のりオト。

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音楽コラムやCDレビューなど音楽中心の雑記。たまに信長の野望201Xの話題も

炎上覚悟でロックの定義を思うがままに書いてみる

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今回は私が考える「音楽におけるロックの定義」について語ろうと思います。タイトルに"炎上覚悟"と書いたけど、どうせこんな弱小ブログは多くの人の目に触れることがないので、心の赴くまま好きなように書かせていただきます。

 

炎上するくらいの人気ブログになってくれたらいいな。

 

 

まずはじめに、本来の音楽ジャンルであるロック(音楽)の意味はwikiを読めば一発で解決するので今回はそこには触れません。

ロック (音楽) - Wikipedia

 

私の考えるロックとはこれだ!

いきなり本題に入っちゃいますけど、音楽におけるロックというのはそのものズバリ「生き様」だと思っています。リフがゴリゴリだとかボーカルが叫んでるとか音自体は問題ではなく、音を出しているその人の生き様がロックそのものではないかと。

 

つまり生き様さえロックであれば、たとえギターが歪んでいなくてもロックです。というかギターが存在しなくてもロックです。極端に言えば童謡でも演歌でもクラシックでもロックです。

 

それらを踏まえて、世の中にはロックのカテゴリーに分けられている音楽がたくさんありますが、そのほとんどは「一般的に考えられるロックという音楽の枠組みをなぞっているだけ」と私は考えています。

 

では「一般的に考えられるロックの枠組み」とはどういったものを指すのかというと、エレキギターがあってエレキベースがあってドラムがあって多少なりともやかましければ「ロックの枠組みをなぞった音楽」と言えるのではないでしょうか。

 

 

特にロックに触れたばかりの若いリスナーなら

「ギターが歪んでなきゃロックじゃねー」

「バンドじゃなけりゃロックじゃねー」

 

↑これに似た感じの認識でロックを聴いている人も多いはず。

 

 

こうしたバンド構成でギターがうなりを上げているような音楽をロックのカテゴリーに入れてしまうと、大変なことが起こってしまいます。

 

日本一のアイドル集団ジャニーズの楽曲の多くが、ロックのカテゴリーに入ってしまいます。実はTOKIOKAT-TUNをはじめジャニーズの楽曲には結構ゴリゴリの曲が存在しています。(特にアルバム収録曲に目立つ)

 

だからといってジャニーズは決してロックではありません。それは誰しもが認識していること。あと似たような感じで言えばアニソンの分野でしょう。

アニメの楽曲をひも解くと実はメタルの要素を含むものがたくさん存在しています。また、アニソン界にはメタルミュージックの分野で活躍した人たちが多く在籍していることでも有名。

 

分かりやすい例だとLAZYの影山ヒロノブなど

 

こうした現状のアニソン業界でも楽曲がロックっぽいだけでやはりロックではありません。ジャニーズにしろアニソンにしろ、そこにロックの精神が宿っていない限りそれはロックとは呼べません。

 

 

アイドルのロックフェス出演について思うこと

最近はロックフェスにアイドルが出演することが多くなってきています。それについてあなたはどうお考えでしょうか?私としては現状では誰が何と言おうが反対です。

 

なぜかと問われれば、今の時代アイドルはどこまでいってもアイドルだから。

 

楽曲がいくらカッコよかろうが歌がソウルフルだろうが関係ありません。アイドルになると決めた時点でそれはロックな生き様ではないと私は考えるからです。

 

 

それより何より大前提としてロックフェスには生粋のロックミュージシャンのみが出演するべきだと考えています。

 

自分らで"ロックフェス"と銘打っているイベントならなおさらで、それは当然のけじめではないでしょうか。集客等の問題でアイドルを出演させなければ運営していくのが厳しい現状も理解できますが、アイドルを出演させなければ存続できないようなフェスはいっそなくなってしまうべきだと思う。

 

 

 

話が逸れましたが、なぜ今の時代に「アイドルになりたい」という考えがロックではないのか?それは時代性が大いに関係しています。

ときは空前のアイドルブーム。有象無象のアイドルが跋扈しています。そんな時代に流行りものに乗っかろうというその心根がもはやどうしようもなくカッコ悪いわけです。そんな考えがよぎった時点でロック失格者となります。

 

 

「ギターを持たないパンクバンド」というキャッチコピーで絶大な人気を誇る「BiSH」。

最近ようやく曲を聴く機会があったのですが、素直にカッコよかったです。曲自体はロックでパンクでハードコアで相当なクオリティがあり聴きごたえ抜群で最高だと思います。多くのロックファンが惹かれるのも当然かと。

でもやはり曲の評価は所詮作家に対する評価であり彼女たちが作詞を担当しているとはいえ胸に刺さるものはありませんでした。どこまで行ってもアイドルはアイドルなんだなという印象。

