【ベイエリア・スラッシュ名盤ベスト6】 TESTAMENTなど 絶対聴くべきスラッシュメタルのおすすめ
今回は「ベイエリア・スラッシュメタル」のおすすめを紹介していきたい。
筆者は他人様に音楽を勧めるのが趣味だ。
あまりメタルを聴いたことのない所謂"メタラー初心者"に、スラッシュメタルのおすすめバンドを伝える際、大抵はスラッシュメタル四天王を挙げている。
伝える相手がメタル初心者でない場合は、ベイエリア・スラッシュメタルから適当に見繕ってすすめるようにしている。
ベイエリアクランチとも呼ばれるこの音楽ジャンルは、何を隠そう私が最も好きなメタルミュージックのひとつ。
ベイエリア・スラッシュには、スラッシュメタルのカッコよさはもちろん、ヘヴィメタルとは何ぞやということを説明する際にも丁度いい塩梅で相手に伝えることが出来る。
世の中に音楽ジャンルがいくつあるかわからないが、ベイエリア・スラッシュメタルに出会えて本当によかったと心から思える今日この頃。
このベイエリアスラッシュというジャンル、有名どころでは「EXODUS(エクソダス) 」「METALLICA(メタリカ) 」などがいる。
METALLICAといえば、あまりにもメジャーなモンスターバンドである。
普段「メタル」はもちろんロックを聴かない一般的なリスナーまでもその名前を知っているというから驚きだ。
で、今回紹介していくバンドは比較的マイナーなものを選んだ。
いまさら大御所をすすめられても仕方ないと思うし。
ということで、前置きが長くなってしまったが、一度は聴いてほしいベイエリアスラッシュメタルの名盤を紹介をしていこう。
- ベイエリア・スラッシュの名盤
- ベイエリア・スラッシュ名盤 まとめ
ベイエリア・スラッシュの名盤
ではここから各バンドの紹介と共におすすめの名盤を紹介していこう。
TESTAMENT(テスタメント)のおすすめ名盤
TESTAMENTはかなりの知名度を誇るバンドではあるが筆者が好き過ぎるためここはご了承いただきたい。
メタルをつい先日聴き始めたというようなビギナーでもない限り、知っていて当然のバンドだが改めて彼らの魅力を紹介していきたい。
世の中に数えきれないほど存在するメタルバンドの中で、筆者が人生で最も聴いているのがTESTAMENTである。
チャック・ビリーの野獣の如きボーカル、キャッチーなリフと歌メロ、曲によってはデスラッシュにも聴こえるようなバイオレンスなフレーズが大好きな理由。
ベテランであるがゆえ、ある程度バンドのカラーが出来上がっているが、作品リリースの度に、未だそのカッコよさを更新し続けている驚異的なバンドだと思っている。
メタルに限らず、キャリアを重ねたバンドほど、新譜が退屈になっていくのは世の常である。しかしTESTAMNETは、基本スタイルを踏襲しつつほどよくトレンドもうまく取り込みながらその都度アップデートしてきた。
新譜のリリースが待ち遠しいバンドというのはいくつかあるけれど、彼らの作品が発売される直前は、遠足の前の小学生のようにワクワク感が襲ってくる。
おすすめアルバム「Brotherhood Of The Snake」
「Brotherhood Of The Snake」というアルバムは、彼らの作品の最も好きな作品で本当に何回聴いたか分からない。
明らかな捨て曲が存在しないのはもちろんの事。
少し大袈裟な表現ではあるが、初めて聴いたときは「こんなにカッコいい音楽がこの世に存在して良いのか」と本気で思っていた。
TESTAMENTはお気に入りということで、1stアルバムから聴き込んでいるけれど、彼らの楽曲で最も好きなのは「D.N.R (Do Not Resuscitate)」
イントロのリフが最高にイカしている。
筆者は「D.N.R (Do Not Resuscitate)」をコピーしたこともあるが、そこまで難しいプレイは要求されない。
ある程度覚えるだけなら一日もあれば十分なのだが、このイントロのキャッチーさはちょっと真似できないなと思った。
「D.N.R (Do Not Resuscitate)」が収録されたアルバム「D.N.R (Do Not Resuscitate)」も粒ぞろいでおすすめである。
1枚だけすすめるとなると最初に紹介した「Brotherhood Of The Snake」が断トツで良い。
徹頭徹尾ピュアなスラッシュメタルが鳴っている大名盤。
まだ聴いたことのない方はこの機会にぜひ。
ベイエリアクランチの神髄を体感してみてほしい。
レビューもしているのでよかったらのぞいて行ってください
Heathen(ヒーゼン)のおすすめ名盤
次に紹介する「Heathen(ヒーゼン)」というバンドは、リリースが少ないし名前もあまりメディアに登場しないので比較的マイナーだと思ってチョイスした。
ベイエリア・スラッシュに限らず、相当メタルが好きで聴き込んでいる人じゃないと「Heathen」にはたどり着かない気がする。
そんなHeathenは、1991年に一度解散している。
その後、紆余曲折あり2001年に活動再開。
2012年にはNuclear Blastと契約し現在も活動中。
詳しくはwikipediaをご参照ください
Heathenの楽曲は決して派手さはないものの、スラッシュメタルの持つ様式美を貫いている。メタラーなら誰もが思い描く「スタンダードなスラッシュメタル」を体現していると言ってもいいだろう。
