった感情が湧いて来るのが当然で、そうでなければ面白くありません。みんながみんな同じ意見じゃつまらないですしね。
所詮こんなものは音楽好きな素人の戯言ですので生暖かい目でご覧ください。
洋楽ポストハードコアの揺るがないナンバーワンソング
In Fear and Faith 「faith a creeping dose」
In Fear And Faith - A Creeping Dose
ズバリこれです。
In Fear and Faith(インフィアーアンドフェイス)の「A Creeping Dose」
ドラマチックなイントロで幕を開け、Aメロ?はお決まりのスクリーム。
それが終わるとクリーンパートに移行しサビでは圧倒的解放感&高揚感。
ギターとともにキーボードがフィーチャーされていて独特の空気感を演出。
シンフォニックメタルにも通じる幻想的な雰囲気を持ちながら、モダンヘヴィネスを完璧に体現。極上のメロディで聴かせるエモいサビでは絞り出すようなボーカリゼイションが胸を打つ。
ラストのスクリームパートでは不穏な空気を漂わせながら曲が終わっていくためリスナーに不思議な余韻を残している点も見逃せない。
ポストハードコアという観点だけではなく、現代におけるヘヴィミュージックのひとつの到達点ではないでしょうか。
自分には英語の語学力がまったくありません。
だから洋楽は基本的に何を言っているかわからないけど、この曲に関してはそんな自分でも胸に突き刺さる何かがあったんですよね。
「A Creeping Dose」の良さを知ってもらいたくていろいろな人に聴かせていますが、ほとんど人はがIn Fear and Faithのことを好きになっています。
それくらいパンチの効いたキラーチューンだと思っています。
ちなみにあなたはこのバンドご存知だったでしょうか?
USポストハードコア界ではまぁまぁの認知度だったと記憶していますが、再生回数から言えばそれほどでもないのかもしれないですね。
「A Creeping Dose」は2012年リリースされた「In Fear and Faith」というセルフタイトルのアルバムに収録。シングルカットもされておりバンド渾身のナンバーだというのが伺えます。
元々クリーンとスクリームは別のボーカリストが務めていましたが、スクリーム担当が抜けたためクリーンボーカルがスクリームも担当しています。
残念ながらIn Fear and Faithはこのアルバムを最後に解散。
該当のアルバムには「A Creeping Dose」以外にも良曲が満載です。
この曲が気にいったらぜひ!
次点 Destroy Rebuild Until God Shows「If You Think This Song Is About You, It Probably Is」
※MVに虫が出てくるので苦手な人は注意!
Destroy Rebuild Until God Shows - If You Think This Song Is About You, It Probably Is
タイトルなげ
ついでということで次点も紹介。
バンド名は頭文字を取って「D.R.U.G.S.」と表記されることも多い。
ポストハードコアというジャンルはサビでテンポを落とし綺麗なメロディを聴かせる手法がもはや様式美のような趣さえ感じられますが、この曲はテンションを抑えたAメロ、Bメロから疾走感のあるサビに突入するという日本人が好みそうな構成。
スクリームとクリーンパートのバランスも秀逸で何度聴いても飽きません。
全体的な評価で今回は「In fear and Faith」に軍配が上がりましたが、突進力や暑苦しさランキングすれば「D.R.U.G.S.」が勝っていたことでしょう。
この「Destroy Rebuild Until God Shows」というバンドはアメリカ出身の人気ポストハードコアバンド「chiodos」のフロントマン「クレイグ・オーウェンズ」が同バンドを不当な理由でクビになったあと結成したバンドです。
そのためかわかりませんが「D.R.U.G.S.」のアルバムには怒りのような負のエネルギーが充満していて鬼気迫るものがあります。
こちらはグッドメロディ満載捨て曲なしの名盤です