 

 

それから、これは声を大にして言いたいことですが、パンクバンドとか簡単に言わないでいただきたいんです。月並みだけど本気でパンクバンドをやっている人に謝ってほしい。まぁこんなキャッチコピー付けたのはお金儲けしたい大人だと思うので彼女たちは何も悪くありませんが。

 

もちろんBiSHが泥臭い活動をしてきたことは承知しています。アイドルの既成概念を壊してここまで上り詰めてきたことも分かりますし、その努力は素直にすごいなと感動すら覚えるほど。だから、その活動における精神がロックスピリッツに溢れ、パンクな生き様だということも理解はできます。でもやっぱり今の時代にアイドルで生きていくと決めたからにはどこまでいってもアイドルからロックは感じられません。

 

たとえば、BiSHにロックフェス側から出演オファーがあった際に「私たちはアイドルだからロックフェスには出られない」と各メディアに胸を張って言ってくれたら少しだけロックに近づけたのに本当に残念です。

多くのアイドルが何も考えず(実際はいろいろ考えているでしょうが)ロックフェスに出演している中、そんなことを言うアイドルがいたらとてつもなくカッコよくないですか?BiSHにはそれが出来る可能性を感じていたのでなおさら残念です。

 

 

ロックバンドと呼ばれているのに実はロックではないバンド

ここまで語ってきた考え方に当てはめていくと、現在活躍している"ロックバンド"と呼ばれる存在も、実は"ロックではないバンド"がたくさん存在することがお分かりいただけたと思います。

 

まだ挙げていない例で言うと流行っているジャンルに迎合してしまうバンドです。

もちろん売れるためには「流行りに乗る」というのは仕方ないことで、方法論としては決して悪いとは思いません。でも今回は「ロックとは何ぞや」という話題ですのであしからず。

ちなみに「ロックは売れたいと思っちゃダメだ」みたいな風潮も一部で存在しますが、「売れたい!」という想いを過剰なまでに声高に発信しているならむしろ逆にカッコいいと思ってしまいます。

 

 

話を戻して、流行りに乗ってしまうバンドの件。

先ほどよりもっと具体的な例を挙げるなら「MY FIRST STORY」。

 

彼らは武道館でもライブを行うなど、その人気は飛ぶ鳥を落とす勢いです。そんな「MY FIRST STORY」ですが私はこのバンドをロックだと思ったことは一度もありません。

 

そもそもが事務所に作られたバンドですし音楽性は流行りのラウドロックオルタナ、ポストハードコアといった感じで当たり障りない流行を抑えています。

 

そして、それらのエピソードを軽く吹っ飛ばすほどカッコ悪いのが完全にお兄ちゃんの模倣だということ。楽曲タイトルの付け方とか痛々しいほど真似ています。

 

こうした行いはロックとしては致命的で、ロックとしてのカッコよさは微塵も感じられません。よってMY FIRST STORYはロックバンドではなく「ロックというジャンルの音楽をやっているバンドのような集団」ということになります。

ちなみにマイファスの曲、私自身は相当に好きです。ALONEなんて何回聴いても飽きないくらい。

ALONE

ALONE

  • MY FIRST STORY
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 でも残念ながらロックじゃない。

 

 

ロックのイメージ

一般的にロックと言えば「反社会的」「反体制」「反骨精神」みたいなイメージで語られることが多いですよね。でもこれって実は誤ったイメージが定着しているだけ。元々はそこまで過激なイメージではなく、ざっくり言ってしまえば「不良の音楽」といったレベルの物でした。あと、現代と似ていますがファッションの一部みたいな認識もありました。

 

そんな、たかが「不良の音楽」「ファッション」だったロックですが、当時の社会情勢であったり、パンクロックやモッズの出現など多くの要因が重なり、現在のような過激なイメージで語られるようになったといわれています。

 

つまり現在のロックのイメージはパンクやモッズのイメージが大きく影響していることになります。これを踏まえてですが、私としては、あえて「ロック全般=反骨の音楽」だと認識しています。間違っていようが何だろうがカッコいいからそれでいいんです。

 

あとよく言われるのがロックは「弱者の音楽」ということ。それにもすごく共感出来て。音楽に限らず、弱い存在だからこそ "見えるもの" "出来ること" ってあるじゃないですか?この辺りの微妙な表現が言葉で表せられませんが「心を震わせる何か」を放つことが出来るのがロックな人間だと思います。そんな人間の奏でる音楽がロックになるのではないでしょうか。

 

あなたにとってのロックとは何か?

これを考えながら好きなバンドの曲を聴けばまた違った世界が見えるかもしれませんよ。