Heathenは「パワーメタル」寄りの音楽スタイルと形容されることもあるが、個人的にあまりそのイメージはない。
これは聴く人によって解釈が変わってくるのかもしれないが、筆者は純粋なスラッシュメタルと捉えている。
ボーカルは特に優れている箇所はないけれど、クセのないタイプでもあるので嫌いと言う人はあまりいないだろう。
長期間の活動停止をはさんでいるため、活動年数の割にリリース数は極端に少ないが、どのアルバムもクオリティが高い。楽曲構成がよく練られており丁寧に制作された印象がある。
おすすめアルバム「The Evolution Of Chaos」
活動再開し18年ぶりにリリースされた3枚目のフルアルバム。
久しぶりの作品で少し心配だったが、期待を裏切らない高品質のベイエリアスラッシュメタルが堪能できる。
当たり前だが、以前のアルバムと比較して格段に音質が向上している。
音楽性は解散前とほとんど変わっていないため、Heathenのカッコよさが音質の向上と共に増幅されたような印象を受ける。
フックの効いたリフが満載でクセがなくとにかく聴きやすい。
楽曲構成もよく錬られており、飽きずに繰り返しリピートできる点もおすすめできるポイント。
カッコいいリフと耳に残るキャッチーなメロ、言葉にするとそれだけのことだが、その部分が一番難しかったりする。
特に滅茶苦茶優れているという事もないけれど、万人に勧められるオールマイティで普遍的な魅力は彼らならではだと思う。
「派手さは必要ない。普通にカッコいいバンドが聴きたい」というメタラーにはどストライクなはず。
WARBRINGER(ウォーブリンガー)のおすすめ名盤
2004年 アメリカ、カリフォルニアで結成された新世代スラッシュメタルバンド。
2000年代後半のスラッシュメタル・リバイバルムーヴメントにて知名度を上げた。
ザクザク刻むギターリフと、延々とドコドコいっているドラム。
笑ってしまうくらい愚直に往年のベイエリアスラッシュメタルを体現している。
WARBRINGERは基本的には大好きでおすすめのバンドだが、個人的にアルバムの当たり外れがあるので聴くべきアルバムを厳選してみた。
- Worlds Torn Asunder(2011)
- Vi: Empires Collapse(2013)
- Woe To The Vanquished(2017)
この三枚がおすすめなので機会があればぜひ聴いていただきたい。
上記の中で特におすすめは以下の作品
おすすめアルバム「Vi: Empires Collapse」
フルアルバムは2020年現在6枚リリースされており、上に挙げた以外の物はリードトラック以外が印象に残らなかったので今回は外したが、聴き込んでみたらまた印象も変わるかもしれない。その時は記事更新しておきます。
HATRIOT(ヘイトリオット)のおすすめ名盤
EXODUSのヴォーカリスト、スティーヴ“ゼトロ”スーザを中心に、ゼトロの息子であるコーディ・スーザ(b)らと共に活動を開始する。
ゼトロのもうひとりの息子であるニック・スーザも後にメンバーとして加入。
まるで家族経営のようなバンドだ(笑)
その後、ゼトロはEXODUS復帰に伴いバンドを脱退。
息子のコーディ・スーザがボーカルを兼任することで現在もバンドは活動中である。
というわけで、強烈なフロントマンが現在はいなくなってしまった。
しかし、父親譲りの歌声を聴かせてくれるコーディ・スーザが、予想以上に素晴らしいため今回チョイスした。
HATRIOT(ヘイトリオット)は、EXODUSよろしく古き良きベイエリアスラッシュを体現しているバンドで、脱退前はおそらく「ゼトロ」がイニシアティブを執っていたと思うが、ゼトロ不在の3rdアルバムでも及第点以上のクオリティの楽曲を提示してくれた。
おすすめアルバム「FROM DAYS UNTO DARKNESS」
HAVOK(ハヴォック )のおすすめ名盤
ベイエリアスラッシュ直系のザクザク刻む個性的なクランチ・リフがクセになる。
この界隈では比較的有名なバンドかもしれない。
デビュー作からスラッシャーの高い評価を得ていたが、その期待を裏切らない完成度の高いアルバムを毎度リリースし続けている。
往年のベイエリアスタイルを踏襲しつつ、HAVOK独自のオリジナリティが炸裂した個性的なリフは何度も聴いても飽きない中毒性を誇る。
おすすめアルバム「TIME IS UP RE-ISSUE」
HATCHET(ハチェット )のおすすめ名盤
HAVOK同様のザクザク刻む尖ったリフに、どこまでも前のめりなリズム隊など、ベイエリアスラッシュのお手本のようなバンドである。
あまりにも愚直に再現しているためオリジナリティという点では物足りないかもしれない。あと、ボーカルに少しクセがあるため評価が別れるかもしれない。
しかし、往年のスラッシュスタイルをモダンサウンドで味わいたいというスラッシャーなら琴線に触れるかと思う。
おすすめアルバム「Dawn of the End」
ベイエリア・スラッシュ名盤 まとめ
ということで、ベイエリア・スラッシュというジャンルに絞ってバンドを紹介してきたがいかがだっただろう。
こちらのおすすめ企画は他の記事同様に時期をみて随時更新していきます。
チェックよろしくお願いします。
それではまた。
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